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日記 2024.5.29(水) 旅の前の日。認識のズレをなるべく減らしておく。

実家にいても毎日、毎日、飽きることなく動き続けている。わたしは結局どこにいてもやってみたいことが湧水のようにすぐに湧いてきて、ひたすらそれを試して続けていくことが好きなのだなと思う。時々休んで思考を巡らせたり、本を読んだり、絵を描いたり、日記を書いたりしながら自分を見つめ進んでいく。前に前に。

今朝は朝ごはんはめずらしくパンにした。先日買ってきた全粒粉入りの食パンを使う。ここで買った全粒粉入りの焼きそばの麺で昨日の夜焼きそばを作ったらすっごく美味しかった。もっちもちの弾力のある麺は少量でも食べ応えバッチリ。めずらしくお父さんも気に入ったみたいだった。値段は見ていなかったけれど、また食べたいねとみんなで絶賛したのだった。
自家製ベーコンを使ってBLTオープンサンド、豆乳マヨネーズの卵サンドを作る。全粒粉入りの食パンだし、自家製ベーコンだし、すごく美味しい朝ごはんとなった。わたしが選んだライ麦のカンパーニュを薄くスライスしてハチミツバターパンにしたのも美味しかった。実家から近い場所においしいパン屋さんがあるなんてしあわせ過ぎる。

今日はお母さんはお友だちとランチ会の日。行き先が急きょ変更になり行ったことのない場所なので一度試走に行ってきますと言っている。片道車で30分の道のり。自分が納得するようにしたらいいとお父さんと二人、行ってきたらと声をかける。

掃除も片付けもラストスパート。あとは窓のサッシを拭いたり、もう一度ちゃんとお風呂掃除をしておいたり、掃除機をかけたり、台所の床も拭いておきたい。畑はじゃがいもと里芋を植えて、うっかり請け負ってしまった弟の車の冬タイヤを洗ったら大体の仕事は終わりかな。明日はお父さんとお母さんと出かけることにしているので、すっきり終わらせて出かけられるといいな。どれからやっていこうか、やりたいものからどんどん手を動かしていくと最高に気持ちがいい。今やりたいことを最優先にしてやっていく。

洗濯物を干しながら畑が見えると、やっぱりすぐに畑に出たくなる。昨日の雨で草も一気に伸びたし、野菜もなんだかみずみずしい。さつまいもは雨にあたってだらんとしているけれど、ここから起き上がっていくのかな。野菜の様子を確認しながら水をあげていく。今やりたくないタイヤの洗浄は、準備だけ整えておこう。準備だけでもしておくと後からわたしにありがとうを言ってもらえる。

今回の帰省で新たに作った台所のそばのキッチンガーデンが元気いっぱいだ。お父さんが古いしゃもじに「キッチンガーデン特製」と書いて立ててくれた。お母さんもここはいつもチェックしているし、気に入っている様子。明日葉がすごく元気に増えてきた。このキッチンガーデンは、お母さんが担当するにはちょうどいいサイズ感なのかもしれない。

外に出たついでに里芋とじゃがいもを植える畝を少し耕しておく。難しいことはよく分からないけれど、あんまり教科書をみないで思ったままにやってみたい。窓のサッシを拭いていく。サッシをきれいにするとなぜだかすっごく気持ちがいい。

お風呂掃除をしたら午前中はこれくらいにして台所へ。今日はひとりきりのお昼ご飯なので簡単に済ませる。玄米お茶漬けにおねぎをたっぷり入れてわさびを効かせた。お茶漬けは久しぶりだけれど玄米でお茶漬けを作ったのは初めてかもしれない。小豆入りの玄米だし、余計においしく感じる。朝ごはんの残りの卵とスナップエンドウのバター炒めをおかずに食べる。お腹いっぱい。

昨日はたっぷりのんびりしたので今日はまだまだ動きたい。お母さんがつくるつくると言いながらなかなか取り掛かることができていないたけのこのピクルスを作ってみることにした。
お父さんもお母さんもお気に入りだというたけのこのピクルス。実家に帰ってきた時にもたっぷり作ってあった。お母さんの作り方はわからないのでわたしなりにやってみる。山椒の葉を一緒に漬けるレシピがあったのでやってみる。
お酢、水、黒糖少しときび砂糖、塩、唐辛子と八角、黒コショウを鍋に入れて火にかけ煮たたせ砂糖を溶かす。たけのこは2分ほど茹でてザルにあげておく。たけのこと庭で採ってきた山椒の葉を交互に重ねて保存瓶に入れ、ピクルス液を注いで冷ましたら完成。明日から食べられて2ヶ月ほど持つのだそう。山椒の味がどのように影響してくるのか楽しみであるが、八角は入れなくてもよかったかもしれないとあとから思った。ピクルスはわたしが帰った後もしばらく楽しめそうなくらいの量ができたので喜んでくれるといいな。
ザワークラウトももう完成だ。実ざんしょうのしょうゆ漬けもわたしが帰る日くらいに食べられるようになる。保存食たちは、わたしがいなくなったあとも実家を支えてくれるだろう。

大豆も水に戻しておいたので茹でていく。煮豆があるとちょっとうれしいし重宝する。隣では夕飯のために飴色玉ねぎをつくっていく。これまで飴色玉ねぎをちゃんと作れたことがない。今日も途中から面倒くさくなってしまって携帯で里芋とじゃがいもの植え方を調べながら炒めていたら少し焦げてしまった。まあいいか。

14時半。夕方までは畑に出るのはよして、ちょっとゆっくりするとしよう。今日は風が適度にあって、雲はなく快晴だけれど空気は意外とひんやりしている。
休むと言いながらも洗濯物を取り込み畳んでおく。今日は動いている方が落ち着くという感じがある。冷蔵庫の中の整理をして少し夕飯のカレーの準備をしておいた。さてタイヤを洗うか。。準備をしておくと面倒くさいとは言えなくて、さっき準備しておいてくれたわたしにありがとうを言いながら水道の蛇口をひねりホースから水を勢いよく出して洗っていく。ホースから出た水が庭にぱぁーっと広がって虹ができた。

里芋を植えているとお母さんが帰ってきた。昔からの気のおけないお友だちとのランチ会とドライブで楽しかった様子。帰ってきてからおしゃべりが止まらない。草をむしりながら話を聞いた。たこ焼きを買ってきてくれたのでご馳走になる。お母さんは梅ジュースを飲まない?と誘ってくる。今日も暑かったしちょっとすきっとしたい気分らしい。それならばとうちから4km先の町内唯一のコンビニまでソーダを買いに行かないかと誘ってみた。ソーダだけを買いにコンビニまでドライブ。これだけでもわたしは気分転換になって気持ちがいい。

自家製の梅シロップをソーダで割って3人で夕方の乾杯。みんなシュワシュワの気分だったみたいで美味しいねーと言い合う。わたしは夕飯のカレーを作りながら飲んだのだけれど、もうなんというか最高だった。
夕飯はスパイスカレー。持ち帰ってきたエヌハーベストさんのカレースパイスを使って作る。お母さんはいわゆるカレーライスじゃないカレーを気に入ったらしく、もう普通のカレーに戻れないかもと大げさなことを言っている。お父さんも結構気に入っている様子だ。

今夜はかなり早めの夕飯で明日に備える。20時過ぎにはもう台所の電気を消すことができるくらいだった。今日の終わりにお父さんの部屋に集まって明日の予定を決めていく。出発時間、帰りの予定、それぞれ行きたいところを出し合ってみる。いつもここをなんとなくにしてしまってトラブルが発生するような気がしたのでしっかりとやりたい。それぞれの認識のズレをなるべく減らすために丁寧に確認し合いながら予定を組んでいく。お母さんはパンケーキこお店以外はどこでも行けたら嬉しいということなのでお父さんの気になる場所とわたしの気になる場所を出して回るルートもだいたい決めておく。出発時間も帰ってくる時間も、目的地も決めておくけれど疲れたり時間が押したらやめにしたり臨機応変に変更しながらいこうとしっかりとみんなで理解し合った。

今日はお父さんも早々とうとうとしているし、お母さんは朝から動き回っていたのでもう限界の様子でストレッチもパス。いつもより早めに布団に入って明日を楽しみに目を閉じる。
さてさて明日のでこぼこバラバラチームの珍道中、いったいどうなるか非常に楽しみである。

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