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11-3 7日目のおもひで

前回までのあらすじ

・・・前回?知らない子ですね

前々回までのあらすじ

自分の声がきもい


飛天御剣スタイル

6日目はあまりの忙しさに学園に行けなかった。2回目だ・・・2回目だ!
前も忙しさで学園に登校できないことがあったが、行けないながらも日記という体の戯言(ポエム)をしたためて投稿することはできた。今回はマジで無理。6日目の日記は永久欠番ということでお願いします。クソァ!

あまりの忙しさに7日目の選択授業に何が受かっているのかを見るのを忘れ、死んだ目で仕事をする。今日も仕事が忙しい。いつもは定時過ぎには帰っているのになぜ今なのか。前世の罪を償っているのか。そしてなんとか授業に出れそうだと光明が見えたとき、今日は選択授業だったことを思い出した。割り当て授業を確認して目を見開く。

「VRで始める本格剣術入門」

・・・受かったか、この授業に!
この私立VRC学園の入学説明会の際、今期の授業どんなものがあるかという解説があった。その中に燦然と輝く「VRで始める本格剣術入門」を見つけたのがもう3週間も前。この授業を見つけたとき、自分が入学説明会を受けるのをこっそりdiscordで見ていたリアル友人と

「「絶対剣術とるでしょ!」」

と言っていたのが懐かしい。
その後無事入学し、選択授業を選んだ。選択できる授業一覧をみて、もちろん面白そうな授業はいっぱいあった。
だが本能レベルでの判断で剣術入門を第一志望で選択してしまった。どんなアバターを纏っていても、自分の中のオトコノコは止められないんだよ!。(昨今のジェンダー事情に配慮しない発言)
子供の頃、傘で天翔龍閃とか、牙突零式とか、虎伏絶刀勢とかやっていたクソガキが「剣術」と聞いて選択しないわけがないだろ!(諸説あり)

授業開始にぎりぎり間に合いそう且つ波風立たないタイミングで退社を決める。ダッシュで帰ればぎりぎり10時。ご飯を食べる暇も、一息入れる暇もない。だが行くのだ。帰宅するともう10時前。もうログインしないと間に合わない。だがUni-motionを装着する。どういう授業形態かはわからないが、何が起こるかわからない。常在戦場の気持ちで足を動かせるようにしておく。結局あんまりいらなかった
ログイン→キャリブレーション→リクインを流れるように決め、授業ワールドに降り立つ。ああ、もう授業が始まっている。なので今回は授業前フェーズはなし。

授業

授業の会場はあのいつもの学舎ではなく、道場だった。
出迎えしてくれた先生に挨拶もそこそこに道場に入って遅れた挨拶をする。
今日の講師は「桜庭なつ」先生だ。小柄で温和な口調の物腰柔らかな雰囲気なのに、腰に刺している大小とのギャップがイカす。

剣士とは思えない見た目の可愛さ

周りにはすでに生徒達が立って講義を聞いている。まず道場で立って講義を聞くという雰囲気が良い。高校の頃に選択授業で剣道やっていた時のことを思い出す。共有で使いまわしていた授業用の面(頭防具)は臭かったな・・・。講師陣や一部の生徒は(うちのクラスのTakanishiさんも)和装の出立ちになっていて、道場の光景に非常にマッチしている。前にも書いたけどTPOにふさわしい服装に変えられるというのはやはり羨ましいな。

道場よいな!!

ちょうど自分がきたのは、剣「」と剣「」の違いを学んでいるところだった。それぞれ成立した時代・背景・目的が違うのはふんわり把握していたが、一番興味深かったのは「斬り方」だ。(やばいやつに聞こえるかもしれないが)言われてみれは「確かにな」という話ではあるのだが、剣道の「打突」と剣術の「斬撃」は全然違う。なにより驚いたのは、「打突」と「斬撃」の動きの違いを実際に見せてくれた先生の、「斬撃」の時の動きの滑らかさだ。斬撃の切先が綺麗に弧を描いていたのがはっきりと見えた。これは間違いなく剣士だ・・・!。

師範代の方達が実演してくれる

その後道場に備え付けの竹刀を持ち出してきて握りと足の置き方を学ぶ。
みんなで竹刀を握り締めながら、刀の話を聞く。先生の話はいい意味で脱線しがちで、一つのテーマについての解説が始まると、その周辺知識もどんどん話してくれる。鹿島神宮の話とか剣術三大源流とか、剣豪の話とか。こういう話でしか得られない栄養素がある。多分、今日の授業の途中で生徒みんなが察したことだろう。先生めちゃくちゃ剣術好きなんだな!!

脱線解説中

恒例の授業終了前質問タイム。
せっかくなので前々から疑問に思っていることをぶつけてみることにした。
ネットにはネタなのかマジなのかわからない情報が散乱しているので有識者に聞いてみたかったのだ。

「示現流って強かったんですか?」

実はわたくし、鹿児島出身である。戦闘民族島津の血を引くものとして聞かずにはおれなかったのだ。
先生は満面の笑みで(アバターが笑っているだけなのかもしれないが)

「すごく、いい質問ですね」

そしてタイムキーパーをしている先生方に時間を確認したのち、詳しく解説してくれた。この辺りの話はかなり面白い話だったので、興味がある人はぜひ先生に聞いてみよう!やはり蜻蛉の構えから打ち下ろされる斬撃はガード不能即死攻撃であったのは間違いなかったようだ・・・

そんなこんなで授業終了

名前の印象から体を動かす系の授業かと思っていたが、座学のみっちり詰まったかなり面白い授業だった。チャンバラできなくて期待外れなんてとんでもなく、また受けてみたい、満足度の高い授業だった。チャンバラしたい人は、先生が毎週水曜に剣術系のイベントを開いているらしいので是非行ってみよう!俺も見に行こうかな。

余談
「薩摩(島津)の武士はやばい」というネットミームを知りたいなら、

・ドリフターズ
・衛府の七忍
・薩摩義士伝

あたりを読もう!

はじめてのAlpha

授業終了後は学園が運営するCafe&Bar「Alpha」の紹介。
各クラスは順番に紹介を受けているそうな。

カフェか・・・あまり良い印象がない。
「オシャレさと敷居の高さ」から自分のようなものは滅多に行くことはない。行くのは普通にオシャレな人たちか、「カフェでMacをカチャカチャターンしている俺かっこいい」と思っている意識高い系だろう。(極端な偏見)
スタバとかに至っては注文することにすら学習コストをかけねばならない。予習が必要という意味ではラーメン次郎と大差ないだろう。(極端な偏見その2)
そもそも有名チェーン系のカフェは妙に居心地が悪い。なんだろう、みんなが縄張りを主張しているような、ドヤっているような、よくわからないけど全方位から「」を感じるのだ。(個人差あり)

だがこのAlphaに実際に来てみたらどうだろうか。店員の人達は物腰が柔らかく、早めに来て所在無げにしていた我々に気安く話しかけてくれ、緊張を解してくれた。めちゃくちゃありがたい。Takanishiさん含め談笑した・・・と思ったら、この時またマイクオフで喋っていた。最近なくなったと思ったら・・・。こいつ学習しないな。またこいつしゃべんねーなって思われたよ絶対!

初手歓迎ムード

続々とクラスメイトが集まり、カフェについての諸々の説明を聞く。わたきちさんがめちゃくちゃ一生懸命に説明してくれたのでほっこりした。癒しか。

薄荷ちゃん大杉問題。骸骨を上回る数

その後、カフェのとある場所に行って記念撮影。場所は伏す。撮影後はいつものわちゃわちゃタイムだ。みんなとの会話もそこそこに、写真を撮影しまくる。

集合写真何枚もとったけど自分が前を向いていないのが多い
ぴょんぴょんするwinkさん
AFKすると写真を撮られるのだ
グループ会話していてもカメラを向けるとポーズをとってくれる!

今回からquest非対応アバターにしか入れていなかったVirtualLens2を搭載してきた。せっかく設定いじれるようになったしもっと写真を撮りまくっていきたい。

終わりに


最近気づいたんだけど、自分は「集団写真写るの下手勢」ということが分かった。まぁ薄々察していたんだが・・・みんながあげてくれる集合写真、大抵自分下向いてるんだよな・・・
カメラを操作するタイミングが悪いのか?

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