高校野球 2016春季山梨県大会観戦レポ その2 山梨学院対甲府城西

山梨学院 4-0 甲府城西

Aシードの甲府城西が、ノーシードの山梨学院に敗れた。

波乱、のように見えて、むしろ名門の山梨学院が、秋には組み合わせに恵まれた甲府城西に対して力を見せつけた試合。

甲府城西の清水幹太投手は、昨夏から登板機会もあり、春の21世紀枠県推薦までの原動力となった。
ただ、ノーヒットで2点取られた1回表、そして連打を浴びた3回と、抜ける回もあったが要所を締めた。
2番手投手の五味くんもキレのある投球で、秋ベスト4、というそれなりの投手陣の水準を見せてくれた。
ただ、打線はつながらず……普通の公立レベルなんかな、といった印象でもある。

山梨学院の栗尾投手は2年生。1年春から登板機会を与えられてきた、期待の大物である。
昨年にはMAX143キロを記録するなど、今後の成長に期待……
していたのだが、この試合のMAXは136キロ程度(※全部見たわけじゃないが平均132キロくらい)と、1年次からのマイナスを考えると……
それでも無失点に抑えたあたり、キレは悪くないかもしれないが、期待はずれの感もある。
打線も大当たり、という感じでもなく、ちょっと上位チームとは差のある仕上がり、という印象。
今後勝ち上がって、上位チームと対戦があるようなら、一応チェックはしておきたいが。