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【オープンレター】署名者を検索できるツールを作った【#againstc】

 白饅頭にも捕捉されてしまって草生えたわけだが、本来はプラットフォーマーの意向に左右されることなく GitHub を通じて民主的に「キャンセルカルチャー / オープンレターに対抗するための場所」として作る予定だったので、こんなデカデカとブチ上げるようなサイトになっておりました
 はてな運営や togetter に「お手紙」が届いて記事が削除・修正された話は皆さんまだ覚えているかと思いますが、GitHub を主戦場にすればそんな事態は起こり得ません(というような話を以下の記事で書いたが、まぁ note の甘い汁だけ吸って生きる人々には全然響かなかった笑)

動機

 個人的にも、署名者をいちいち元ページにまでアクセスしてページ内検索でぽちぽち調べるのもだるいな〜〜と思っていましたし、例えば「非常勤」な身分を掲げた人は1300人のうちどれだけいたのかな?とか、(自己申告でしかありませんが)大学別にどれくらいの人が署名していたのかな〜〜などを調べるために検索ツールの需要があるだろうなと感じていました
 で、その漠然とした需要に加えて、webエンジニアリングのれんしうとして静的サイトは作れるようになるといいな〜〜と思い、思い腰を上げて作り始めました

使い方

キーワード検索

 こちらは至って普通の「キーワード検索」です
調べたい文字列を入力してやると、1300人の名前と肩書き全てを網羅的に調べて、一致した人の数とその名前を表示します
 表示された名前と肩書きは、そのままGoogle検索へのリンクになっていて、クリックするだけで「名前+肩書き」でググって新規タブに結果を表示します

高度な検索

Twitter が提供するものとは仕様が異なりますが、こちらは検索クエリに正規表現を渡すことができます

 スラッシュはデフォルトでくっ付けられるので、検索フォームには「正規表現リテラル」だけを入力してください
 デフォルトのクエリでは、/[^助准]教授/ となっていますが、これは①角カッコ内の文字のいずれも含まない かつ ②「教授」という文字列を含む という指定になっています(余談ですが、163人の大学教授(現役+名誉職の方もいる)があの杜撰な署名に賛同していたと思うと、暗澹たる気分に沈みますね……)

さらに、AND検索とOR検索を切り替えることができ、それぞれについて「含む / 含まない」(すなわち Exclude (除外)検索)を指定することができます

例1:〇〇大学 または XX大学 または △△大学 の署名者の人数が知りたい
例2:「学」「研」「教」「編」「版」を含まない一般人ぽい人だけピックアップしたい

共有と出力

 これらの検索結果は、該当者一覧の下部にあるボタンをクリックすることでエクスポートすることができます
 JSON・TSVであれば、ファイルとしてダウンロードすることができ、COPYであれば、該当者一覧がそのままクリップボードにコピーされるでしょう(少なくともPC版においては!)(モバイルからだとうまく機能しない場合があるかも…)

 データは必要ないが結果は共有したいという場合には、左下↙️にあるソーシャルメディアボタンをご活用ください
一通りのSNSへの共有リンクは網羅したつもりです

「みんな」でつくる、はずが……

本当は、この署名者検索ツールは「#againstc」というサイトの一部でしかないという位置付けでした
が、作成者である私が思いのほか手が回らなくなってしまったことと、話し合いもせずいきなり訴訟に持ち込んで嫌がらせしてくるような人々が相手側に犇めいているという事実が発覚してしまい、あんまり大規模にやるとこっちにも「開かれたお手紙」が届きかねない…という懸念が生じ、更新が滞っておりました

どうせなら、GitHubという性質を最大限に活用して、皆様からのPRを頂いてサイトを作っていくということも試してみたかったのですが、思いのほかエンジニア関連の人々はこの話題に興味がなく、また興味関心があるであろう人々にもいきなりGitを使いこなせと要求するのも酷である、という結論に至りました

小ネタ供養

  • #againstc とは、元のオープンレターのサイトURLが /againstm であることに対抗している

    • これは邪推だが、「女性差別的な」と謳っていることから、man / misogyny などを指しているように思われる

  • 「~~」で挟まれた文字は、HTML表示した時に打ち消し線となる

  • GitHubで一定のスター(Twitterで云ういいね)を得たプロジェクト(リポジトリ)は、北極圏に送られて1000年以上氷漬け保管される可能性があるので、ぜひ皆様のスターをお待ちしています ↓↓↓↓

最後に

 特にリアクション等なければ、署名者検索ツールだけ同じURLのまま残して、他の記事っぽいものは綺麗さっぱりアーカイブしてしまう予定です(これ以上時間をかけて一人で整えるのは面倒無理そうなので……)
 もし、こうした方がいいよ〜とか、あるいは自分が記事を書きたい〜〜とかあればコメントなりTwitterに連絡ください、よろしくお願いします

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