シュガシュガ 山口一郎(サカナクション)✖️増田貴久(NEWS)対談 書き起こし②
シュガー&シュガー サカナクションの音楽実験番組
増田貴久の場合。
みずから作詞してみて
山口 歌詞は書いたりするの?
増田 歌詞はたまに。でもアルバムで一曲書くかな、書かないかなぐらい。
山口 どう?楽しい?歌詞。
増田 楽しいっす。でも僕も、かけると思ってなかったんですよ、元々。自分が伝えたいメッセージってなんなんだろうみたいな。それが一曲にまとまらないというか、綺麗に並べられなかったんですよ、ずっと。ワードだけ出てくるけど、前後が思い浮かばなかったりとか、してたんですけど、何回も書くようになってくると、降りてくるんすよ笑
山口 おおっ。ははははっ。いいねぇ。
増田 まぁ、もちろんそんな何曲も書いてないですけど、なんかはっ!って降りてきて、バーって。僕ケータイでメモで打ってるんですけど、2時間ぐらいマネージャンさんの車の後ろとかで、ちょっと待ってて!ってずっと。マネージャーさんはもう(後ろの様子を伺う仕草)って。
山口 マネージャーさんからするともう、やっと降りてきたー!みたいな感じだろうね
増田 いや、早く帰れよって感じだと思いますよ、全然降りねーじゃんって(笑)
山口 自分で書いた歌詞歌うときってさ、やっぱちょっと違う?
増田 違いますね。絶対間違えないし。
山口 歌詞を?
増田 歌詞を。
作詞家の詞を歌うこと
増田 ライブで僕らも色んな方の曲を歌うから、感情がけっこうバカになるんですよ、やっぱり。なんていうんだろう。本当に自分に落とし込んで書いてもらった曲を歌うから、けっこう感情の起伏が激しいじゃないですか。弱い男の子の時もあれば、強気な女の子の時もあるみたいな。だから、自分の曲を自分で歌ってて泣いちゃう、ことが結構よくあって。
山口 それ幸せじゃん。そんな幸せなことないよね。
増田 そう。でもそれはもちろん自分が書いた歌詞じゃないんだけど、僕らに向けて書いてくれたプロの作家さんが書いてくれた曲とかで、もう完全に自分がなんかもう、その伝え手のど真ん中にいるというか。そのゾーンにちゃんと入れてるな、とは。
山口 でもアルバム、人に作ってもらうってことがないからさ。
増田 そうっすよね。
山口 人の歌を歌うってどんな気分なの?僕ね、まったくそれがわからないのよ。自分の曲になるわけでしょ?だってそれが。、、、洋服とかと近い?
増田 洋服に近いかもしれないですね。(頷きながら)そう、だから、僕は自分作る才能はないと思うので、それは例えば洋服のブランド作りたいかって言われたら、僕は作りたくないんですよね。だから、服が好きだし、曲が好きだし、みたいなのは多分、ちょっと似ているかもしれないですね。自分で選んで、これが着たいっていうのと、これが歌いたいっていうのは。
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