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#20 NEW TYPE ニュータイプの時代

こんにちは、にのです!

今回紹介する本は「NEW TYPE ニュータイプの時代」です。

本書にはこれまで評価されてきたような従順で論理的で勤勉な人材は「オールドタイプ」として価値を失い、一方自由で直感的で好奇心の強い「ニュータイプ」は生み出し評価されていきます。

そのニュータイプとはどのような考え方をし、行動をする人なのか24つの例を元にして説明されています。

ここでは全てを説明すると長くなってしまうので、前半に書かれているニュータイプの駆動をシフトする6つのメガトレンドについてまとめていきます。

[6つのメガトレンド]

①飽和するものと枯渇する意味

現代ではモノが溢れていて、衣食住に困らない人がたくさんいます。

しかし、この状況になった今ではありますが、多くの人々が何とも言えない「欠乏感」を抱えて生きてます。

例えば、「人生で何かが満たされていない、、、」

このようにモノが満たせられている今、人はどのようにして「生きる意味」を見出していけばいいか分からなくなっています。

この希少な「意味」を世界に対して与えられるニュータイプがこれから大きな価値を生み出していくでしょう。

②問題の希少化と正解のコモディティ化

「モノの過剰化」により、ある程度の「問題」が解決されてしまった現代は「問題があることの方が希少」となっています。

昔は問題が溢れ、それに対しての解決策を出せる人が重宝されましたが、現在は問題を発見できる人=課題を設定できる人が価値を生むことになっています。

③クソ仕事の蔓延

ここでは「意味のない仕事」を言います。

技術の発展とともに、仕事の生産性は向上していますので、投入される労働量は減るはずですが、実際にはそうなっていません。

それはなぜでしょうか?

私たちの多くは実質的な価値や意味を生み出すことのない「クソ仕事」に携わっているからです。

しかし、これから求められるのは「仕事の目的」や「仕事の意味」を形成し、本質的な価値を言語化・構造化できる人が人材を引きつけます。

④社会のVUCA化

VUCAとは

「Volatility(激動)」、「Uncertainty(不確実性)」、「Complexity(複雑性)」、「Ambiguity(不透明性)」の頭文字をつなげた言葉です。

このような世界情勢の中、私たちがこれまで良いとされてきた様々な能力や物事の価値には大きな変化が起こります。

例えば、
経験に価値がなくなる・・・環境が変化するので過去の経験には意味がなくなる


予測に価値がなくなる・・・不安定で不確実なので結果を見ながら臨機応変に修正する方が重要になる


最適化に意味がなくなる・・・変化し続けるので最適より柔軟性の方が重要になる

⑤スケールメリットの消失

産業革命以来、「強いビジネス=大きなビジネス」のことでした。

よって私たちはスケールの追求こそがビジネスにおける成功の鍵だと信じていました。

しかし、現在は

・限界費用のゼロ化

・メディアと流通の変化

により「スケール」を求めなくても立派にビジネスができるようになりました。

⑥寿命の伸長と事業の短命化

皆さんもご存知の通り現代は「人生100年時代」です。

しかし、企業の寿命は短命化の傾向にあります。

これにより起こっていることは
人生の途上において複数回のキャリアチェンジを余儀無くされるということです。

「この道一筋」とか「一つの場所で働く」ということはこれから無価値になります。

複数の仕事に関わり、柔軟にキャリアを歩んでいくことの方がこれからは求められていきます。


続きの話は是非読んでみてください!


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