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インド研修  8日目

どうも、森の中を走っていたら、カモシカに
見つめられて、キュン死してしまいそうなすうまです
#田舎ではそう珍しくはない

カモシカは特別天然記念物でこんなのです

※正式名称はニホンカモシカです


今回もインド研修について書いていきます

※今までの記事はマガジンにまとめたので
 こちらから


私は宿泊先から研修先まで車移動で向かいました
その移動中で結構面白いことが多くあったので紹介します


この日はこの風景です

三輪自転車に裸足で乗るアイスクリーム屋の
おじさん

私はこの景色が現実というよりも
ファンタジーに近いように感じました

自転車に乗って、街の中を走りながら、
誰かに呼び止められたら、アイスクリームを
売る人は、私の中では非現実のように思いました

こんな人が、たくさんいたら、その街は人が
温かくて、活気があって、楽しいんだろうなぁと想像するとワクワクしました

でも、もしもこの人が、車で移動して、
人が集まる場所で屋台を開いて、
アイスクリームを売っていたら、

私は全く気にならず、写真を撮ることも、
ワクワクすることも無かったはずです


では私はこの風景の何に引き付けられたのか?を考えてみると「手作り感」だと思います

いい意味での粗さというか、作り込んでいない
ところに親近感が湧いた結果、引き付けられたと思います

個人的にはこの「手作り感」が好きです


しかし、この「手作り感」とは反対に、

自分の周りのものは、「手作り感」を嫌い、
完璧なものや完璧に近づこうとしているものが多い印象です

私は完璧なものが来たときに、身構えてしまうので、それはあまり好きではありません


もちろん完璧なものや、マニュアル通りが
良い時もありますが、全部が全部それだと緊張してしまいます

だから、お客さんを緊張させないことに関して
このアイスクリーム屋さんは満点だと思います


私はこのアイスクリーム屋さんの緊張させない
手作りの雰囲気がもっと広がれば、
世界が少し温かくなるような気がするので、
広がっていくべきものだと思います


大変長くなってしまいましたが本題です


8日目の日程

1.プログラミング
2.数学
3.英語
4.レクリエーション


今回は数学だけに集中して書いていきます


数学

インドは言わずと知れた数学大国で、
紀元前から数学が発展していました

有名なのは「0」の概念を発見したという話ですが、もうすごすぎて、わけがわかりません

しかし、インドの数学は数の概念など、一般人には理解不能なものだけでなく、
計算法もたくさんあり、結構実用的です


そして私はインドの数学の暗算方法をいくつか教えてもらいました

その中から1つだけ紹介します

これはとても仕組みが簡単だと思うので、
数学があまり得意ではない方もご安心ください


少し計算が早くなる暗算方法

104×103をその方法を使って計算すると
こうなります

いきなり筆算見せられても、分からないと
思いますが、
めっちゃ楽に早くできそう!と思ってくれれば
いいです

「いや、電卓使えば一発だろ」
とか冷めたこと言うようなやつは、
「覚悟しとけよ!放課後の化学準備室で
 俺がたっぷり遊んでやるから」
#相場は体育館裏だろ


では104×103の計算で何が起こったのか?
から確認していきます

右の位から(小さい方から)順に説明すると

① 12=4×3

② 7=4+3 百の位だから700=(4+3)×100

③ 10 100×100=10000だから


上の計算を言葉にすると

① 100以外の数=“余り物”の掛け算

② 100以外の数=“余り物”の足し算×100

③ ①、②に100×100を足す 
  おまけのような感じで最後に足します


例えば、 105×103の計算なら

①余り物の掛け算→ 5 × 3=15

②余り物の足し算×100
 → (5+3) × 100=800

③100×100を足す→ 10000

答えは 15+800+10000=10815

だんだん掴んできましたか?


これを筆算で表すとこうなります

この方法は筆算でやった時に役立つものだと
思うので、ぜひ筆算でやってみてください


方法が分かったところで、この計算方法が
いつ使えるのかについて説明します

条件

⑴ 掛け算をする2つの数字の中に共通の
  10、100、1000、10000のような
  10を何回かかけたらできる数字が入って
  いること

1007×1003 のような数字の場合はこの方法を使えますが、

1007×103のように2つの式に共通の数
(この場合は1000か100)が入っていないので
使うことは出来ません


⑵ 計算する数字の“余り物”の部分が大きすぎ   
  ない
こと

計算できる数字は人によると思いますが、

100321×100283のような大きな桁になるほどこの方法は使い物にならなくなります


この条件がそろえば、こいつは発動可能で、
序盤に説明した計算の方法①〜③の数字を
変えるだけです

もし良かったら、日常生活で使ってかわいがってやってください


もっとかわいがってもらうために「仕組み」を
パパッと説明します

この式の発動条件を踏まえて式を変えてみると

 ( ⚫️+△ ) × ( ⚫️+□ )

※⚫️は10を何回かかけた数 
 △と□は“余り物”です

先ほどの 105×103の場合は

( 100+5 ) × (100+3 ) になります

ここで中学校で習う公式を頑張って思い出してみてください

記憶に無いという方もご安心ください
#公式は青春のひとかけらにもなっていない

単純に( )の中の数を反対側の( )にかけるだけです


この図で注目してほしいのは最後の行の
( A+B ) x + AB

これは ( ⚫️+△ ) × ( ⚫️+□ ) の中の
“余り物”の数字△、□で

計算の始めの
“余り物”の掛け算“余り物”の足し算×100
元となる形です

正確には“余り物”×100は “余り物”×⚫️です


方法も原理も一通り書いたので、頭の体操としてやってみるのもいいと思います



おまけ
一の位が0でない5の倍数同士の掛け算

例えば 15×15、25×25、35×35などです

15×15=225

25×25=625

35×35=1225

上のようになりますが、規則性が2つあります

① 必ず最後に25がくる
 (全てに5×5があるから)

②25の次の数字は、「十の位 × (十の位+1)」

15の場合は 1× (1+1) =2

25の場合は 2× (2+1) =6

35の場合は 3× (3+1) =12


こんな感じで便利な計算方法がまだまだあるので、調べてみてください



追伸
今回の記事は説明の仕方を意識して丁寧に
まとめようと試行錯誤し、結果的に時間が
かかりました

改めて、高いクオリティで、分かりやすくて
面白い記事を毎日あげている皆様の力を
感じました

そして、これからはそれを見習って書いて
いきたいと決意を新たにするいい機会になりました


ではまた明日 お元気でー