とあるアパートの療養日記（5日目）

日に日に堕落しているのがわかる。
今日は13時に起きた。（厳密に言えば、11時過ぎには起きていたけれど、その後もベッドでダラダラしていた）
体調はもうすっかり良くなった。あのしつこい喉の痛みも今じゃもうすっかりだ。

数えていないけれど、家にいる時の歩数ってどれくらいなんだろう。
動いてないのに、食事量は変わらないから太るのが怖い。
とりあえず体重計に乗ってみた。変わっていないことに安堵しつつ、それでも一昨年に比べればだいぶ太った。来月には友人の結婚式があるというのに……。
家でもできる運動をしようと思って、少し前もやっていたYouTubeのトレーニング動画を見ながらやることにした。クローゼットからジムに通っていた頃に来ていたトレーニングウェアを引っ張り出してきて、とりあえず形だけは一丁前に運動する人になった。

10分間なのに結構きつい。全く動いていなかったし、元々身体も硬いから側から見ればかなりひどいものだったと思う。案の定、すぐに太ももが筋肉痛になった。夜になって人気が少なくなったら散歩にも行きたい。

昨夜、以前取材で関わった人からメールが来ていたので、その返事を送る。メールに「お元気ですか？」と書かれていたので、書かなくてもよかったかもしれないけれど、「実は、今コロナで自宅療養中でして」的ないらん情報を付け加えてしまった。

我が家にテレビがないから、ドラマもほとんど見なくなった。（前クールで話題になったsilentもTVerで見たり見なかったりだった）
今期は珍しく、『ブラッシュアップライフ』と『女神の教室』を観ている。女神の教室は、いつもすぐにタイトルが出てこなくてなぜか『女王の教室』と間違えそうになる。女神と女王じゃ全然違うよな。でも、この間違いしてる人は一定数いると思っている。

今日、ようやくダラダラ読んでいた燃え殻さんと二村ヒトシさんの『深夜、生命線をそっと足す』を読み終わった。
私は、学生時代から本を読むのが遅いのが軽いコンプレックスなんだと思う。じっくり読んでいるから遅いのではなく、単に文章を読むのが遅いのだ。（そこは、視力が悪いことも関係はしているとは思うけれど……）
家にきた友人が、私が何日かかけて読んだ漫画をものの数十分で読み切っていたりするのを目撃すると、正直、なんとも言えない気持ちになったりする。だけど、燃え殻さんがこの間のラジオの放送で「2週間で１冊本を読むようにしている」と話していて、少しホッとした。読書は本来、自分のペースで読めばいいのだよなと再認識した。

さてそろそろと、散歩の出ようと思って久しぶりにダウンコートに袖を通した。なるべく暖かい格好をしていざ外に出ようと玄関を開けようとしたら、外からザーザー音がしている。
嫌な予感がしながらドアを開けたら、やっぱり雨が降っていた。
今日の昼頃から「散歩に行こう」と思っていたのに。なかなか思うようにはいかないな。

普段は事足りているポケットWi-Fiのギガも、寝ている時以外は何かしらネットとつながっているので、明らかにギガ数が足りなくて今にもパンクしそうになっている。今から何か動画や映画を見るような気分ではないし、薄めのハイボールを作って今日の記録をしたまでだ。