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(執筆中)【makeshopからShopifyへの移行】試行錯誤の結果、3つのデータ加工に気をつければよいのかもしれない。

前提

忍者appsの池田と申します。

弊社では2022年に、とあるShopifyでの構築(現在会員数30万人)を行い、現在も運営・データ分析等をお手伝いしております。

そのようななか、MakeShopで運営しているECサイトを、shopifyに移行したいとのご依頼を頂き、約6ヶ月の期間で移行作業を行いました。

MakeShopやShopfiyなど、ECカート独自のデータの扱い方があるため、移行に際して注意しておきたいことをまとめました。

移行を検討中の方、実際に現在壁にぶちあったている方のお役に立てば幸いです。またShopify移行に関してお困りでしたら、お気軽に以下よりご相談いただければと思います。

問い合わせ先はこちら

今回移行したECサイト基礎情報
- ユーザー数:約15万人
- 商品数:約300SKU
- 注文数:月平均3,000件程度

ECカートの移行手順をスムーズに行うためのSTEPと準備について

MakeShopから、Shopifyへ移行する際のSTEPと準備することをまとめました。

STEP

以下の手順で移行します。

  1. Shopifyのアカウント作成・基本設定

  2. MakeShopから出力したデータの整形

  3. 商品情報の移行

  4. 顧客情報の移行

ECショップで移行したいデータの準備

  • 基礎情報系

  • データ移行系(商品・注文・ユーザー)

  • 配送関連系

上記について、各設定をしていきます。この記事では、太字にした3つのデータ(商品・注文・ユーザー)に重点に、移行手順を記載しました。

1.Shopifyのアカウント作成・基本設定

Shopifyでアカウントを作成し、サイトを作り始めるとこのような「starting(初期構築)」か「already selling online or in person(既存ショップ)がある」立ち上げか、聞かれます。

利用しているカートシステム(makeshop)を選択します。

自身のサイトの用途に合わせて、以下を選択します。

2.makeshopから出力したデータの整形

アプリを使って効率的にデータ移行(導入前の準備)

Shopifyには、8,000以上ものアプリがあり、アプリを活用することで、サイトを拡張することができます。またオペレーションの工数を減らし、効率よく業務を行うことができます。

今回は、データのインポート&エクスポートで大活躍するMatrixifyを使って移行作業を行った方法をご紹介します。
〜〜〜〜(Matrixifyについての解説記事も作成中です)〜〜〜〜

Matrixifyの移行データ作成における注意点

・初回のインポートだからこそ、気をつけてたいカラムがある
・追加インポートだから気をつけたいカラムがある

3.商品情報の移行

データを正確に移行するためのシート作成

「商品」のインポートを例に、サンプルシートを作成しました。
最低限のデータでインポートするためのサンプルデータのスプレッドシートを置いておきますので、コピー等してお使いください!

Matrixify のヘルプページに Documentation Products のサンプルファイルもDLが可能です。項目が多いため、私は個人のシートを作成しました。

データファイル名

csvファイルの場合:
ファイル名に「Products」を入れる(大文字・小文字も固定)。

xlsxファイルの場合:
ファイル名は不問。商品情報の入っているタブ名に「Products」を入れる。

カラム

Matrixifyのヘルプに説明がありますが、1つ1つ、日本語で解釈した理解を記載していきます。

サンプルデータのA~G列

Command:インポート時は基本MERGEを設定。
存在しない商品の場合は作成される。
すでに存在している商品の場合は商品情報をアップデートする。

Title:商品名

Body HTML:商品の備考記載欄。HTMLで挿入することもできるが、テキストのみを挿入することも可能。

Vendor:商品のブランド名

Type:商品の種類(Tシャツなど)

Tags:商品に追加・編集したいタグ。商品を分類するために用いられる情報。
例えば、販売しているアパレル各商品に、それぞれ「Tシャツ」「インナーウェア」「ボトムス」などのタグをつけて商品を分類し、それらの商品分類ごとに何かを設定したりできる

Tags Command:基本はMERGE
上のTagsで指定したTags情報を、既存の商品に存在しているTagsにどのように変更を加えるか、以下の3つから選択する。
MERGE:既存のタグを残し、新しく指定したTagsを追加する。
DELETE:既存のタグを削除する(この場合、Tagsは空欄でも可)。
REPLACE:既存のタグを削除し、新しく指定したTagsを追加する。


サンプルデータのH~N列

Status:商品のステータス。基本はActive。
以下の3つから選択する。
Active:商品を販売している状態。
Archived:売り切れ。
現在販売されておらず、お客さんも入手できない状態。
Draft:商品作成段階の状態、お客さんも入手できない状態。

Published(TRUE/FALSE):このあとに続くPublished Scopeと組み合わせて使い、インポートする商品をどのチャネルで販売するかを指定する。

Published Scope(global/web):Publishedとの組み合わせにより、販売チャネルを指定できる。POSの販売チャネルがすでに設定されている場合、globalがデフォルト値になり、そうでない場合は、webがデフォルト値になる。

| Published | Published Scope | Result                                                  
| --------- | --------------- | ---------------------------------------------
| TRUE      | global          | 両方。オンラインストアとPOSのチャネルで販売する。                   
| TRUE      | web             | オンラインストア限定。オンラインで販売し、POSでは販売しない。       
| FALSE     | global          | 店舗販売限定。POSで販売し、オンラインストアでは販売しない。
| FALSE     | web             | どのチャネルでも販売しない。特典など?                              

それぞれのカラムを埋めきったら、CSVファイルとして書き出します。

4.情報の移行

Matrixifyを開き、インポートします。

はじめての場合は、「Dry Run」を選択します。

インポートするタブを選択したり、インポート状況を確認できます。

その他

・Matrixifyでは、「Dry import」というお試しインポートが可能です!
・スケジューリングしてインポート・エクスポートすることも可能です!

csvの注意点

SEOへの影響どうなのか、リダイレクトの設定と適切なURLの管理

商品画像のあげるタイミングと紐づけ方法

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