「光が死んだ夏」2022/07/18の日記
妹が「光が死んだ夏」を貸してくれた。ちょっとホラーだけど面白いって。
表紙の青が快晴の夏空みたいでめちゃくちゃ綺麗。
東京に戻る電車の中で読んだんだけど、思ったよりもしっかりホラーで不意を突かれた。むかしTwitterで1話だけ読んだ気がするが、あまり覚えてなかった。
そして怖さと切なさって両立出来るんだな。
夏のジトっとして静かに迫ってくる恐怖と、高校生の無垢なる心理状態、友情以上の感情の揺れ動き、それぞれの描き方のバランスが上手い…
見た目は全く同じなのに、中身が全然違う人間って結局「本人」になり得ないんだから、お互いにやりきれないよな。
「九龍ジェネリックロマンス」も似たような話だ。あれはSFミステリーだけど、趣旨はかなり似ている。
どちらにせよ、「外見」と「本質」どちらを取るかという共通点がある。
2022年は本質ブームが来ます。ご注意ください。
今日の一句
夏空に 沈む僕らの 青い春
季語 夏空
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