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梶谷巨人入りで発生する人的補償のプロテクトを考えてみたり、プロテクト対策の為のトレードを妄想してみる話

 開口一番でなんなんですが、まさか梶谷隆幸選手が巨人に移籍するとは思わんかったっすね~。

 というよりFAするとすら思っていなかった。年齢も32歳とプロ野球選手としてはベテランの域に達しておりますし、今年凄く良かったとはいえ去年一昨年と怪我やらなんやらでそんな出ていなかったので、申し訳ないのですがFA権を取得している事すら気付かなかった。

 スポーツ報知によれば巨人が提示したのは4年8億。36歳シーズンまでという事で多少長く感じますが、他紙は3年5億と報道されているのでおそらくですが4年目は球団による選択制、で3億分の出来高が付いてくるという契約なのではないかと。まあ僕が出す訳じゃないので固定給でもいいのですが(笑)おそらくそういう契約なのではないかと思います。

梶谷隆幸(DeNA時代)

 そういや髭もなくなるんですね。

 それでここから本題なのですが、読んでくださっている方もご存知の通り梶谷選手はBランクの選手であります。FA制度はチーム内の日本人登録の年俸順にランクが振り分けられ、1~3位までがAランク、4~10位までがBランク。このBランクまでがいわゆる"人的補償"の発生する枠になるわけですな。

 横浜→巨人のFAで言えば過去に村田修一選手の人的で藤井秀悟投手が、山口俊投手の人的で平良拳太郎投手が移籍して活躍してますし、戦力として侮っちゃいけない枠になりつつあると。

 今回は梶谷選手の移籍に伴って発生する人的補償で誰をプロテクトして誰を外すのか考えてみたり、手前勝手ではございますがプロテクト対策としてこういうトレードはどうだろうという話をさせていただこうと思います。

 もちろんね、「こいつが入ってないじゃねえか!」というご指摘があるかとは思いますし、各々違う意見がおありと存じます。僕がバカなプロテクト考えてるな~(笑)と思った時は、どうぞコメント欄で代案を書いてください。そうしていただけると非常に助かります。

 そして妄想企画とはいえ選手一人一人にファンもいらっしゃいます。もし不快に感じられた場合は申し訳ありません。始める前に謝らせていただきます。

・ぼくがかんがえたさいきょうのプロテクト

 まず始めに、今現在チームに支配下として所属している日本人選手を書いていきます。

戸郷翔征
大竹寛
菅野智之
田中豊樹
野上亮磨
高橋優貴
田口麗斗
鍵谷陽平
畠世周
太田龍
桜井俊貴
古川侑利
中川皓太
今村信貴
戸根千明
高梨雄平
横川凱
大江竜聖
井上温大
沼田翔平
堀岡隼人
投手21名

増田大輝
陽岱鋼
中島宏之
坂本勇人
丸佳浩
亀井善行
小林誠司
大城卓三
岡本和真
炭谷銀仁朗
吉川尚輝
石川慎吾
若林晃弘
岸田行倫
立岡宗一郎
重信慎之介
田中俊太
北村拓己
松原聖弥
菊田拡和
増田陸
松井義弥
山瀬慎之助
香月一也
湯浅大
伊藤海斗
野手26名

 現在47名。菅野投手の去就がわからない状態ですか、とりあえずは入れてみました。

 ここから更に28名に絞り、残った19名が人的補償対象選手となるわけです。

 まあ例のセコい育成プロテクトもあり(笑)この時点でまあまあ守れる人数にはなってるのかなと思います。ただし有望な選手も何人か漏れると。

 まず発表しちゃいましょう。僕の考えたプロテクトはこちらです!

プロテクト28名

1増田大輝
2坂本勇人
3丸佳浩
4亀井善行
5戸郷翔征
6小林誠司
7大城卓三
8岡本和真
9高橋優貴
10炭谷銀仁朗
11田口麗斗
12吉川尚輝
13畠世周
14太田龍
15若林晃弘
16岸田行倫
17中川皓太
18重信慎之介
19今村信貴
20田中俊太
21北村拓己
22高梨雄平
23松原聖弥
24横川凱
25大江竜聖
26山瀬慎之助
27井上温大
28湯浅大

プロテクト漏れ選手

陽岱鋼
中島宏之
大竹寛
田中豊樹
野上亮磨
鍵谷陽平
桜井俊貴
石川慎吾
立岡宗一郎
古川侑利
戸根千明
菊田拡和
増田陸
松井義弥
香月一也
沼田翔平
堀岡隼人
伊藤海斗

未定

菅野智之

 まあこんな感じなんじゃないかと。

 プロテクトリストを提出する時期によって菅野投手を入れるかどうかは変わりますが、入れるとしたらまあ湯浅選手あたりを抜くかもしれません。

 とりあえずこの形で一回解説してみようかと思います。まず大竹投手、鍵谷投手といった一軍レベルのリリーフを外してみました。「どうして外すんだ」とお怒りの声が上がるかとは思いますが(笑)個人的にはこの二人はもちろん戦力としては頼りになりますが、来年以降少し力が落ちるのではないかと予想しております。

 大竹投手は僕自身noteの題材にさせていただいたくらい好きな投手ではあるのですが、一回怪我して復帰してからどうもボールの調子が良くないと。これが若手~中堅くらいの年齢であれば気にしないのですが彼はもうベテランもベテランであり、少しでも力が落ちると一気にガクンと下がってしまうのではないかと。

 鍵谷投手は今年もピンチの場面などで活躍してくれましたが、元々140中盤くらいのストレートとスライダー、フォークなどで組み立てていくピッチャーでありまして、凄みという部分は正直そこまでない。

 で来年セ・リーグ3年目なので、そろそろ相手打者も対応してくる頃だと思うんですよね。

 他にもベテランでは陽選手、中島選手を外してます。中島選手は単純に年齢ですね。今年はよく復活してくれたと思いますが、正直来年の活躍を期待できるかは未知数。それにあと稼働して1~2年だと思うので、それだと期待できるかはともかく若手~中堅を囲っておいた方が良いのではないかと思ってます。

 陽選手は…まあ今季の使われ方を見たらわかるでしょう(笑)あの使い方でプロテクトしてたら逆に面白いですけどね。

 亀井選手も外そうか悩んだのですが、2年前内海投手、長野選手が人的に選ばれたのを鑑みるとさすがに亀井選手までとなるとファン感情が許さないのではないかという気がしますね。

 そして漏れた選手の中からDeNAさんにおすすめしたい選手なのですが、個人的には二人います。

堀岡隼人

戸根千明

 堀岡投手は今季12試合に登板して防御率7.82と、成績だけ見たら「どこがおすすめなんだ」と思われるかもしれません。

 しかし球場別で見ますと東京ドーム、横浜スタジアムで無失点に抑えている一方で甲子園では45.00とボコスカに打たれている(笑)

 彼の投げ方が少し立ち投げ的なんで、おそらく柔らかいマウンドの球場に合わないのではないかと思うんですよね。

 加えて堀岡投手はシーズン終盤に二軍で先発に転向し毎試合抑えておりました。球速も140中盤~後半を叩き出し、武器であるフォークで空振りも奪える。カーブとかもあるのでわりと先発向きだったんですよね。

 戸根投手は今季一軍登板なし。怪我の影響からか、途中から二刀流に挑戦し野手として二軍戦に出場しておりました。

 しかしフェニックスリーグでは投手復帰も果たし抑えていたので、元々はそこそこやれるリリーフでしたし、人的で貰える選手としてはかなり良い部類の選手だと思うんですね。

 でまあこういう選手達が確実に漏れる状況でありますので人的とはいえDeNAさんサイドにも悪い話ではないと思うのですが…ここで一つ巨人ファン的に考えますと。

・プロテクト対策トレード案

 まだ交渉してるかもよくわからんのですが、東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手がFA宣言した翌日、まさかの北海道日本ハムファイターズが調査していると報道されました。

 獲得すれば福岡ソフトバンクホークスから出戻りした鶴岡慎也選手以来。純粋な獲得となると現在侍ジャパンの監督をされていらっしゃる稲葉篤紀さん以来の獲得という事で、まあ非常に珍しいと。

 ただし小川投手も人的が発生するBランクの選手なので、獲得した場合は日ハムもプロテクトを作る必要がある。

 来年こそは悲願の日本一を達成したい巨人。再びパ・リーグ優勝するために次世代の選手を手離したくないであろう日ハム。当然DeNAやヤクルトも選手に出ていかれる以上は人的で補強したいでしょうが、ルールの中でプロテクトリスト提出前や人的を選んでいる最中にトレードするのもこれまた自由であるという事で。

 例えば巨人と日ハムで複数トレードを敢行するのも手じゃないかと思うんです。

 例えば巨人ですが、梶谷選手が来る事によって左の外野手が飽和状態になります。丸選手、亀井選手、今年ブレイクした松原選手など結構いるわけでありますが、おそらく来季一軍出場するのが難しくなるであろう左の外野手がいます。

重信慎之介

 2015年にドラフト2位で早稲田大学から入団した重信選手はここまで比較的順調にキャリアを積み上げてきました。まず俊足ですし、少し屈みながらスイングする打法で主にアウトローの速球に対応します。今年神宮球場で石山投手から放った逆転ホームランが印象的でしたね。

 しかし今季途中から同じタイプの松原選手が台頭。重信選手と同じく俊足で、300打席で3HRを放つコリキもあり、そして何より肩が強い。

 重信選手は残念ながら肩が弱く、丸選手加入後は主にレフトを守っているのですが、やはり外野で日本人であればライト適性がほしい。梶谷選手が加入するのでライトの出場も難しくはなりますが、やはり松原選手と比べるとどうしても重信選手は能力面で落ちてしまうわけですね。

 一方で日ハムはオフに西川遥輝選手がポスティングしましたよね。ドラフト2位で中央大学の五十幡亮汰選手を獲得しましたが…当て馬要員必要じゃないですか?(笑)

 重信選手は五十幡選手と同じくセンターを守れて脚が速い。彼らを競争させてどちらかが負けてもどちらかを代走や守備固め要員として使えます。何しろ札幌ドームは下が固いですから、選手の寿命を守る上でも数がいた方が良いと思うんです。

 じゃあ誰が欲しいんだ?となりますと、重信選手って先も書きましたように早稲田大学出身なんですよ。この間同い年で慶應大学出身の山本泰寛選手が阪神に金銭トレードされたんですが、イメージ的には慶應より早稲田のがなんとなくプライドが高そう(笑)

 となると、早稲田⇔早稲田でトレードしたいなと思っちゃうんです。で考えたのが…。

石井一成

 重信選手の一つ下ですね。作新学院から早大に行った野球エリートで、二遊間を守る左打ちの選手。

 この早稲田大学同士のトレードならば大学側も何も言わないかと思うのですが。

 ちょっと待ていと(笑)

 もちろんわかっております。この2選手だけだと意味わからんトレードになりますよね。これでは巨人も石井を持て余しますし、日ハムも内野で二遊間を守れる選手が減って外野手獲得では正直旨味ないですよ。重々承知しております。

 このトレードを成立させるのであれば、あくまで個人的な見解ですが巨人も二遊間を守れる選手を出さなきゃいけないと思います。逆に巨人は右打者がほしい。例えば日ハムは今季有望株の野村祐希選手がブレイクの兆しを見せまして、来季以降彼を育てていこうという方針になっていくものと考えられますね。

 つまり彼を使う事によって同じポジションで右打者の選手が少し出場機会を減らすと思うんです。であれば右打者の中堅三塁手、もっといえば経歴的にプロテクトしないといけなさそうな選手をトレードで出せば若手も囲えて有効なのではないかと。

この2選手をお付けするのはどうでしょう。

田中俊太

横尾俊建

 田中選手は毎年一軍に欠かせない選手なのですが、吉川選手がいる関係でおそらく来季も二塁手2~3番手扱い。しかし実力はあるので日ハムに移籍すれば内外野全部守れるユーティリティ性もあるので、きっと戦力になります。

 石井選手が巨人に来た場合、やはり立ち位置は吉川選手の2番手扱いになっちゃうのですが、変な話外様選手であればそういう扱いをしやすいというか、もちろん戦力になってくれたらそれが一番ですがチーム内競争においてはこちらの方が機能するのではないかと。

 横尾選手は例えば北村選手と競ってもらい、どちらかが外野もやってもらうと。そこで石川選手も合わせて3人で右のサブとして競争してもらいたいんですよ。

 やはり右の外野手が左に比べると手薄なので、そこを手厚くしたい。で彼は慶應大学出身でもありますので、山本選手を放出した代わりに横尾選手に来ていただければ顔向けもできると…まあこれは巨人の勝手な都合ですが(笑)

 でこうする事によって巨人も日ハムもプロテクト枠が2つ空く。なんなら巨人から堀岡投手を加えて、日ハムから例えば北浦投手をいただけるとこれまた有望株同士のトレードとして機能するのではないかと。

 そうする事で巨人なら空いた2枠でルーキーの菊田選手、伊藤選手とかを入れられる。日ハムも学閥枠が空くと思うのでそこで高卒の若手を入れられます。

 怒られそうな話題で非常に申し訳ないのですが、1つの可能性として考えていただけるとありがたいです。

 このように今年は色々な手段を用いれる条件が整ってると思うのですが、当然実際作るのは僕ではないですからどのようなプロテクトになるかわかりませんし、その結果どの選手が人的補償で選ばれようともルールでありますから、DeNAでの活躍を応援したい所存でございます!

 という事で今回はここらへんで。妄想爆発な上に読んでいただいた方に納得していただけたかはわからないので本当に申し訳ないのですが(笑)しかしね、編成を妄想するのは凄く楽しいですわ。

 中盤でも書きましたが、もし良ければ「この選手は入れるべき」「この選手は外すべき」、もしくは「こういうトレードはどうだろう」なんなら自分勝手な事を書いた僕へのお叱りでも良いんで(笑)書きたい事がありましたらどうぞコメントしてください。

 それでは最後までご読んでいただきありがとうございました!

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