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Unityと仲良くしたいVRChat日記(4)VRoid Studioで衣装を着せる

VRoidという名前をはじめて聞いたのはVRChatを始める前、某VTuberさんが3Dなのにちょくちょく衣装を替えられるのはVRoidなるものを使っているから、と聞いたときだった。その時はVTuber用のツールでそんなのがあるのねー程度の認識だった。よもやVTuberでない自分が使うことになるとは。

前回の日記で説明したVRM形式、そのアバターを作れるツールがVRoid Studioである。これも無料。せっかくなのでこれでアバターをつくってUnityに持ち込む、をやってみたい。
Vroid Studioの画面はこんな感じ。顔とか体形とかのプリセットとパラメータがいっぱいあってキャラメイクできる。

かるーくキャラメイク

そしてBOOTHで売ってるVRoid用衣装をインポートして着せることができて、その時のやり方がちょっと独特。
今回こちらの「ファンタジーコート」(deltastarさん)を着せてみることにしたが、まず「ロングコート(ハイネック)」というプリセットのアイテムを選ぶ。

カンフーの強い人みたいになった

そしてこの「ロングコート」のテクスチャにファンタジーコートのテクスチャファイルを読み込ませるとこの通り。他にもプリセットのアイテムは膨大な種類があって、テクスチャ画像さえつくれればオリジナルデザインのTシャツだって靴だってつくれちゃう。

1枚画像はるだけ!

そしてここからがVRoidの真骨頂。服を着せた状態から、服のパラメータも体のパラメータも簡単にいじることができる。Unity上で服を着せた時によくあるという「体が服を突き抜ける問題」を気にせず調整できちゃうのがすごい(突き抜けることもまったくゼロではないそうだが)

袖をふわっとふくらませてさらにファンタジー風に。

これをVRM形式で書き出したものを前回書いた手順で、

Unityに読み込ませれば
VRChatにアップロードできる。

ボディ(素体)こそVRoidで造らないといけないが、プリセット服や靴を着せるのは超簡単、改変するのも簡単、さらにBOOTHでいろいろな衣装が売ってて、それを改変するのも可能。画像ソフトの概念でテクスチャを重ねることもできるし、別のお店で買ったトップスとボトムスを合わせたり、衣装にあわせて等身を上げ下げするなど現実世界では不可能な調整もできる。
VRoidでできることを知れば知るほど、ボディと衣装の「合わせ」「調整」「改変」アイディアが出てくる。これは楽しい。Unity上での、3DCG処理のあらゆることができちゃう万能感とはまったく違う方向で自由度が高い。Unityを極めればこのVRoid Studioでできることも全然できちゃうんだろうけど、自分のような初心者にはVRoidの「服はこう調整することができるんだよ」という道筋を見せてくれるのがとてもありがたい。ここで学んだことをUnityでも使おう。つづく。

VRoid Studioでの着せ替えについては赤羽根衣装店さんの動画を参考にさせていただきました。わかりやすいのでおすすめです。

VRoid Studioの「撮影」画面では、着せたばかりの服で動いてくれて楽しい!


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