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寂しがり屋の君へ

寂しいね寂しいねとしきりに言う君に私はやや冷ややかな目線だった。家族も友人も僕だっているのにそんなこと言わないで欲しい。君の寂しさを埋めることのできない自分に落ち込んだ。歳を取って思うことは人は誰しも心に空洞があってそれを埋めることが難しいということ。君は気づくのが早かったんだ。

泣いてる君をいつも笑わせようとすることしかなくて、困ったように笑ってくれた君を思い出す、夕暮れ。

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