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先祖
こんばんは。
ときどき、父親に電話をして長話するのが私の癒しです。
今日は、聞きたいことがあって。次の帰省の際には父方の墓参りをしたいと考えていたところ、ふと「私の親戚関係、どこまで把握できてるのか」と思い、家系図を書いてみたのです。
すると、思い付くのは祖父母の兄妹までが限界。しかも全員はわからない。把握している親戚や先祖ってたったのこれだけなのか、、と。
祖父母の親となれば、もう名前も知らないので、そんなことを聞いてみたくて。
父方の祖父「さだむ」は4人兄弟。祖母「はるこ」は9人兄弟。その中で原爆で亡くなったのは3人。水難事故で小さいときに亡くなった男の子も。
母方の祖父「はるお」は4人兄弟。祖母「みつこ」は9人。この中で戦士と原爆で2人亡くなっている。
母方の祖母は私の母「ちなみ」が生まれる前に流産を繰り返していた。
戦士や原爆で亡くなったのは青年や少女。それ以外にも、当時の医療や環境では助けることができなかった小さな命があった。だけども、その人たちは生涯を全うしなかったわけではないと信じたい。与えられた命を短くても全うした。
もちろん、戦争はあってはならないし、事故や流産、死産も悲しいことなのは事実。
ただ、きっと若くして亡くなった私の先祖の御霊は私や、私のこどもたちが誕生したことを喜んでいるはず。途絶えていない、今日も繋がっている。
父は、「自分が思い出のある人を弔い、先祖を大切に思うだけで良い。それ以上を考えると永遠にキリがないし、重荷にもなる。」と言った。
確かにそうだと思う。みんな、全てを知る必要がなくて、心のなかで思い出を大切に、自分に与えられた命に感謝するだけでいいんだ。
それすらも、日常生活では忘れてしまって傲慢になったり欲深くなったりするんだから。
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