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日本シリーズが終わったので無理にでも総評してみるという自傷行為のような話

 負けました(笑)

 いや~、完敗でしたね(笑)正直悔しさすらありません。去年4連敗して負けてから一年間時間があって、当然それまでに何がいけなかったとか、どう戦うべきだったとかいろいろ考える事はできたはずなんですよ。

 まあ考えてはいたんでしょうが、スタンスの変化などが一切見られる事なくまたもや4連敗でシリーズ敗退。正直酷い以外の感想がないです。

 今回友達がチケットを取ってくれたのもあって初戦と2戦目を現地観戦する事ができたんですが、2戦目なんか酷すぎて途中で帰っちゃいましたよ(笑)

焼肉美味しかったです

 まあやっばホークスとの力の差はあるわけですが、それにしてももう少し戦えた気はします。

 例えば2戦目。先発の今村投手が2回途中4失点で降板しましたが、個人的にはここが一番ダメだったかなと感じてるんですよね。

 巨人はあえて戸郷投手を中継ぎに回してました。それは菅野投手、サンチェス投手以外の日に少し焦げ臭くなったら投入してピンチを潰しつつイニングを消化してもらうジョーカー的な役割としての配置転換だったわけですが、実際に出てきたのは4点差つけられてから。

 これじゃ意味ないんですよ(笑)

 今村投手が初回にピンチを作るなんて予想できたじゃないですか。実際川島選手に四球を与えた後、柳田選手にタイムリー。続くグラシアル選手が打ったセンターに抜けそうになった当たりを吉川尚輝選手が捕りましたが送球エラーで追加点。そしてデスパイネ選手に犠牲フライと、いきなり3失点してしまったわけです。

 結果論ではなく、試合前から今村投手と戸郷投手を並べて調整させておくべきだったんですよ。すぐに戸郷投手を救援させられる体制でいればグラシアル選手のところで投入できた。

 結局先発がイニングを投げるといっても日本シリーズは短期決戦であり、リリーフによるごり押しが可能なんです。個人的には初戦菅野投手が87球で降りたところで畠投手も中継ぎ要員にしてほしかった。そうすれば2戦目初回グラシアル選手に戸郷投手を投入してから、3~4回に畠投手。ピンチで左に回った場合高梨投手を投入しつつビエイラ投手、中川投手、デラロサ投手で可能な限り失点を防ぐ事もできたと思うんですよね。

 打線の方は正直どの相手ピッチャーからも大量点は無理だと思っていたので、せめて点を防いでいくしか勝ち筋を見つけられなかったと思います。

 まあただ予想通りといっては失礼ですが(笑)丸選手がやはり今年も苦しんでたので、例えば6回の一死一二塁のチャンスで嘉弥真投手を投入された時、思いきって右の代打を投入するくらいの采配をしてもらいたかったです。といっても石川選手くらいしかいませんでしたが、個人的には日本シリーズの丸選手よりは石川選手の方があの場面では期待が持てたのではないでしょうか。

 素人意見ではありますが、日本シリーズという場においては選手の格を尊重したり、主力だからといって心中するような行為はしてはいけないと思うんですね。それって勝つための最善手ではないじゃないですか。名前で見ずに、その場その場で活躍できそうな選手を見極めて使うのが監督の仕事なんじゃないかと思うのですが…まあ難しいんですかね。

 ただ振り返るにこのシリーズは2戦目がすべてだったと思うので、3~4戦目は蛇足でしかなかったですね。せめて4戦目は菅野投手に先発してもらいたかったのですが、それすらなく順番どおりに先発させてただただ負けるというお粗末な結果に終わってしまいました。

 終わってみれば見せ場もほとんどなく、去年と同じただ虚しいだけの日本シリーズになってしまったのは悲しい限りです。僕や他の巨人ファンの方々は一体この一年間何を見せられてきたのか。来年からどう見ていけばいいのか。正直わからなくなっています。

 それでも巨人ファンというカルマからは逃れませんので(笑)来年は来年で応援しますが、とりあえず外野応援が復活しない限りはそこまで球場に足を運ぶことはないでしょうし、テレビ観戦も片手間で留まるでしょう。

 希望があるとすれば…若手になるんでしょうかねえ。戸郷投手は来年エースを目指して頑張ってほしいですし、岸田選手は出番が増えるでしょう。あとは高卒ルーキーの井上投手が二軍で良さげなので来年の一軍デビューがあるかもしれない。今年楽天から解雇されて育成で契約した八百板選手も来年支配下登録される可能性があるでしょう。

 とにかくチームは前に進まないといけない。前進するには戦力の底上げが不可欠で、現有戦力、特に若手選手の台頭は絶対条件です。

岸田行倫

井上温大

八百板卓丸

 もちろん彼らだけでなく、アピールできた選手がどんどん出番を貰えるチームになって少しずつ戦力を上げていく他ないでしょうね。

 最後に、明治時代の教育者としてご活躍された甲斐和理子さんという方が詠んだ歌を引用させていただきます。

岩もあり、木の根もあれど

さらさらと

たださらさらと水の流るる

 人生、何かに邪魔されたり躓いたりの連続ですが、それらを簡単に克服できる術などはありません。

 流れる水が長い時間をかけて岩を削るが如く、木の根を腐らすが如く、困難に寄り添いながら着実に克服していかなければならない。

 そうしていく事で初めて問題の解決が見えてくる。人生はそういうものだと詠っていらっしゃるんですね。

 僕もそうですし、巨人もそうですし、皆様も、一歩一歩ゆっくりと成長していきましょう。

 その先にまた新たな障害が来ようとも、いや必ず来ますから、乗り越え乗り越え生きていきましょう。

 今回はそれを教えられたような気がします。

 ではこのへんで終わらせていただきます。巨人並びにプロ野球ファンの皆様、今年も一年間お疲れ様でした。そして福岡ソフトバンクホークスファンの皆様、日本一おめでとうございます。

 それではまた。

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