日記 2023.9.24(日)


すずしくてひんやりした朝。気持ち良すぎる。今朝突然に秋が来た。朝が一番気持ちの良い季節が到来したのだ。気持ち良くて朝から寺尾紗穂さんの魔法みたいにを口づさんでいた。わたしは自分のために、すてきな朝に歌を添えた。

nalgeneは500mlボトルの透明がお気に入り

気分を変えたくてナルゲンのタンブラーにコーヒーを淹れて飲んだら新鮮でいつもの薄いコーヒーがいつもよりも美味しく感じた。ナルゲンは透明のものを使っていて、あつあつを入れられるし、ボトルが湯たんぽみたいにあたたかくなるので肌寒い季節から真冬、春先まで重宝する。

昨日のお風呂上がりにはまだ暑かったが長袖のパジャマも引っ張り出して着てよかった。秋から冬はやっぱりネルのパジャマが着たい。今年はもう一枚すてきなものを買おう。

それにしても寺尾紗穂さんの歌声は、ときどき鳥よりもやさしくやわらかい。大好きなガーゼのハンカチに包まれているみたいに安心する。
台所にスピーカーを置いて聴いていたら、玄関の小窓の前にかけていたタオルがはらりと落ちて外が見えた。気持ちの良い風が額にあたった。今日は外はよく晴れているとその時分かった。

夕方自転車で買い出しに出た。ハンドルを持つTシャツの袖から入ったら風が背中を通ってぬけていく。ずっと走っていたくなるような気持ちの良い風。

出かける前にお母さんに電話をかけたら出なかったので、かけ直してくれた。お兄ちゃんと会ってしゃべって帰ってきたようでテンションが高くてほっとした。本屋に立ち寄りうろうろしながら1時間半くらいだだだだとしゃべりまくって電話を切った。17時半くらいになっていてもう外は暗くなり始めていた。今日もお母さんは電話を切る時におやすみと言った。

お母さんと大したことのない会話をして安心したわたしは、欲しかった本と、ぬか漬けとれんこんを買って帰った。
れんこんは中くらいのをひとつ、きんぴらにして食べた。分量は適当に作ったし、間違えてチョコレートソースをちょっぴり入れてしまったのだがとても美味しくできた。


お母さんとしゃべっている時、それはもちろん母と娘がしゃべっているのだが、友だちとしゃべっているようでもあるし、子どもとしゃべっているようでもあるしなんだか不思議な感覚になる。時々父のものまねをしてあげることもあるし、熊のぬいぐるみを使ってわたしが子どもみたいにしゃべる時もある。
母が望めば、わたしはもういない母の母や父、一番上のお兄ちゃんの代わりにだって一時的にでもいつでもなってあげられるかもしれない。なぜかそう思った。今までは誰かの代わりになることはできない、と思っていたけれど、そんなことはないのかもしれない。母の優しさを求めている人には母の役を、恋人を求めている人には恋人の役を、わたしは役者のようにその役をやってあげたい。時々そうやってだれもが娘にかえったり、妹にかえったりしてもいい。大人もどんどんごっこ遊びをしたらいい。

そう思えたら最近旦那さんを亡くしたばかりの親戚のおばちゃんのこともわたしでも少しは助けられるかもしれないと思えた。

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