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「大雨特別警報」発令下の白石町で思ったこと

豪雨被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

8月11日から雨が断続的に降っています。佐賀県白石町の過去72時間の総雨量は623.5ミリ(8月14日午後4時)を記録しました。早朝3時30分ころ、大雨特別警報の発令を知らせる町内放送がありました。激しい雨音ですでに目が覚めていた私は、外のようすを見ようと玄関を出ました。自宅前の用水路の水位は増していましたが、道路の高さまでは数十センチの余裕があります。その後、警戒レベル5が発令されましたが、避難はせずに自宅にいることにしました。この一帯は平地で、崖や斜面がないから崖崩れや土砂崩れの心配はありません。私の自宅付近の場合、もっとも気をつけるべきは河川の氾濫なのですが、まだないだろうと思ったのです。それから今(午後9時現在)も天気は穏やかです。

自宅の浸水等、我が身に大きな被害がないからなのでしょう。緊迫感はありません。

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が、田畑や小屋は大丈夫だろうか、と農家の私は気を揉んでしまいます。心配しても事態が好転することはないのに、です。

午前8時過ぎ、田まわり(田畑のパトロール。農作物の生育状況の観察等をする農家の日課)のついでに近所を軽トラで回ってみると、冠水している道路がありました。水のせいで田畑と道路、用水路の境がわからなくなっています。約2時間後、再び、そこへ行くと通行止めの標識が。私が迂回するために選んだ道も冠水しています。大げさに言えば”脱出”できるのか不安がよぎりました。無事でしたが、不要不急の外出は避けるべきだと自分を戒めました。近くでは軽自動車が立ち往生しているように見えます。救出のためかトラクターが水しぶきを上げて向かっていました。

夕方、天気予報をみると、豪雨の可能性は遠のいたと安堵していた矢先、また町内放送が。下水が流れにくいため下水道を利用している方(この地域は下水道の利用は100%ではない)はトイレ等を控えるようにとのお願いです。まったく流せないわけではなく、あくまで自粛要請ですが、律儀な妻は、夕食後、使った食器を簡単に拭き食洗機に入れはしましたがスイッチは押していません。翌朝までに復旧しなければ、屋外で手洗いするするそうです。それを見たら私も要請に従わないわけにはいきません。湯船にはお湯が張ってありましたが、体や髪は洗わず、湯船につかるだけで済ませました。尿意をもよおすたびに外で立小便をしています(と断言したいところですが、うっかりトイレで用を足してしまいました)。大便はまだです。私に対する大雨の影響はこれくらいでしょう。

何を書きたいのかはっきりしない段階でnoteをはじめてみたからこの調子です。まずは書いてみないと先へ進めないと思って恥を忍んでアップしました。僭越ですが私の記事が少しでも読者の皆様の時間潰しになれば幸いです。


町外、県外の友人や先輩後輩から私や家族を心配する電話やメッセージをいただきました。この場を借りてお礼を述べさせていただきます。ありがとうございます。


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