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日記 2023.12.29(金) 台所掃除/見える化/数日買い物に行っていない/掃除で満足

昨日は早めに寝たのでお母さんは7時ごろには起きていて、わたしは今日こそは台所掃除に着手するぞと少し遅れて8時半ごろ起き上がった。

朝ごはんを食べて食後のコーヒーを淹れる。コーヒーを飲みながらまずはコンロや流しの周りの掃除をすることにした。調理をする場所、台所のコックピットをまず整えるときっとテンションも上がるし、料理もしやすくなる。
お母さんは歳をとって背が低くなってきているのでレンジフードの掃除がなかなか難しい。まずは上から掃除したほうがいいんじゃないと詰め寄ってくるのでわたしはレンジフードの掃除から始めることにした。

共感性が高いからなのかわたしがレンジフードの掃除をしているとお母さんは近寄ってきてあーだこーだ言ってはしゃいでくる。わたしとしてはその間に台所に広げまくっているメモやチラシなどお母さんの荷物たちをどうにかして欲しいのだけれどもあんまり楽しそうにしているので言えない。仕方ないので助手としてあれを持ってきて、これを持ってきてと指示することにした。すごく嬉しそうにひょうきんに答える母。一緒に掃除している気分を味わいたいようで笑えてくる。

レンジフード掃除にはマジックリンのような洗剤を使った。久しぶりに刺激の強い洗剤を使ってむせる。最近使っているお酢の万能スプレーもお酢のツンとした香りはあるけれど全然違う。汚れはよく落ちるけれど、食べ物の周りにはあまり使いたくないなと感じた。途中で空のスプレーボトルを見つけたのでお酢と水を1:3で割った万能スプレーを作ってそちらを使うことにした。

お昼過ぎてもなかなかきりの良いところまで行かなくて掃除を続ける。台所の棚や引き出しをうまく使えていないのが気になっていたのでそちらも手をつけることにした。いらないものは捨ててなるべくよく使うものは手前の使いやすい場所に置いたり、ストックものをそばに置くようにしたりしていく。見える化することで買いすぎも防げる。それから台所の掃除でわたしが1番したかったのは冷蔵庫に入れない野菜たちを飾るように配置していくこと。今ある食材をぱっと見て分かるようにしておくと食事を作るときにすごく役にたつ気がする。野菜の顔色もよく分かるので、そろそろこの子は食べてあげたほうがいいなとか、もう少し熟してから使おうとか判断できるのもいい。
そして野菜は見ているだけでわたしにパワーをくれるのだ。

新聞紙を折った袋もいくつか作って野菜を入れてみる。生活感もあってすごく素敵になってきた。掃除している間に使っていないものがごろごろと出てくる。陶器の器や蒸し器の網、洗いものを入れていたカゴなど洗えば使えそうなものを何に使おうかと考えるのも楽しい。蒸し器の網は立体的にもなるしたためるしこれはお宝発見だ。ひとまず調理台の上に置いてゆずや柑橘をどさっと入れてみた。

床のあちこちに置かれていた野菜や果物たちが調理台に移動すると徐々に台所全体がすっきりとしてきた。途中でお昼ご飯にうどんをさっと食べてまた掃除。どんどんと変わっていく台所が楽しくて手を止めることができない。
夕方ようやく目処がつきコーヒーを飲みながら片付いた場所を2人で眺めてみた。お母さんはなんだか新築に引っ越してきたみたいな気分とご満悦。この台所コックピットのパイロットはお母さんなのでお母さんが喜んでくれることが1番だと思った。

今日は結局外へ出かけることもなくずっと台所にいた。夕方洗濯物を取り込むのも忘れて熱中していた。そう言えば実家に帰ってから4日間、一度もスーパーに買い物に行っていない。年末のお歳暮などで届いたものもあるのでたっぷりと充実した食材たち。安心して飲める水もあるので外へ出かける必要がないのだ。

夕飯は少し遅くなって21時前に食べる。牛すじと大根、にんじん、ごぼうを圧力鍋で炊くお母さん一押しのおかずと、わたしの定番にんじんのマリネと長芋のグリルを作る。野菜が見えているとメニューが浮かぶのも早いぞ。ご飯を炊くのを忘れたので大好きな焼き米を食べて大満足だった。

だれかとする掃除も楽しい。時々これはこっちの方がいいんじゃないとか激しく主張してみたり、いいアイデアが出たら讃えあったり、笑い合いながらの大掃除は、年末の楽しみのひとつなのかもしれない。家の中で掃除をしただけの1日がこんなに愛おしく感じるなんて。日課は進まなかったけれど、満足の1日だった。


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