そのままでいいから、そばにいて。

映画『STAND BY ME ドラえもん２』を観てきた。

いやー、もう ”ドラ泣き” である。のび太の結婚式 × おばあちゃんなんて反則コンボを使ってるんだから当然といえば当然なのだけれど、見事に、気持ちよく泣かされた。

ストーリーはネタバレも何もない。予告編を観た時点で、全員が思い描く通りに進む。でも、やっぱりいい。過去と未来を『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいに行き来するのも面白かった。

そして、なんと言っても、しずかちゃんがいい。

「そのままでいいから、そばにいて」

今回のメインコピーとなっている一言は、しずかちゃんののび太に対する思いだ。なぜそこまで思えるのかについては残念ながら描かれていなかったけれど（「３」はそんな話になるのかもしれない）それでもグッときた。そんなふうに思って愛してくれる人が一人いることは、のび太にとって大きな救いだと思う。

あと、細かいことだけれど、CGで描かれた未来の社会がすごくよかった。
音声認識で動くスクーター、全天候型の結婚式場、「こんな未来になったらいいな」と素直に思える。こんなに明るい未来を描いた作品って、他にあるかなと考えたけれど、すぐには思いつかなかった。

ドラえもん50周年記念作品にふさわしい、ど真ん中ストレート。
こういうのを鼻で笑う人もいると思うけれど、僕は好きだなあと思った。

ちなみに、予告編もすごくいい。
もしかしたら本編よりも泣けるかもしれない。