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「VIVE XR Elite」体験会 Day 1にいってきた!!

みなさま、こんばんはninfです。
今回は、2023年2月11日(土)にnote placeにて行われた
「VIVE XR Elite」体験会 Day1に参加してきたのでその時のレポートを
投稿します。

以下のイベントです。
https://vivexrelite-day1.peatix.com/
※今回は写真撮影、動画撮影OKのイベントだったので
撮影した写真をまじえながらレポートしていきたいと思います。
※動画の挿入方法今度調べてきます。。。


基本情報

まず最初に今回体験することになったデバイス
「VIVE XR Elite」についての基本スペックなど。
■解像度
片目: 1920x1920
両目: 3840x1920
■ヘッドセットトラッキング
6DoFインサイドアウトトラッキング
■リフレッシュレート
90Hz
■視野角
最大110°
■オーディオ
デュアルマイク
内臓スピーカー
■プロセッサー
Qualcomm Snapdragon XR2
■ストレージとメモリ
128GB/12GB
■インターフェース
USB 3.2Gen-1 Type-C 側面ポート
USB 3.2Gen-1 Type-C パワーポート
Bluetooth 5.2 + BLE
Wi-Fi6 + 6E
■センサー
4xトラッキングカメラ
16MP RGBカメラ
深度センサー
加速度センサー
ジャイロスコープ
近接センサー
■トラッキングエリア条件
立位/座位両方可能
ルームスケール
立位時の最初プレイエリアは1.5mx1.5m
最大10x10mのプレイエリア推奨

スペックを見るだけでも高級機というのがひしひしと伝わってきますね。
なお、後述しますが、左右独立式の焦点調節機能やIPD調節機能が備わっています。
普段眼鏡をしている筆者ですが、どちらもこの機能を使うことで眼鏡なしでも快適にプレイできたことを
伝えておきます。

待機時間

では、ここから実際の体験会のレポートになります。
まず最初に会場に到着すると会場後方に写真撮影エリアがあり、
写真撮影用の実機がありました。
当然、実機を見れる貴重な機会、見逃す手はありません!!
おいてあったのは

  • バッテリーを装着した状態のデバイス

  • グラスモードの状態のデバイス

  • 取り外されたバッテリー

の3つでした。

実際に手にとることもできたので持ち上げたりしてみたのですが
バッテリー装着状態でもその軽さが伝わってきました。
もうこれだけで、快適な体験できることは間違いないなと確信しました。
さらにバッテリーを取り外した、グラスモードの状態のデバイスも持ち上げてみましたが、
さらに一段進んでその軽さが実感できました。相当軽いですよこれは!!
そんなこんなで写真撮影しているとプレゼンテーションの時間がやってきました。

プレゼンテーション

まず開場して最初に行われたのが HTC NIPPON 代表取締役社長 児島全克さんによるプレゼンテーションでした。
VIVE XR Eliteにかけた思いをたくさん聞くことができました。

  • モバイル AIO VR

  • ワークステーションPCVR

  • 没入型VRグラス


この3つを合わせたものが今回の「VIVE XR Elite」!!
いくつかのキーワードとともにVIVE XR Eliteのプレゼンが行われました。

「広がるメタバース」

VIVE XR Eliteをかぶると最初に目にするのはVIVERSE HOME
ここからすべての体験がはじまる!!

「本格ゲーミング」

「新時代の生産性」


児島社長イチオシ!!
VIVERSE HOME上でお仕事空間が簡単に構築できるようになる!!
バーチャルな空間の中で複数のウインドウを展開!!
現実世界のキーボードとマウスを操作すれば、
そこはもう作業スペースです。
現実世界にあるような物理的な空間にとらわれることなく、
自由にバーチャル空間上に好きなようにウインドウを開いて、
快適な作業が行えます!!生産性向上まったなし!!

ほかにもいろいろな話がきけたのですが、個人的に印象的だったのは
VIVE XR Eliteの特徴の一つ「グラスモード」
ヘッドセット後部に装着している「バッテリークレードル」を
取り外して、専用のつるを装着することでモード変更が可能。
そのグラスモードの説明の中でVR睡眠に触れられていたことでした。
確かにこの形状なら後頭部に邪魔なものがないので普通の枕で寝転んでも
違和感なさそうですね!!

また、今回のデモ体験では無効になっているとのことですが深度センサーが搭載されているとのことで
パススルーを通したMR体験をするときにこの深度センサーを利用することで遮蔽物の表現いわゆる
オクルージョンができるようになるとのこと。
自分とオブジェクトの間に例えば机とかソファとかの障害物があったときにそのオブジェクトが
障害物で遮蔽されて隠れるような表現ができるということですね。これは使えるようになるのが
とても楽しみな機能です。

そんなこんなでプレゼンテーションも終わり、最後に少し質疑応答があった
のですが

プレゼンの中ででていたフェイシャルトラッカーとアイトラッカーについて
VIVE XR Elite専用のデバイスがでるのかどうかというところについて
回答としては専用のデバイスがでますとのこと、発売時期はまだ現時点では未定のようですが
これは発売が待たれますね!!自分の表情をVR空間に反映するためには必須アイテムですね。

デモ体験

さて、今回のメインイベントのデモ体験の時間がやってきました。
Day1はゲームデイということで以下3つの内容が体験できました。

  1. チュートリアル

  2. MR体験としてOpen Brushによるお絵かき

  3. PCVR体験としてKayak Mirageによるカヌー体験

さて、それぞれ詳細を見ていきましょう。

チュートリアル

ヘッドセットのセットアップ
まず最初に体験したのはどのヘッドセットでもあるであろう
初期セットアップでした。
スタッフさんに案内されながらヘッドセットをかぶり
※軽い!!
コントローラーを手に持ってチュートリアル開始!!
コントローラーの基本的な操作方法
・トリガーによる選択
・スクロール
などを一通り学べました。

その後、個人的に気になっていた
焦点調節、IPD調節のチュートリアルにすすみます。
ここでいったんヘッドセットを外し、コントローラーを置いて
接眼部に装着されている「ガスケット」を外します。
※マグネットで装着されているので付け外しがとっても簡単でした。
その状態で再度ヘッドセットを装着します。
後は画面の指示に従っていきます。
左目の焦点調節
右目の焦点調節
IPD調節を行いました。
焦点調節についてはレンズの周囲にあるダイヤルがそのまま
回すことで調節ができるようになっていました。


直感的にわかやすかったです。IP調節機能についてはヘッドセット右下にスライドできるボタンがついていてここを左右にスライドすることでIPD調節が可能になっていました。

ところで筆者は普段眼鏡をつけて視力矯正をしていて裸眼視力が
左眼と右眼で違うのできちんと焦点合わせることができるのかどうか不安だったのですが左右で独立した焦点調節機能のおかげで無事に焦点をぴったりあわせることができました!!
バーチャル空間でクリアな視界を得ることができました!!
※個人差はあります。
別途インサートレンズを購入したりコンタクトレンズにしたりしなくてもよいのが個人的には非常に大きなポイントです!!
眼鏡ユーザーとしてこれは大変ありがたい機能です!!

眼鏡ユーザーの筆者としてヘッドセットを付けるうえで何がハードルが高いかというとそのひとつが「裸眼の状態でクリアな視界を得ることが難しい」ということでした。
コンタクトレンズ装着すれば一応はクリアな視界の確保はできますが、ヘッドセットかぶるたびに毎回コンタクトレンズ装着するのは非常に手間でした。
※あとコンタクトレンズ装着してるとやはり目が乾きやすい
自分の利用しているヘッドセットに対応しているインサートレンズがあればそちらを購入して装着すればコンタクトレンズに比べると非常に簡単にクリアな視界の確保は可能ですが、必ずしもそのヘッドセットに
対応しているインサートレンズがあるとは限らないのと対応している眼鏡屋さんを探す手間や処方箋の入手の手間はどうしてもかかってしまいます。
※注 ここでいうインサートレンズとは視度入りレンズをセットしてヘッドセットに装着することが可能なデバイスのことを指しています。


チュートリアルはこれにて完了です。

Open Brush

次に体験したのが立体空間でVRアートを作ることが可能な
Open Brush!! 今回はVIVE XR Eliteの性能を生かすためにカラーパススルーモードを有効にした状態での体験でした。
現実世界を視界に表示しながら現実世界にお絵かきするというとても斬新な
体験をすることができました。
描いた絵は3Dなので、描いた絵を別の視点から眺めるということができました。とても新鮮な感覚でした。
また、現実空間の様子を見ることができるので、
通常のVRでプレイする時と比べるとこのくらいは動いても平気なんだなという安心感もあり、思い切った動きをすることができました。
ダイナミックに動いてダイナミックなアートができました。
360度自分の視界の周囲に描けるアート体験というのはとても楽しかったです。

Kayak Mirage

そして最後の体験としてPCVR体験として
Kayak Mirageをプレイしてきました。
まず驚いたのが無線で接続してるとは思えないそのグラフィックのクオリティと圧倒的な没入感の高さと低遅延!!
試しにヘッドセットかぶった状態で頭を左右にふってみましたがちらつきを感じることはありませんでいした。
無線でPCVRもここまできのたかーと、感動しました。
また、お手製のパドルにWrist Trackerを装着していて、そのパドルを動かすと、ゲームの中のパドルにも反映されて
まるで巨大なアトラクションセンターで体験しているような
体験型のプレイができました。
※うまい言葉がみつからなーい。

PCVRの設定方法もとっても簡単とのこと
PC側にVIVE Streaming Hubをインストール
ヘッドセットからQRコードを読み込むだけで設定完了!!
あとは、ヘッドセットから使いたいアプリを選択して起動するだけ!!
ヘッドセットで完結!!
これはいいですね、プレイするための手順は少なければ少ないほどいいですよね。気軽にプレイできるって大事だと思います。

これで今回のデモ体験はすべて体験しましたが、プレイしている最中に
ヘッドセットの重さが気になることが一切ありませんでした。
プレイに集中できていました。
締め付けも気になりませんでした。
やはりかなり軽いですね。装着してみてあらためて実感しました。
また、カラーパススルーモードについても距離感とかも
自分が思っている距離感とずれてると感じたことはありませんでした。
スタッフさんとの会話もヘッドセットを装着したままの状態で成立していました。
※VRモードとカラーパススルーモードの切り替えはコントローラーのVIVEマークのボタンを2回押すだけで切替できました。
カラーパススルーモードでキーボードの印字も読み取れる精度!!
スマホの画面も見れました。
ほぼほぼヘッドセットをかぶったままで過ごせるレベルです!!

フリータイム

最後はフリータイムです。
スタッフさんや社長さんに気になる質問をぶつけれる時間です。
こんな機会はめったにありません。
待機時間中に質問したことも含めて雑多に書いていきます。

バッテリーのホットスワップについて

基本的なやりかたとしては

  1. バッテリーがきれそうになる

  2. ヘッドマウントディスプレイを外す

  3. バッテリーを交換する
    ※少しの間ならバッテリークレードル外しても本体の電源は切れない

  4. ヘッドマウントディスプレイつける

  5. プレイ続行

とのことですが、おすすめされたのは
「ヘッドセットにUSBケーブルでモバイルバッテリーをつなげる方法」
※今回のデモ体験のチュートリアルとOpen Brushのときは
グラスモードでモバイルバッテリーを装着して体験していました。
この方法であればモバイルバッテリーが持つ限り無限にプレイができる!!
予備のモバイルバッテリーを何個か用意して、モバイルバッテリー切れそうになったら付け替えるだけ!!これは快適!!

有線でPCVRする方法について

有線でPCVRするときはどうするのかきになって質問したところ
USBケーブルで接続するだけとのことでした。
シンプルですばらしいです。

コントローラーについて

コントローラーについても質問してみました。
コントローラーのバッテリーはどうなっているのか確認したところ
充電式バッテリーが搭載されていて、コントローラーの底面部にあるUSBポートにUSBケーブルを差して充電するようになっているとのことでした。
フル充電すると15時間稼働するとのことです。
寝る前に充電すれば翌日はほぼほぼ1日充電しなくてもよいですね!!

トラッキングについて

トラッキングについて、プレイヤーの位置情報などはヘッドセット側のカメラによるトラッキング
※インサイドアウト方式
コントローラー側にもセンサーが内蔵されていてコントローラーの回転などはそのセンサーで取得しているとのことでした。
またタッチセンサーが搭載されているとのことで
ボタンやアナログスティックに触れたことも検知可能。
またコントローラー自体を持つだけでハンドトラッキングモードと
コントローラーを使ったモードが切り替わるとのことでした。

モード切替について

VIVE XR Eliteのモードの切り替え方法についても確認してみたところ
※バッテリークレードル装着した状態とグラスモードの切り替えケーブルを外して、つるの部分にあるスイッチを押しながら引っ張るようにすると
簡単に外すことができました。

アプリ開発について

また、アプリ開発についても確認してみました。
PCVRモードの時のアプリ開発についてはPC上で動くアプリになるので
既存のVRアプリと同じ開発手法で大丈夫そうでした。
スタンドアロンの場合はベースがAndroidとのことで
OpenXRなどを利用した開発になるとのことです。
※VIVE XR Elite特有の機能を使ったアプリを開発する場合には別途
VIVE提供のSDKの導入が必要とのこと
※現時点での情報なので発売時には変わる可能性もあるかと思われます。

総評

以上が今回の体験会のレポートとなります。
総評としては
これは買いですね!!
値段は確かに手軽に手を出せる価格ではないですが、値段相応の
価値があると感じました。実際に体験してみてそのことを非常に強く感じました。

ここまで長文にお付き合い頂きありがとうございます。
ここらで筆をおかせていただきます。
ninfがおおくりしましたー。

最後にこの機会を提供してくださってありがとうございました!!

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