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共にいること。いてくれること。

三日前から続くお風呂でのギャン泣き。
昨日は胸にガーゼ、大きな音を立てないようにし、浴室もシャワーをかけて温め、嫌がるものがないよう細心の注意を払った。

僕が先にからだを洗って湯船につかり「立ち上がって受け取るのがいいのか、湯船に浸かったまま受け取るのがいいのか」と迷っているうちに赤ちゃんが入ってきて、中腰で受け取ったらすぐ泣いた。

いままではお湯につけた後だったのに、今日はその前から泣きはじめた。
本格的にお風呂嫌いになってしまったかもしれない。ショックだった。

けれど、以前のように就寝まで落ち込むことはなかった。
なぜなら、奥さんもいっしょに浴室にいてくれたからだ。

お風呂に入れるのは僕の担当で、その間に奥さんは夕飯の準備をする。いままではそんなふうに家事を「分担」していた。けれど、あまりにしんどいので、昨日は「いっしょに入って見てくれる?」と頼んだのだ。

実際、浴室で奥さんがすることはほぼなかった。けれど、僕自身の心理的な負担がぐっと減った。ただいてくれるだけで、こんなに気持ちが楽になるとは。

以前、奥さんが授乳のことで悩んでいたとき、僕はなにもできないからとその時間、自分の用事を済ませていた。そのことが「独りで解決しなければ」と奥さんを孤立させてしまった気がする。

なにもできないまま、いっしょにいてもよかったのだ。
育児においては「分担」だけでなく「共にいること」が必要な場面があるのだから。

ただのお風呂の話なのだけれど、案外、大事なことを学んだ。
子育てってすごいな。

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