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日記 2023.10.22(日)

ひんやりとした空気。今日は寒いぞと毛布の中からでも分かった。
昨日は本当に楽しかった。久しぶりに人としゃべって大きな声で笑った。気持ちのいい空気が流れていたので疲れもほとんどなく、心地よい余韻がいまも残っている。

朝から洗濯を2回。空気は冷たいがよく晴れて乾燥しているので洗濯物も乾くだろう。窓はあけて風を通して、今日は今年初のヒーターを使おう。

小さく軽い足元用のヒーターは、6.5畳ほどのわたしの部屋にちょうどよい。足元が温まるだけでほっとする。3年前に6,500円くらいで購入して手放せなくなってしまった。今年は実家にも買って送りたい。

ふと、昨日集まった4人に共通することを考えていた。みんな弟がいること、それから凪さんの手伝いをしていたこと。凪さんとはアートディレクターの野田凪さんのことで、学生の頃リサがインターンでパリまで一緒に行って仲良くなって帰ってきた。それからちょこちょこわたしたちもインターンのような形で事務所へ手伝いに行くようになって、食事をご馳走してもらったりするようになった。凪さんの話や作品は楽しくて面白くて、周りの人たちも素敵で優しい人が多かった。あの頃アートの仕事場を間近で見せてもらえたことは、ほんとうに楽しかったし、その後のわたしの仕事をする姿勢にかなり影響していると思う。

凪さんとは歳は10歳くらい離れていたのだろうか。基本的には優しいユニークなお姉さんだったが、時々わたしたち学生よりも子どもらしかった。彼女は恋して、悩んで、仕事をして、身を削りながら体当たりで生きた人だと思う。
ある日突然にお空へのぼっていってしまったけれど、わたしの心にずっといて、時々話しかけている。
その凪さんを知る4人が昨日集まったのだ。いまも私たちが繋がっているのは、もしかすると、凪さんがつなげてくれているのかもしれない。

12時前に昼ごはんを食べて、ヒーターを足元に置いて椅子に座ってのんびりした。日曜日の午後は家の周りはすごく静かでいい。出窓から暖かい光が入ってきて気持ちがいい。少しうとうとしてから散歩に出かけた。古着屋をいくつか回って帰ってきた。なかなかめぼしいものはなく、日曜日で人が多くて疲れてしまった。

夕飯は先日の餃子の皮の残りがあるのでもう一度お肉なしの豆腐餃子を作った。ご飯を蒸して温めるついでにさつまいもも蒸した。まいちゃんから聞いた干し芋を作ってみたいと思ったのだ。さつまいもは多分紅はるかだったので、蒸したてをつまんだらほんのり優しい甘みで美味しかった。皮をむいて、1cmの厚みにスティック状に切ってみた。2、3日干して出来るそうだ。干し芋を干すには気温は低い方が良いようで最高気温が18度以下がいいと書いてある。それ以上だとカビが生えるリスクが高まるそうだ。昨日から一気に冷え込んできたのでちょうど良いタイミングだったかもしれない。干し芋を作ったことをまいちゃんに報告した。まいちゃんはもう何度目かの干しに入っているらしい。旦那さんのみのちゃんは興味がなかったらしいのに食べたら美味しくて全部食べてしまったということだった。わたしも干している間にいくつかつまんで食べてしまいそうだ。干し芋はそれくらい魅力のある食べ物だと思う。

この干し芋が成功して、まさか干し芋を自分で作れるとなれば、今年の冬は楽しくてほかほかにあたたかいぞ。


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