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日記 2024.2.10(土) 喉がいたい/手作りの味/古米を炊く/黄昏時の買い出し/4年ぶりの風邪/休息

喉ガラガラ。一昨日から喉に違和感はあったものも、はちみつをなめてうがいもしていたのでそんなに心配していなかった。けれど少しずつ咳が出始めて眠る頃には喉がしっかり痛くなっていた。ハッカを吸引してなんとか落ち着かせたら眠れた。夜中にもしかしたら熱があったのではないかな。1時半ごろだった。カラダが変に熱かった。今朝は9時過ぎまで横になっていたらなんだか元気で不思議。びわの葉のエネルギーを一度にたくさん浴び過ぎたのかもしれない。昨日採取した葉っぱはなんと60枚。なんでも欲張り過ぎはよくないのだと反省する。

掛け布団を外に干して布団をあげ、部屋に太陽の光を入れる。午前中の気持ちよさをもっと感じたい。今さらだけど、今年の目標は早起きにしようかな。

昨日届いた実家からの定期便を整理しながらつまみ食い。昨年6月に漬けたらっきょうがぶりっと美味しい。お父さんの同級生の方から一輪車いっぱいにもらったらっきょうとお母さんが買っておいたらっきょうとがかぶってすごい量だったんだっけ。一輪車の2/3くらいは親戚のおじちゃんが仕事ができたとたいそう喜んでもらってくれたからよかったけれど、それでもすごい量だったな。みたことないくらい大きな瓶に一気に漬けたらっきょうが懐かしい。漬けた時の思い出もよみがえる手づくりの味になんだか安心する。そば粉も送ってもらったのでガレット焼いたりいろいろ挑戦してみたいな。

ご飯を炊く。小さな小さな実家の小梅を3つと酒かすを入れてみた。古米を美味しく炊くのも色々やってみると楽しい。その隣で鉄瓶にたっぷり湯を沸かす。飲みたい、とすっと手が伸びるのは三年番茶と穀物コーヒー。カラダに負担がなく、しかも美味しい飲み物に手が伸びる。

お昼ごはんの準備をする。台所がごちゃごちゃしているので整理したい。お昼はそばかなと思っていたけれど、鍋はお味噌汁でうまっている。それならばと切り替え炊き立てのご飯とお味噌汁、レンコンのお焼きを作ることにした。擦ったレンコンに片栗粉を加えて混ぜ、鉄のフライパンにごま油を敷いて焼いていく。玄米を炒ってから焦げ付くようになったフライパン。油膜を張り直さなければ。片栗粉の入れすぎにつきぷるぷるのおやきが出来上がった。酢醤油をつけて食べると美味しい。シンプルで美味しい、これが嬉しい。

ちょっと休憩してどうにもだるい。洗い物をして台所を片付けてフライパンの油膜を張り直す。太白ごま油を入れてフライパンを熱し、湯気が出たらすぐに濡れ布巾で冷やす。これを地道に5回ほど繰り返した。おそらくこれでまた油膜が張られて焦げ付きにくくなったと思う。時々お手入れが必要な道具たち、面倒だなと思う部分も確かにあるが手をつけてしまえば集中できて楽しい。

午後から量り売りの店へ出かけようと思っていたのだけれど、本日は無理せず休業としよう。部屋で寝転がる。手づくりクッションがいい仕事をしてくれる。うなされるように数時間昼寝。熱があるかとおでこに手を当てるものの通常通り。変なかんじ。とにかく今日は早く寝る。お風呂にも早めに入ろうかな。その前に少し外の空気は吸いたいので散歩しよう。

17時半外へ出る。まだ全然明るい。ずいぶん陽が長くなった。パステルをティッシュに塗りつけさっと描いたような雲を見つける。パステルで描くならどうするかという視点で空を見つめるようになっている。

近くのパン屋とコンビニだけにしようかと思ったのだけれど、大好きな黄昏時に楽しくなってきて駅前のスーパーまで行ってみることにする。途中の神社で一礼。一度立ち止まって今日を感謝する、そんな時間があってもいいと思う。最近行かなくなった駅前のスーパーで豆乳を買う。いつも買う豆乳より100円くらい安かった。これが美味しかったら今度から買いにこよう。ここはバナナもいいので一緒に買う。産直市場でお水といわしのしょうが煮、ミニトマトを買った。家の近くのパン屋さんで全粒粉の食パンのハーフサイズを買う。今日は簡単な夕飯がいい。

家に帰るともう布団が敷いてある。今日は早く眠るために全力を尽くす。買ってきたパンを4当分にしてさらに半分にする。少し焼いてしなしなの春菊、トマト、いわしのしょうが煮をのせて食べたら美味しかった。ちょっと足りなくてパンだけもう1枚食べた。

食後に乾燥させて粉末にした生姜を白湯に入れて飲む。強烈な生姜の辛みが喉の痛いところをさっと流してくれた。すごく効いてびっくり。
夕飯を食べ終わってまだ18時台。YouTubeを観て少しのんびりするものの強い音が気になり途中でやめにした。お風呂に入って本を読んでから寝よう。

今日が湯シャンの日でよかった。ものすごく面倒くさいと思いながらもお風呂に入って気持ちがいい。足湯をゆっくりする気にはなれずにシャワーで簡単温冷浴をした。

しっかり風邪をひいたのは4年ぶりくらいだろうか。大人になるまで風邪をほとんど引いたことがなく、ひいても一晩寝たら大抵よくなっていた。高校生まで学校を休んだこともない。無遅刻、無欠席ということになぜか執着していたので意地でも学校を休みたくないと気を張っていたのもあると思うけれど、熱が出たり喉が痛かったりすると、ばあちゃんがねぎを首に巻いてくれたり、お母さんがお粥を作ってくれたりカラダを拭いてくれたり、しばらくそばにいてくれたりするので安心してすぐに治っていたのではないかなとも思う。自分のためにあれやこれやと手間ひまかけてもらえることがほんとうに嬉しかった。
そう思えば風邪をひくというのは休息したい、やさしくしてもらいたい、触れてもらいたいというカラダからのサインにも思えてくる。遠くまで買い出しに出たり、簡単に食事を済まそうとしたり、足湯を適当にしたりではなかなか良くなるはずもない。
明日はたっぷり時間をかけて、わたしのためにあたたかく元気になる雑炊を作ってあげよう。
そんなことを思いながら21時、目を閉じる。


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