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理想の掛時計

 2009年の日記を続けます。

先日、某社から創立50周年の記念品として
当社に掛け時計が送られてきた。
文字盤がソーラー発電になっていて、昼間、電池に蓄えるので、
故障がない限り、ずっと動き続ける。
ここまでは、以前もらった結婚式の引き出物の時計が、
ソーラーだったし、違和感はない。

 今回の掛け時計は電波式で、一日数回時刻を受信するので、
誤差は常に1秒以内とのこと。
時計の裏側にあるスタートボタンを押すと、直ちに時刻を受信し、
時、分の針が回り始めて、正確に現在の時間で止まり、
そこで秒針が、動き始める。

 永久に動き、時刻は常に秒まで正確、現代日本の
技術の粋を発揮して、時計の理想を実現しているのだが、
なにせ記念にもらうくらいだから、それ程高価なものとは思えない。

 前に掛けていた時計は作為的に、いつも2,3分進められていたが、
この時計に変わったので、それは出来ない。
誰かが、文字盤のソーラー部分がグレイで、黒い針が見難いと
文句を言っていたが、これも慣れるとそうでもない。

 電池の交換もなく、些か物足りない。


追:その後世の中は進み、今では私の腕時計もソーラー発電&電波受信、
便利だがそれだけの事、面白くはない。

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