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にんふぇあ月記(2021年8月)

※先月の日記はこちら

・月に一度書く日記です。

・月に一度だから日記じゃなくて月記。

・ここはnoteだけど月記なので他人に見られることを意識せずに書きます。

・そのせいで前回は少々キモい内容になったけど、ここは4コマ漫画劇場の楽屋裏みたいなものなのでいいか。

・「4コマ漫画劇場の楽屋裏」って何の話か分からない人も多そうだな。

・4コマ漫画劇場とは、複数の漫画家がゲームの4コマ漫画を掲載しているアンソロジー形式のコミックだ。ゲームのキャラクターがそれぞれの絵柄で異なる解釈で描かれておりちょっと同人誌っぽい。

・4コマ漫画劇場には、それぞれの漫画家が「楽屋裏」と称して自分語りを好きにできるページがある。この月記はそういう感じのアレだ。

・ちなみに参加している漫画家の一人、坂本太郎氏によると楽屋裏でもボツを食らうことはあるという。

・確か『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』のコミックでそんなことを書いた上で、腹いせなのかリアルなやたがらすのイラストを描いていた。

・4コマ漫画劇場は2006年に終了した。自分の作品を持って羽ばたいていった漫画家もいるが、大体の方は4コマ漫画劇場やちょっとした読み切りのみの登場であり、現在は姿を消している……ように見える。

・だが、pixivやTwitterを探すと意外と現在も生存が確認できる人がおり、中には現在進行形で新しいイラストを公開したり、様々な依頼をこなしている人も少なくない。

・特に思い入れがある人がいるわけでもないが、大昔に表から姿を消したと思っていた人が昔と同じ漫画やイラストの世界で元気にやっているのを発見すると微笑ましい。

・少し話はずれるが、私は10年くらい前フリーゲーム『ゆめにっき』にはまっていた時期がある(今でも好きだよ)。

・ここは月記なので『ゆめにっき』の説明は省くが、Switchやsteamで配信されたり、漫画化されたりノベル化されたり星野源の『夢の外へ』のモチーフにされるなど、メジャー化の一歩手前くらいまでは話題になっていた作品だ。

・そんな『ゆめにっき』にはファンゲームを作るという独特な文化があり、ファンゲームは「ゆめにっき派生」と呼ばれている(無関係の作品なのに「派生」を名乗っていいのかは知らない)。

・ちなみに私も作ったことがある。私のTwitterのヘッダーにいるピンクの服の少女は、私が作ったファンゲーム『GOCCO』の主人公だ。名前を「さなぎ」といい、私が最近作ったホラーゲーム『ヨミクニサン』にもわずかに出てくる。

・特にお互い会話はしないが、私は一方的にゆめにっき派生界隈の皆様を、インターネットという広大な世界におけるご近所さんだと思っているし、自分用にTwitter内に「ゆめにっき派生界隈の方々」というリストも作っている。

・当時ゆめにっき派生にはまっていた人たちは大体、ゆめにっき派生のことをたまに口には出すが、当時ほどの熱量はなくなり別の物事について語っていることが多い。

・ネットで使い古された表現だが、そういう時「あなた方が何をいっているのかさっぱり分かりませんが取りあえず元気そうでよかったです」という気持ちになる。

・特にTwitterでの交流はないが大昔に共通のものにはまったことがきっかけでお互いに認知した人が、現在も元気に生きていて、それに対して「よかったよかった」という感じである。

・今の私は活動内容を見る限り「ゆめにっき派生界隈の住人」ではなく「旅行マニア・旅行ライター界隈の住人」だと思うのだが、精神的にはまだゆめにっき派生界隈に住んでいる。

・旅行界隈やライター界隈のキラキラした意識高めの雰囲気が苦手で、むしろダウナーでサブカルチックでメンヘラ気質な傾向のあるゆめにっき派生界隈の方が居心地がいいからかもしれない(双方に失礼なこといってごめんね)。

・というわけでこれからも特に話しかけることはありませんが、私はあなた方を見て勝手に「今日も健在でよかったです」と思っていますので引き続きよろしくお願いします。

・相変わらず内容がキモいな。

・キモくてもいいじゃないの。そういう人の方が私は好きだよ。

・自己表現とキモいは表裏一体だからね。

・キモいといえば、私は旅行が好きだし、旅行自体キラキラしていて意識高めに見えるけど、旅行という趣味自体もキモいと思っている。

・お洒落で聞こえもよくて趣味として格上のようなイメージだが、InstagramやTwitterで加工した写真をアップして自慢したり、そもそも知らない土地にいって知らないものを見るという現実逃避の極地のような一面も、なかなかキモい。

・現実逃避という意味では、キモい趣味として見られやすい傾向のある漫画やゲームとまったく同じなのである。

・私は、旅行のキラキラとした自慢げで意識高めの雰囲気から出てくるキモさより、旅行の現実逃避っぽさや細かくて地味な歴史上の痕跡をネチネチと探して歩きまわるオタッキー(死語)な感じのキモさの方が好きである。

・過去にも「旅行という趣味は偉いのか?」という内容でnoteに書いたことがある。

・趣味というのはどうしてもその人のエゴな一面や趣味嗜好がまろびでてしまうので、キモくなってしまうのはある程度仕方ないのだ。

・金子みすゞも「みんなキモくてみんないい」っていってたし。

・いってなかったな。ごめん。

・いってなかったけど、「みんなちがって、みんないい」とはいっていたな。あまり意味は変わらない気がする。

・自分もみんなも違う趣味嗜好を持っているし、その趣味嗜好そのものを認めたり理解することはできなくても、「あなたが何いってるのかさっぱり理解できませんが取りあえずあなたが楽しそうでよかったです」といえるといいですね。

・こんなこと前にもnoteで書いたな。

・…………。

・……………………。

・…………………………………………。

・やっぱり書く時には、他人に見られているというリミッターはあった方がいいね。

・来月から気をつけます。

・これくらいにして、そろそろ8月に書いたものをふり返るか。

・8月も旅行に行けていないので、旅行メディア様のお仕事や個人ブログの更新はゼロです。noteに書いたものだけあげていきます。

●お盆に旅行行くか問題2021
お盆に旅行するかどうかのアンケートを取った結果。「2021」とわざわざ書いているのは、昨年も同じ内容でアンケートを取ったからだ。コロナ禍が続く限り毎年取ってみようと思う。『男はつらいよ』シリーズより短めに完結するといいですね。

● 【反省文】オリンピックに興味ないのは危険ではないかという話
「オリンピックを楽しめないのは非国民」みたいに流行っているものに乗らないことを罪と見なす風潮は苦手なのだが、逆に流行っているものにまったく興味がないのも危険なのでは、と思って頭の中を整理するために書いた文章。実際、オリンピックに興味がないと会話についていけないなどの危険が伴うので、楽しめるか楽しめないかは別として興味は持っておく方がいいかもしれない(そういっておきながら見るのをサボってしまったけど)。

● 日本は「うまい」であふれてる(鳥取編)
鳥取県で食べたものの備忘録。作物が育てられず古くは「厄介者」あつかいされていた鳥取砂丘をたくみに利用して、砂を利用した名物を作っているのが印象的だ。

● ルートビアを10年ぶりに飲む
おいしいかといわれると難しいけど、個性が強い分たまにわざわざ買って飲みたくなる飲み物。100年以上前に誕生した歴史あるドリンクだ。

● にんふぇあの一人旅ラジオ/#1 私は信心が足りない
外出自粛しすぎて声が出なくなってしまったので、リハビリのために過去の旅行をふり返って少ししゃべります。昔noteで書いた内容と同じです。

● 警告が不穏なゲーム『When the Darkness comes』をレビューするよ
不穏な雰囲気含めて演出なので、あまり斜に構えず気軽に遊んでまんまと手玉に取られる様を楽しもう。無料の上に短時間で気軽に遊べてお勧め。

● にんふぇあの一人旅ラジオ/#2 磯内膳に学ぶ!偉くなくても歴史に名を残す方法
過去の旅行をふり返りながら数分間しゃべるだけ。静岡が生んだ英雄、磯内膳を紹介します。現代にいたらスーパーの休憩室とかに監視カメラの画像つきで要注意人物として貼り出されているタイプの人だけど、織田信長や豊臣秀吉みたいなスターと違って身近で逆に親しみがわいてきませんか?

・こんな感じです。

・9月も引き続きよろしくお願いします。

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