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日記 2023.12.20(水) クマのあたたかさ/寂しさ/掃除/旅行の荷物/靴下の毛玉取り/すこし前に進む/お礼にクッキーを/絵に集中する

冷たい朝はクマで暖をとる。フリースみたいな素材のクマは抱くと暖かい。鼻先からむぐむぐむーとクマに擦り寄る。クマの顔を見ると、なんだか迷惑そうにしている気がして笑った。

ひとりの朝が近ごろ寂しいときがある。ひとりで気ままにいることは大好きだけれど、誰かと話すのもまた好きなのだと思った。
わたしはなんでも過剰で極端なので、優しくされたら過剰に甘えてしまうし、ひとりでいいと思えば極端にひとりでいたりする。ちょうどいいところを歩いてゆけない。ふと先日観た『マッチ工場の少女』を思い出す。わたしには、愛することも、愛されることも不足している。人と関わることが必要だと思うようになってきた。

今日も新宿へ、離職票の催促をしてもらうための申請をするために行く。

布団をあげて塩麹としょうゆ麹のお世話。美味しくなって欲しいから毎日ちゃんと手を掛けたい。今日もいい香りで応えてくれた麹たちに嬉しくなる。塩麹を少し舐めてみるとしょっぱさの後にほんのりと甘みがくる。絶対に美味しくしてやるぞ、そう思う。

怠けているからモヤモヤするのだ、そう思って雑巾をとり床を拭いた。小さな誇りを拭き取り終えると少し心もすっきりとした。そのまま実家に帰る準備を進める。お父さんとお母さんに譲るものやちょっとした贈り物はトランク半分に詰め終わっている。あとは私の洋服と下着や化粧品を入れればいつでも帰れるぞ。ものを減らすと旅行の荷物も軽くできる気がしているので楽しみだ。ただ、田舎ではすぐに買いにいけないものもあるので慎重に準備してみたい。

昨日取り込んでそのままにしていた洗濯物も畳んで少し部屋が片付いた。靴下の毛玉が気になってきたので毛玉取り。靴下は毛玉を取るだけで見違えるようにきれいになるので面白い。冬用の靴下はウールの靴下を買って毛玉取りをかけて、ほつれてもダーキングを施して長く使いたい。

お昼ご飯はトマトのパスタ。大根がたくさんあるので入れてみた。アガベシロップで少し甘くなりすぎたけれど美味しい。パスタがなくなったのでまた買ってこなければ。

新宿へ向かう。労働基準監督署の方から電話があり、確認したいことがあるとのことで少し話をする。そのあとハローワークで離職票の催促の手続き。最終的にはハローワークの方で離職票は発行できるということでやっと少しほっとした。けれど、それを最初に教えて欲しかったんだよとも思った。

帰り道に元住人に電話をかける。新宿への行き道にすれ違って少し話をしていた。労働基準監督署とハローワークでの出来事をべらべらとしゃべって話を聞いてもらったらすっきりした。期待などしていないけれど前にはすこし進めたので誰かに話を聞いて欲しかったのかもしれない。彼にありがとう、そう言って電話を切った。
家の近くのパン屋さんでクッキーを2つ買って帰る。ひとつは話を聞いてくれたお礼にあげよう。

夕飯の準備だけして台所に座って買ってきたクッキーを食べる。美味しいクッキーだったので喜んでくれると思う。
今朝の寒さと寂しさからエアコンをついに付け始めることにした。もしかするとわたしは寂しいのではなくて寒かったのだろうか。寒さの中から帰ってきて、部屋が温まってくると気分もすこし楽になってきた気がする。

今週はもうゆっくり過ごせるだろうか。
あと1週間したら実家に帰れると思うと嬉しい。まいちゃんにも会えるかな、お母さんと料理したり、家の大掃除をしたり、お父さんとアケビの蔓を探しに出かけてなにか作ったり、田舎でやりたいことはたくさんある。全てが片付いたら、東京を離れよう、それだけは決めている。

メイク落としがもうすぐ無くなりそうで嬉しい。最後まで使い切ったら、これからは太白ごま油をクレンジングに使うことにする。今使っている歯磨き粉はジェルタイプであんまりさっぱりしない。歯磨き粉はやっぱり口の中がさっぱり、すっきりする感じがほしい。手作りの歯磨き粉はクレイで作るとじゃりじゃりと砂を噛んでいるような気持ちになるのがどうしても受け入れられない。他のものと混ぜたりしてもう少し工夫すればよいのかもしれないけれど、ひとまずはエコストアの歯磨き粉の味が好きだったのでまた買ってこようと思う。

夕飯は久しぶりに蒸し野菜とご飯。にんじん、大根、豆腐、ピーマン、チンゲンサイ、鶏むね肉を蒸した。大好きな味噌とビネガーとアガベシロップと黒ごまのタレを付けるとしあわせだ。

日常に戻り日課を続けたいけれど、そわそわしたり落ち込んだりでなかなか集中できていなかった。今日は早めに夕飯も食べたので音楽を聴きながら絵を進めた。描き始めると余計なことはなにもかも忘れて絵に集中できる。写真をよくみて描く。近い色、好きな色合いになるように色を重ねる。ガラスやステンレスの質感、木の温もりをどうやって出そうかなと考えながら描いていく。どれくらいの時間集中していたのだろう。何も考えずにただ絵を描く、ただ描きたい、真っ白な紙を好きな色に染めたい、そう思って描く。こんな時間がうれしい。
こんな時間をずっとずっと続けられる方法を必ず見つけてみせる。

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