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そこは「だいじょぶだぁ」であってほしかった。

志村けんさんが、昨日、亡くなったそうだ。

身内でもなんでもないのにショックで、ヤフーニュースのページで関連する情報を読み漁っている。何かを埋めようとするみたいに。

失くしてみて、意外なほど存在感が大きかったことに気づく。ドリフもカトちゃんケンちゃんもバカ殿も変なおじさんも。そして、僕が父と二人で唯一行った舞台も志村さんの『先ず健康』だった。

感染の一報が入ったときから、この話は「だいじょぶだぁ」でオチをつけるためのものだと思い込んでいた。沈滞気味のムードを払拭してくれる、よくできた筋書きだと。だからこんな結果になるとは思いもよらなかった。

でも当たり前だけれど、人生は何が起こるかわからない。

今頃、天国でいかりやさんに

「バカ!シムラ!そこは『だいじょぶだぁ』だろ!」

と怒られているかもしれない。あのガラガラ声で。お笑いの神様みたいになっても、なんとなくその頃の「シムラ」の印象が残っていた。だからこそ好かれていたのだと思う。

キャラクターやギャグを思い起こしてみる。いったいどれほどの人を笑わせてきたことだろう。その全部がいきいきと僕らの中に生きていて、そして今日、それが喪われたのだ。

そんなわけで、なんだかしょげている。
残念だなあ。つくづく残念だ。

でも、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。

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