エネルギーワークショップ「出張!学童でひろエネらぼ in 東部児童センター」
11月20日に開催した「出張!学童でひろエネらぼ」は大盛況でした。
【概要】
時間:10時~11時30分
場所:弘前市東部児童センター
人数:45人
参加費:無料
内容:弘大生が自作した自転車発電や振動発電、太陽光発電を体験することができます。
♦背景
弊団体では前年度より、再生エネ・省エネをもっと身近に学び、モヤモヤを共有できる場が必要だと感じ、市内を中心に教育活動しています。
「出張!学童でひろエネらぼ」では、身近に体験できない発電を、見て・触って、動かして、体感覚として得ることで、「エネルギー」を少しだけイメージできるような内容になっています。今回は、太陽光発電、自転車発電、風力発電、振動発電を体験して頂きました!
♦太陽光発電
小学生には太陽光パネルの構造を伝えるのはキビシぃぃぃい
なので、発電のメカニズムはすっ飛ばして、光のエネルギーは電気に変換できる!ことを何とな~く分かってもらえればいいんです!
今回はハロゲンランプを使って、太陽のエネルギーは熱と光に分けられること、光のエネルギーは電気に変換できることを実験しました。家庭でもできるレベルなので、夏休みの自由研究とかにも応用できると思います。
太陽光パネルの数と羽の回転速度の関係も体感してもらいました (当日は1枚と、2直2並列の4枚の2パターン)。
『こっちの方がめっちゃ涼しい!』
『こっちでもやってみてよー』
と子どもたちはハイテンションでしたな。
▲パネルの枚数と羽の回転速度を感じ取って!
▲「ソーラーバッタ」気持ち悪さも相まって男子には人気!
♦自転車発電
男女問わず人気だったのが自転車発電!
『再生可能エネルギーなんか?それは』と気になる方もいると思われます。”私気になります!☆”気にしないでください。
当初は小学低学年の脚力でも発電できるのか、正確には励磁させるための電力を生み出せるのか心配でした。ですが、予想に反して皆さん凄いですね、LEDを光らせることができなかった方は誰一人いませんでした。
今回、12V150Wのシングル球 (バイクのウインカーなどに用いられてるやつ)だと、光らせることができませんでした。こちらの方が消費電力が大きく、明かりの強弱で発電量の大小が良く分かるのですが…次回、この回路を改良して再挑戦してみます。
こちらは製作に一番時間がかかったものになります。ネットで調べれば作成方法がいくらでも出てきます。知りたい方はご連絡いただければ、素人が写真送ります。
▲1年生でもLEDを光らせることは容易
♦風力発電
こちらは、「親子でひろエネらぼ ペットボトル風車を作ろう!」でも使用しているキットを組み立てただけ。家庭でもできるレベルです。
うちわで扇げばLEDが光る、ちょーシンプルな内容でしたが…友達同士で白熱パワー勝負に!小学生の無邪気さには脱帽です。小学生に戻りてー
縦型のマグナス式風力発電を自作中なので、次回以降もう少し厚みのある内容に進化するかもしれないです。
▲『交代まだ?ねーまだ?』誰が一番光らせることができるかの勝負に必死!
♦振動発電
振動発電は、身の回りにあるわずかなエネルギーを電力に変換し活用することを目的とした技術、エネルギーハーべスティング (環境発電)の1つです。馴染みの薄い技術ですが、駅の改札や道路に設置し、発電している事例をしばしば聞きます。
今回使ったのは圧電素子、安物のブザーの中身です。今回は、2cm×2cmの素子を直流変換した後、並列に並べるだけ。叩いたり、踏んだりすればLEDが光ります。
『バンッ!バンッ!バンッ!!』
『ドンッ!ドンッ!ドンッ!!』
男子は容赦なく叩いて、踏んで…ほんといつ壊れてもおかしくないよぉ泣。意外と回路つくるの大変なんだぞぉ泣。
▲優しいのよ、もっと強く叩いてええんよぉ…
♦まとめ
ワークショップに入る前に、「エネルギーについてなんとな~く知ってる人」を数えていました。ワーク前は41人中15人程度でしたが、ワーク後には41人全員が『なんとなくわかったー』と…たくさんの声を頂きました泣
当初の目的「身近に体験できない発電を、見て・触って、動かして、体感覚として得ることで、エネルギーを少しだけイメージして帰ってもらう」ことが達成でき嬉しいですな。
次回は12月4日岩木児童センターにて開催予定です。
※本事業は弘前市市民参加型まちづくり1%システム補助金を頂き開催しています。
任意団体ひろエネ すずめの
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