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SONIC MANIA2時間寝SUMMER SONIC冷麺3回

8月18日(金)夜〜

19日はSUMMER SONIC(以下、サマソニ)なのに、ほぼ眠れないのを覚悟でSONIC MANIA(以下、ソニマニ)の参戦を前日に決意。20時半ごろ海浜幕張に到着した。

悩んだが体力温存のため20時からのPerfumeは諦め、21時からのGRIMESを目指した。ソニマニはステージが全て屋内で、しかも距離が短いため移動がすごく楽。

ソニマニ公式サイトより

GRIMESのステージ上で堂々と撮影している邪魔なカメラマンがいると思ったら、元夫のイーロン・マスクがXでライブ中継をしていた。今回はDJセットでGRIMESが一切歌わないライブだったけど自分の曲を流したりして、たまに「キャー!」って声を出したりしていた。
とりあえず音は大きかったのでテンションが上がった。

この曲を流していたのは覚えてる。

しばらくすると、ソニマニに来ている人からチラホラと連絡が入り、数名と再会を果たし、早速冷麺を食べる。ハワイ発の韓国料理店の名物「ユッチャン冷麺」だ。

優い酸味でさっぱりとした冷麺は、油っぽいラーメンより胃に負担がなくて良い。軽くおしゃべりをして早速THUNDER CATへ。彼は翌日のサマソニも出演するが、ヘッドライナーのBlurとかぶっているため、どうしてもソニマニで見ておきたかったのだ。

自身のロゴマークをあしらった浴衣を着ていてめっちゃカッコ良い。THUNDER CATは日本のカルチャーが大好き(特にアニメ)なので来日を楽しみにしていたことだろう。

坂本龍一さんを偲んでいそうなMC(英語よく分からないけどそんなこと言っていた気がする)から始まったこの曲が印象的だった。坂本龍一さんのカバーも披露していた。そして若干被ってはいたがどうしてもSHY GIRLを見たくて最後まで見ずに移動。1人だとこういう無茶なタイテを組むことができる。

聴いたことのある2曲ほどを堪能して移動。また別の友達と合流してお酒を買っていたら、さらに別の友達も到着したとのことで合流、初めまして〜みたいな会話をしつつお酒片手にFLYNG LOTUSへ向かう。

前の方に行ったら音が全然違ってぶち上がりを通り越して酔いが回り、せっかくさっきのTHUNDER CATが再登場しているのに立っていられず、しゃがむ羽目になってしまった。とはいえ楽しかった。最後の方は有名どころの曲オンパレードでしゃがみながらテンションを上げた。なんてったって音がでかいのがいい。さっき最後まで見なかったせいで聴き逃した「Them Changes」を披露してくれて超満足。最高にかっこいい曲。結局コラボは4曲。贅沢だねぇ。

その後、友人のタバコ休憩、友人がラーメンを食べているところを見るなどしてJAMES BLAKEへ。このアーティストは19年のフジで選択ミスをして少ししか見れなかったので実は今回1番見たかった。「Voyeur」が、全く別物かというほどハードなテクノにアレンジされていて生で見ないと体感できない数々の曲に満足した。東京で単独公演してくれないかな。絶対行きたい。

この後、友人がメインで見たかったというオウテカに私も合流しようとしたら、ステージが真っ黒で真っ暗。本当にオウテカなのか分からなくてShazamで確認するも分からずだったがステージはここで間違いないので多分オウテカなんだろう。

視界が遮断されるとこんなに音に没頭できるのかとびっくりした。見るものがない分、体力の消耗も半減している気がする。少しつづ前に行くと、激しく踊っている人から、一切動かず地蔵スタイルで聴いている人まで様々な楽しみ方をしていた。暗いと人目も気にしなくていいね。音も爆音でめちゃくちゃ楽しかった。

真っ暗なステージ。実際はもっと暗い

結局友人たちとはライブ中合流できず、ライブが終わって呆然とステージを見つめていたら、いきなりアーティストがステッカーを客席に撒き散らし、ステッカー争奪バトルに参加したものの入手はできず。友人たちは最前にいたのにそそくさと現場を離れていたためステッカーがばら撒かれたことを知らず、激しく後悔していた。

少しMURAMASAを見ていたら、最初に会った知り合いから、「もう少ししたら帰るけど車で送ろうか?」という神のような連絡が入り、合流した友人には悪いが先に帰らせてもらうことにした。この時点で4時過ぎ。友人はこの後寝ずに出張先の福岡へ向かうらしい。一緒にいてほしそうだったが流石にごめんねと別れ、その後LINEでお笑いの動画など送ってあげるなどしてご機嫌を取った。

そして神の車に乗せてもらった私は18時には家に到着してシャワーを浴び、18時半過ぎには就寝することに成功した。

結局始発(4:45)の電車は人でごった返していて、友人は30分以上後の電車になったらしい。もしそうなっていたら1時間も眠れていなかっただろう。本当に車で送ろうか?がなかったらと思うとゾッとする。

そんな感じで幸運にも恵まれ最高に楽しいソニマニだった。ゆいたそや椿くんなど、友達にもばったりたくさん会えたし行って本当によかった。

8月19日(土)

8時半起床。いつもこの時間に起きているので自然と起きることに成功した。2時間でも意外と元気なのはやっぱり週1で走っているからだろうか。

日差しが強い

11時海浜幕張駅着を目指して向かおうとすると、友達の大木くんがすでにマリンステージに到着して、スタンドの前の方の席を確保していたので私の分も頼んだ。

サマソニ公式サイトより

ソニマニと違い、マリンステージとビーチステージという、幕張メッセからかなり遠いステージもあるため、タイムテーブルは体力と要相談である。メッセでリストバンドを交換し、20分歩いてマリンステージへ向かう。

今日は今後いつ見れるか分からないNew Jeansからスタートだ。ここに来るまでに信じられないほどの汗をかいた。席を取ってくれた大木くんにせめてものお礼をとビールを持って行った。

New Jeansの5人を生で見れて幸せだったが、この日は本当に暑くて、地面からの照り返しもヤバく、スタンドの椅子も暑すぎて座れない程になっていたため、彼女らも笑顔を絶やさずとも暑さでやや苦しそうに見えた。そして、ニュースの通り、担架で担ぎ出される人を目撃した。これは暑さに慣れてたとしてもしんどい。

表情管理とダンスをしっかりと目に焼き付け、バンド形態のAttentionやHype Boy、CMでも最近よく聴くETAなど、発表されているほとんどの楽曲を楽しんだ。

1組目からかなりの疲労感だったので体力回復のために飲み物と食べ物を買い足し、日陰のスタンド席に移動して引き続き大木くんとPale Wavesを堪能した。the 1975とおなじレーベルのバンドらしい。雰囲気が似ていた。

ここで大木くんを別れ、メッセへ。体力がかなり消耗されたのでかき氷を食べることにした。めちゃくちゃ並んでいる。

スクリーンに映し出されたENHYPENを見ながら、あっという間に溶けてしまった黒蜜きなこのかき氷をたしなみ、かき氷のソースを入れて甘みを足したカフェラテを片手に、そのまま隣でライブをしているENHYPENを生で見に行く。

オーディション番組「I LAND」もリアタイで見たし、投票だって毎回していた。ソヌが落ちるんじゃないかと泣きながら見た最終回。懐かしいなあ、と思いながら見た。そして今は巡り巡ってヒスンを推している。

本当はマリンステージのTWO DOOR CINEMA CLUBを見たかったがとてもじゃないがこの時間に再びメッセ→マリンの地獄の行進を20分続ける気力が出ず、そのままメッセに居座った。そんな感じでうだうだしていたら再び大木くんと合流。

yonawoと真海子ちゃん、Skaaiさんのチルいステージを楽しんだ。真海子ちゃんの友達というかchelmicoのチェルも見ていたらしいが、この後のFOBに直行するとのことで会えず。ちなみにFOBは私も見たかったけど諦めた。日があるうちのマリンステージはもう無理。

FOBを諦めたことで時間ができたので、冷麺を堪能した。

もう冷麺しか食べられない

お腹が満たされたのでプラチナムラウンジ(VIPチケットを購入した人が入れる場所)の前で10分ほど寝た。幕張メッセの会場内ではこうして雑魚寝する人が続出しているため、私がヤバい人というわけではないのであしからず。そんなわけないんだけど、アスファルトって綺麗な床だと錯覚しちゃうよね。

きっかり10分眠り、アラームで目覚めはスッキリ。大復活した。

大木くんも寝てたしお互い写真撮ってて笑った

寝ていたところの隣で始まっていたHONNEを見に行く。ほのぼのしたポップな曲が続いた。英語が分からなくて多分そうだろうということだったんだけど、メンバーの1人が最近結婚したらしく、ここ日本ではじめて公表しましたという内容だったのでよりハッピーな雰囲気のライブとなった。彼らも日本がかなり好きらしく、HONNEも本音という意味らしい。改めて音源もちゃんと聴こう。

この後、フジロックの仲間と合流し、5人でMET LEGを見る。ちょっと前にSpotifyで聴いて気になったデュオだ。大本命のBlurを見るため3曲ほどしか見れなかったが、とりあえず生で見れてよかった。あとで知ったのだけど、もう解散するらしい。泣ける。

そしてBlur。下手のアリーナでスタートを今か今かと待っていると、別の知り合いが近くにいるとのことで会って話し込んでいたら元の場所に戻れなくなり、あれよあれよとアリーナの前方へ流れてしまった。思ったより前に来たことでお客さんの熱もより高かった。

結論から言うと、死ぬほどよかった。めちゃくちゃ泣いた。涙が頬を伝うんじゃなくて、「ひっひっ」と言いながら泣いた。一体感ってこういうことを言うんだ、言葉に表せられない感動ってこういうことを言うんだ。いいライブってこういうことを言うんだって、散々ライブに行ってるけど初めてに近い体験だったと思う。Blurの過去に何があったか追ってないから知らないし、メンバーのことも大して知らない。知っているのは曲だけ。それなのにこんなに泣けるのってすごくない?

1番泣いたのは「This is a Low」という曲のギターソロ。ここで感極まって泣きじゃくった。彼らが積み重ねてきたものを素人なりに感じ取ったのかもしれない。あと、ギターの人がめちゃかっこよかった。思ったよりめっちゃ歌うし。メンバー全員が前に出てくる感じのライブもすごい好きだった。何より楽しそう。こんな大きな歓声の中でライブなんて散々してきたと思うけど、ひとつひとつのライブを大切にしているのが伝わってきたよ。

Blurのライブの余韻に浸りまくりながら、ようやくみんなと合流。最高だったと感想を述べたらまた涙が止まらなくなりもう一度泣いてしまった。

泣き腫らした顔(この辺で見てた)

そのあと、友達のまいちゃんとばったり会ってBlurの感想を述べあったり、もう少しメンバーが増えてまったりする時間ができた。「さっき〇〇さん泣いちゃってさ〜」と泣いていた人をからかう時間があったのだけど、私が泣いていたことがなぜか伏せられていて、そんなに私が泣いてるの気持ち悪かったのかなと気にしぃが発動した。き、気を使ってくれたのかな。

そんな感じで3杯目の冷麺を食べた。今度は辛いソースが入った方で。

実はフジロックがかなり不完全燃焼で、そのモヤっとしていた気持ちをBlurが一掃してくれた気がする。90年代のブレイクから30年近くの年月が経ち、メンバーの年齢はなんと50代半ば。でも、そんなのどうでも良くなるくらいに本当に今が最高のバンドだよ。

Spotifyにセトリがあったので共有しておく。作ってくれた方ありがとう。新旧織り交ぜての最高すぎるセトリ。次はフジでBlurが見れたらなぁ。

本日のメインが終了し、ミッドナイトソニック(このまま20日の朝まで開催)に残る人、別の友達と合流する人、終電に急ぐ人と散り散りになっていった。私は終電に急ぐチーム。渋谷からタクシーになると思ったら間に合って普通に帰宅できた。グループLINEでみんなが「お風呂に入ったのでこれから寝ます!お疲れさまです」的な報告をしている中、私は明け方まで寝落ちしてしまったのだけどその報告はしなかった。明日からちゃんとしよ…。

ソニマニとサマソニを思い出しながら日記を書いていたら急に悲しくなってきた。あと数日で大好きな夏が終わる。7月と8月限定の鼻呼吸で睡眠が取れる日々も終わる(夏はアレルギー性鼻炎が発症しない)。夏フェスに4年ぶりに参加した2023年、結構特別なものになった分終わるのがやっぱり寂しい。

9月は何を糧に生きようか。

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