とあるアパートでの療養日記(4日目)

自宅療養が始まって早いもので4日が経った。
毎朝8時にLINEで県からの体調チェックの連絡がくる。
もうすっかり熱も下がって、喉の痛みと鼻水と痰がからむくらいの風邪症状に治った。

家から出ないと日付感覚が失われていく。昨日と今日が入り混じっている感じ。ちなみに昨日は友人と久しぶりに電話で話せた。うれしい。
とりあえず、一昨日からお風呂に入っていなかったのでお風呂に入った。熱もないので、湯船に浸かることができた。やっぱりお風呂は気持ちいい。温泉やスーパー銭湯も好きだけれど、家のお風呂も結構好き。
今の家を更新した理由はいくつかあるけれど、その理由の一つにお風呂が気に入っていることも含まれる。脚が伸ばせるし、追い焚きできるし、洗い場も広い。
少し遅めの朝ごはんに、レトルトの牛肉のしぐれ煮丼を食べた。これは、昨日両親が持ってきてくれた荷物の中に入っていたものだ。
普段、朝ご飯はパンかオートミールだけれど、何となくご飯が食べたい気分だった。しぐれ煮の上に生卵を落としてすき焼き風に変えた。子どもの頃はなぜか生卵を食べると吐いてしまうことが何度かあった。すき焼きなんて滅多に食べるものじゃなかったから食べ慣れていなかったのかもしれない。

やらなばならない原稿があったので、午後からはそれに取り組むことにした。
作業BGMに3本のラジオを聴いた。たなかみさきさん、ヒグチアイさん、燃え殻さん。たなかみさきさんとヒグチアイさんのラジオは成人の日に放送されたもので、二人とも「成人は18歳なんですよね」と別番組なのに同じ話をしていた。18歳も成人式も、すごく遠くのことに感じてしまうよ。
作業BGMと言いつつ、しっかり聴き込んでしまって、聴きながらだと原稿は捗らなかった。
そのあとは自分でもびっくりするくらい集中して、気づいたら17時を過ぎていた。集中力はないほうだけれど、時々発揮されることがある。集中力が発揮される場面がもっともっと多かったら、色々苦労することはなかったんじゃないかと思う。

小腹が空いたので、少し早めの夕食にすることにした。
今日はナッシュのエビマヨ。病人が食べるものではないような気がするけど、エビマヨというだけで心が躍った。エビマヨ、エビマヨ、響きがいい。
エビマヨを食べたら満足したのか眠たくなったのでベッドに横になって少し寝た。

20時から横道誠さんと二村ヒトシさんのオンライントークイベントの視聴チケットを買っていたので、19時55分くらいになって机に待機。そうしていたら友人から電話がかかってきたので10分くらい友人と話した。普段はあんまり電話をしないけれど、コロナになってから毎日誰かと電話をしている。それだけでも、人とつながっているような感じがする。
視聴のお供に、友人がくれた北海道限定のハスカップの紅茶をいただいた。未だに紅茶の茶葉の量ってどれだけ入れていいのかわからない。スプーン一杯入れたけど、それで合ってるかしら。
横道さんがなかなかいいペースでビールを飲んでいたから、私もビールが飲みたくなった。結局、インスタントの坦々麺と一緒にサッポロ黒ラベルを飲んだ。
発達障害がテーマのトークイベントだったけれど、横道さんも二村さんもムーミンが好きだと話していて、そっちも聞いてみたい気がした。

家にずっといるのは何もしないでいるようでもったいないってずっと思ってきたけれど、ずっと家にいる良さがわかってきた気がする。
逆に自宅療養が解除になった時に、また元通りの生活に戻れるかどうかが心配。ちょっと戻りたくないなという気もする。

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