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つん、鉄塔への愛を語る。

静かな動物のような造形。空も透かす鉄筋でできた愛おしい人工物。”鉄塔”という言葉の響きも好きだ。テットウ、鉄の塔とかく。
幾何学的ない形で暖かみがないのにどんな空や雲とも合う、ビルとは違い風景の邪魔をしない。景色を隠さない、共生。

物心ついたときから好きだったので、なぜ好きなのか語ること自体、ちょっと恥ずかしい。
母や叔母からすると生まれて今まで当たり前にそこにあったものに、そこまで思い入れがあるのは面白いそうだ………

なんてことない田園の風景の中に無機物な鉄塔があるだけで、写真が締まるような気がする。シャープで直線的な美しさ。

以前、地震で鉄塔が崩れてしまう写真を見たのだが、不謹慎ながらすごく興奮している自分に驚いた。もはや癖である。生まれ持った病である。つんは、とにかく鉄塔が好き。

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