あなたの保健室になれるなら

別に経験豊富な美女じゃない

最近、わたしって保健室の先生みたいだなと思う。とは言っても、大したものじゃなくて、私の周りの小さなコミュニティの中で。

私は最近、学校の友達や、お友達の女優さんから沢山の『恋愛相談』とか、まぁ女の子特有の相談を受けることが増えた。

相談というか、彼女たちの気持ちの整理のお時間を共にしている。

私は別に今までモテてきたわけでもないし、特別に恋愛経験が豊富なわけでもない。なんでなんだろうなーって思ってる。気の利いた答えが出せてるとは思えない。

それでも、こうして誰かの保健室になれていることが嬉しかったりする。

あなたの保健室になりたい

保健室の先生に、実際、思い出のある人が何人いるのかはわからない。

わたしの保健室の思い出なんて、怪我した膝小僧にマキロン塗られて、でっかい絆創膏貼られたくらい。

でもね、必要だと思うんだ。大きな声で言えないことや、後ろめたいこと、ちょっと悪いことなんかも、ネタにしないで真剣に話せる相手って。

逃げたいけど逃げられなくて、逃げることもできないけど、その場にいられない時に、来てしまうところ。

どんなことでも。我慢して、心に溜めるだけじゃよくないよ。

素直に文字にすること

私は今まで、脚本を書くこと・ツイッターでつぶやくことで、自分の言葉を発信してきた。

脚本は言葉を全てキャラクターのセリフにして(更に女優さんの声に乗せて)届けるし、実は一番言いたいことは言わない。 

ツイッターも、140字の中で伝えるヒントを散りばめて放り投げるだけ。

本当に言いたいことを、私の言葉にしてこなかった。わたしのことを先生だと思ってくれる子にしか言ってこなかった。文字にしてこなかった。

文字にするのは怖いから。確かなものだから。曲がりなりにも文字を紡ぐお仕事をしているし。

「わいわいの言いたいことはわかったからお芝居もういいや」って言われるもの怖かった。

でも、誰かの保健室になれるなら。言葉にしてみたいなって思った。

なので、試しに、初めてみます。

誰かの保健室になりたくて。




 

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