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11-3 9日目のおもひで

前回までのあらすじ

ピカチュウ


フォトグラメトリという名前がもう強そう

今日は授業9日目、いよいよ残りの授業も後2つとなった。
総括するにはまだ早いけど、この二週間弱、かなり長かったしかなり短かったと言える。どっちだよ。私生活の仕事が忙しかったのもあるが、この在校期間に得たものの多さを考えると長かったと感じるし、この生活がもう終わってしまうのかと考えると短かったと言えるな。
分裂しているわけではないが、大体自分は対立した2つの意見のどちらかに偏ることはない。真なる中立なのだ。

あと残り2日、なるべく多くを学び、体験していこう。
たまには真面目っぽいことを書いておかないとね・・・

さて今日は選択授業。いつもの抽選だ。何があたったのか。

「フォトグラメトリで簡単3Dモデリング」

・・・クジ運よいな!これも上位の希望を出していた授業!
「写真撮影」の授業も上位希望を出していて受けてみたかったが、こればかりは時と運の巡り合わせだ。仕方ない。


授業前


知らない人にリクインを送り、挨拶するのもだいぶ慣れてきた。
わざわざ覚悟完了するまでもなく、それなりにカジュアルに遅れるようになってきたといえよう。だいぶ進歩している。

前ほど怯まない

教室に入ると見たことない人だらけ。一番大きな人の輪にいきなり突っ込むことはまだできないが、小さな輪になら挨拶して入っていけるようになった。知らない人でももうそんなに怖気付くことはない。んん?書いていて気づいたが、そうか、これは「VR限定の人見知り」だったのか。リアルではそうでもないので気づかなかったが、現象だけ見るとこれ人見知りじゃないか。なぜリアルでは起こらない「VR人見知り」が起こるのか?リアルでは外見から相手の「人となり」が多少推測できるが、VRだと相手のアバターと「人となり」を結びつける因果関係が薄い。それがリアルでは感じない警戒心を引き起こさせるのか?謎。

談笑しているクラスメイト達

閑話休題。近くの人に挨拶をして近づくと、会話の中に片言の日本語と英語が混じっている。話してみるとこの英語を喋っていたniniinaさん、なんとタイの人らしい。

ここでVRC学園入学前の話を一つ。
半年ほど前リアル友人たちとVket2022Winterに行った時、「試しにパブリックに行ってみよう」という話になった。
Discordで通話し、アバターを試着してキャッキャしながら「あそこに人がいる!(我々はパブリックにほぼ行ったことがなかったので他人がいるだけで大事件)」とか話していたら、英語を喋る人に話しかけられたのだ。
その時の自分は、「話しかけてくる」+「英語」=「やばいやつ」という認識しか持っていなかったので、軽く手を振ってリアクションした後は無言勢を装って以降ガン無視して逃亡した、という経験がある。その時のDiscordでは「やばいやつきた!」「英語だ!」としか言ってなかった気がする。

彼はその後すぐに我々から興味を失いどこかに行ってしまったが、「パブリックやばい」「英語やばい」という認識が強くなった事件だった。もちろん超がつく偏見である。彼はただ普通に話しかけただけなのに。何かの記事で、日本のVRChatterは外国人から「フェアリー」と呼ばれていると見たことがあるが、今思うと典型的なフェアリームーブを決めてしまっていた。

話は戻って実はniniinaさん、一度見たことがある。そうだ、入学前に開催された栓さんの初心者講習会だ。その時niniinaさんが英語を喋っているのを聞いて、まだ「VR人見知り」だった頃の自分は「英語こわ・・・近寄らんとこ」「英語で入学とか根性あるな」としか思っていなかった。niniinaさん本当にごめんなさい。この偏見にまみれたアホを好きなだけ罵ってください。

「OK!」

そんな自分が今では拙いながらも「Take a picture, OK?」(写真を一枚いいですか?)といって写真を撮らせてもらえるくらいにはなった。学園生活を通して色々学んだのだ。英語がガバガバなのは許して。

ちゃぬ氏も来て3人で


授業

今日の授業は「フォトグラメトリで簡単3Dモデリング」
講師は北海道で実際に農家をやっているらしい「ケイト 百姓」先生だ。

農家アイドル感ある

そういえば、フォトグラメトリで作られたワールドにはいくつか行ったことがある。鍾乳洞や日本の古い街並みを残したもの、ヨーロッパのどこかの地方とか。フォトグラメトリのいいところは普通のモデリングとテクスチャじゃなかなか出せない「本物感」だと思う。まぁ本物の写真をテクスチャにしているわけだしな。フォトグラメトリのワールドともなれば、「実際に行った感」がすごい。もはや自宅の一室からどこへだって旅行に行ける時代になってきているのだ。テクノロジーの進歩はすごい。

カメラを構えていて目が合った時、ポーズとってくれた

そして最新テクノロジーガジェット興味ある勢の自分としてはちょくちょくMakuakeやcampfireにでてくる3Dスキャナを指を咥えて見ていた。使い道を思いついていない状態で興味本位で買うにはちょっとお高い。でも欲しい、試してみたい。そんな折にiPhoneの一部の機種にLiDARセンサーが搭載されたというニュースを聞いた。しかしiPhoneか・・・iPhoneか。
一時期はiPhoneを使っていたのだ、5とか6あたりとかまでだったか。その後Androidに移行してしまった。ジョブズがいた頃はよかった。絶対に中途半端なプロダクト出さなかったし。それに比べ今のプロダクトは(以下呪いの言葉)
というわけでもう数年iPhoneを使っておらず、機材がなくてフォトグラメトリは縁遠いものだと思い込んでいた。

今日は座学中心だ

しかし先生の授業によると、今はLiDARセンサーを使わずとも写真を数十枚用意すれば作れるらしい。先生が実際に写真で作ったぬいぐるみのモデルを懐から取り出して見せてくれた。VRChat用にポリゴン数を削ってあるが、間違いなくフォトリアルなぬいぐるみだ。それにしても先生、blenderで調整前のぬいぐるみモデルや、QRコードのパネルも懐から出てくる。色々仕込んであって面白いな。色もあってちょっとドラえもん感ある

ぬいぐるみを取り出す先生

懇切丁寧な解説とスクリーンショット盛りだくさんのスライドで、フォトグラメトリのモデルの実際の作り方を学ぶ。
先生は自家製の野菜をフォトグラメトリでモデリングして、さらには自分の部屋まで再現し、でついには普通にモデリングしてトラクターまで作ったそうな。まさにVR農家だ(現実でも農家らしいけど)。
本来その分野に縁遠かった人が、テクノロジーの力を借りて新しい自己表現の方法を発見するって夢があってとても良いよね。いくらなんでもVtuberは増えすぎな気はするが。(ヘイト発言)

そんなこんなで授業終了

一見めちゃくちゃハードルが高そうな「フォトグラメトリ」という技術を我々の目線の高さまで合わせてくれる授業だった。作りたくなったら大した機材がなくてもできるのだ。「やろうと思っても出来ない」から「やろうと思ったら出来る」となったことが大事だ、自分も含め大半の人はきっと「選択肢」に無いと動かない。自分から選択肢をこじ開けられるのは稀だ。きっと皆、今日の授業でフォトグラメトリが「選択肢に入る」ようになったはずだ。現実からアイテムをいっぱい持ち込もう!

機会を見て我が家にあるIKEA製ブローハイ君(100cm)を持ち込んでみるか。
・・・もう普通にありそうな気がするな。


放課後交流会

今日の放課後は2組と合同で遊ぶらしい。主催の二人に感謝。

主催の二人
多いな!!!

ワールドに到着すると挨拶もそこそこに2組も含めわちゃわちゃタイム。
目に見える光景のカオス度いつもより倍以上が高い気がする。2組のせいでしょこれ。突如ポールダンスを始める謎の集団もいる。絶対2組でしょこれ!
あまりの光景にツッコミをいれると、

「2組ではこれが日常の光景だから」

「日常の光景だから」

といわれる。よしわかった。2組はやばい。それに比べ3組はたまにゴリラが多数湧く以外は平和だ。

人数がある程度揃ったので、コードネームというゲームを行う。
主催やいろろんさんがルール説明してくれていたが、この男、写真撮影に夢中でルール説明を聞いていなかった。おや・・・?前も似たようなことをした気がするぞ・・・?

ルールを理解していない自分の代わりに戦うクラスメイト

1戦目は観戦していたら、人が増えすぎたようでインスタンスを分けることに。観戦していたグループは複数人で第二インスタンスへ。こちらは人が少ないので回答者としてプレイ。やり方はやりながら覚える、いつものスタイル。

2階にいる先生ズにカメラを向けたらばれてた!

2回、回答者側でプレイしたが、ヒント出題者の意図を完全に読みきれず大体2択まで絞って外していた問題が多い。ちのうしすうがたりない。inukunさん、ウッディーさん、悪いのは私です

inukunさんにヒントの真意を聞く。当てられなくてごめん・・・

そろそろお暇しようかなというところではたと気づく。3組のクラスメイトがほぼこのインスタンスにいないことに。そんなことも気にならないほど、楽しく遊ばせてもらった。

2組のみんな、一緒に遊んでくれてありがとう。

一番人が多いときにとった集合写真


終わりに

この日記、別のクラスの先生にも見られてたのか・・・危険な人物としてマークされている?

ところでこの日記を読んでくれている生徒の皆、そろそろnoteに日記を投稿してくれる気になりましたか?
noteの #私立VRC学園 タグを自分が一人で汚染している感じになっているのでだれかタスケテ・・・日記を投稿して中和して・・・twitterだけじゃ皆文量書き足りないでしょ・・・?

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