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食生活アドバイザーの試験を受けてみた

ひと知れずこっそり勉強をはじめ、11月26日に受けた食生活アドバイザーの3級試験に合格しました。ご飯を載せるインスタをやっているので、もう少し食のことを知れたらいいなと思ってチャレンジしましたが、ご飯をつくる上で知っていても損はしない内容だったので、学んでいてたのしかったです。


食生活アドバイザーって何?

食生活アドバイザーとは、

広い視野に立って食生活をトータルにとらえ、
健康な生活を送るための提案ができる"食生活全般のスペシャリスト"。

食生活アドバイザー®︎HPより

なんだそう。実際に食生活に関わる内容がほとんどで、1章から6章までが満遍なくテストに出題されます。なんなら脚注みたいな小さい文字のところからも出ます。ざっと説明すると、

1章 栄養と健康ついて。栄養素が体の中でどのように吸収されるか、三大栄養素やビタミン(13種)、ミネラルの役割、成人病の話など

2章 食文化と食習慣について。年齢に関するお祝い(還暦などの賀寿)や端午の節句のような行事にまつわる食べ物、郷土料理や旬の食材、調理(包丁のつかい方や調理方法)など

3章 食品学について。買い物に関する知識。お店における生鮮食品や加工食品の表示方法、アレルギー表示、栄養成分表示、遺伝子組み換え表示の詳細など

4章 衛生管理について。食中毒の種類や殺菌の方法、食品の化学変化、食品の安全(環境ホルモン)、保存方法など

5章 食マーケットの消費者と供給側について。小売業の役割や種類、チェーンストアとフランチャイズの違い、日本の商慣行と流通について

6章 社会生活について。暮らしに関わる経済。円安、円高の影響や税金、暮らしの中で行われる契約や悪徳商法、食の安全と法律、食と環境問題、自給自足など

といった感じです。学生時代の実力テストや期末テストの範囲に比べるとそんなにハードじゃない量かと思いました。

私は3章の「生鮮食品や加工食品の表示方法」がとくに苦手で、日頃スーパーで見ているものなのに、思ったより細やかなルールがあるんだなという発見はあったものの、やっぱりテストでがっつり間違えました。

どのように勉強したか

私がつかっていたのは公式の参考書(問題集付き)と過去問題集の2冊。試験の1ヶ月前から勉強を開始しました。

まずはノートまとめからと言いたいところですが、お手製は書写しの間違いが生じてあんまり信用できないというのと、結局ノートまとめは頭に入らないということで、軽く読んですぐ問題集を解くところからはじめました。少なくとも食生活アドバイザーの参考書がいい感じにまとまっているので最初からノートまとめは必要ないかと思います。問題で間違えたところをノートや紙にまとめて暗記していくという感じ。

過去問は願書の支払いついでに公式HP
参考書はAmazonで購入(新しい24年版の方貼っときます)

高校生のとき、試験範囲の前半はノートにまとめながら頭に入れて、後半はノートまとめの時間がなくなったので読み込んで頭に入れるという方法を取ったら、後半の方がダントツでテストの成績が良くて、その気づきからノートまとめをしなくなったんですけど、科目によって必要だったりもあるかもしれませんね。勉強できる方ではなかったので分かりません。

1日1時間を目指して勉強を開始し、休みの日は3〜4時間くらい。その中で遊んでもいたのでまったく勉強できない日もありましたが電車の中でスマホのアプリで勉強するなど、なるべく触れるようにはしました。

2級と3級の違い

2級は3級より専門的な内容となり、3級のテストはマークシート方式で5つの文章から「適当なものを選びなさい」「不適当なものを選びなさい」というもので、2級は「適当なものを選びなさい」「不適当なものを選びなさい」の中に、「該当なし」という6つ目が追加され、マークシート方式にくわえて記述問題もあるので確実に覚えることがふえますし、結構難しいです。

とはいえ基本的な内容は同じなので、最初から2級の勉強をして3級を滑り止めとして受けるのがいい気がしました。実際そういうひとが多いみたい。私は3級の勉強しかしなかったので、それに関しては最初から2級の方を学べば良かったとちょっと後悔しました。ちなみに今回は3級の合格率が49.7%、2級の合格率が39.8%だったそうです。やる気がみなぎっていたら次回の試験で2級を受けようかなと思います。

試験を受けてみて

試験会場は東京だと、池尻大橋駅から割と近くの東京栄養食糧専門学校でした。思ったより大勢の受験者がいました。問題は3級だと全部で50問。1問につき2点で満点が100点です。

90分あるので1問につき1分以上つかうことができます。私は悩んだものをあとで見返して直したのですが、直したせいで間違えた問題が2問ありました。最初のインスピレーションを信用するべきだと思いました。

あと、これはどのカテゴリにも共通することですが問題をよく読むのがかなり大事だなと思います。私生活でも仕事でも、いきなり集中力が切れて、文章を何行かごっそり読めなくなる癖があるのでかなり致命的。これは本当直したいやつ。仕事でも失敗しています。切実に直したい。

勉強中「適当なもの」「不適当なもの」の読み間違いで間違えたこともあったので、めちゃくちゃ気にしなければなと思いました。手の甲に「問題をしっかり読め」とタトゥーを彫りたいくらい。それくらい肝に銘じていたので今回読み間違えで失った点はなかったのが良かったです。

合格通知は郵送されてくる手紙で確認ができます。模範解答でおそらく合格だと思っていましたが、ちゃんとした結果が気になって数十年ぶりに何度もポストを覗きに行きました。

次回の試験は2024年6月23日(日)です。まだ願書請求の日にちは決まっていませんが4月の半ばが願書の期限だと思われます。興味のある方の参考になりますように!

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