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【続】2024年度予算の中身とは?

 前回に引き続き、新年度予算案の一部をまとめた。
【高齢者施策】
高齢者と若者のデジタルデバイド(情報格差)を鑑み、65歳以上を対象としたスマートフォン教室や相談会を拡充する。入門クラスと基本クラスに分け、QRコードを使ったオンライン手続きやキャッシュレス決済などにも対応する。また高齢者を対象にeスポーツ大会の開催も検討。太鼓の達人などを複数人で行い、地域交流を促進する狙い。
【医療・介護】
赤ちゃんと一緒に助産所等に泊まってケアを受ける「宿泊型産後ケア」において、利用可能日数を拡充するとともに、非課税世帯に加え、新たに課税世帯の利用者負担額の軽減を行う。区内初となる重度障がい者も入居可能なグループホーム整備に着手。亀戸9丁目に区内16カ所目となる特別養護老人ホームも整備する。
【交通・道路】
昨年から実施している新交通システムの調査結果を踏まえ、コミュニティバス整備などの検討に着手する。また地下鉄8号線延伸に伴い新設する千石駅(仮称)のまちづくり方針の策定を進める。
【地域】
昨年実施した町会・自治会主催イベントの経費の補助を新年度も継続。30万円から20万円に引き下げたものの、地域のお祭りやイベントで利用できる。また、プレミアム商品券(プレミアム率30%)も新年度で継続し、家計と地域経済を応援する。また、各スポーツセンターのなどの施設利用料のこども料金の対象を高校生相当の年齢まで拡大する。
【観光】
2月に開業した「豊洲 千客万来」のプロモーションとして予算を計上。区内をつなぐツアーを実施するほか、英語版のプロモーションブックを作成し、インバウンド客の取り込みも図る。また、7月に新紙幣が流通することに絡み、江東区とゆかりのある渋沢栄一の史跡などをめぐる周遊ツアーも実施する。合わせて、返礼品を活用したふるさと納税を令和6年度中に開始する。

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