見出し画像

90's Heavy Metal/Hard Rock回顧 ⑨1998年

本シリーズも残すところ今回入れてあと2回。もはや1990, 1991年頃とは全く違う状況になっていた1998年に関しては、一気に6枚の紹介とその当時に行ったライブのセットリストを振り返ろうと思う。

Korn「Follow the Leader」

まずは何と言ってもKorn。前作で完全にハマった自分としては、待ちに待った三作目。私だけでなく多くの「ラウド・ロック」ラバー待望のこのアルバムとその後に続いた来日により日本でも一躍有名になった。
サブスクで聴くとその仕掛けはなくなってしまったが、CDでは確か5秒間の無音の楽曲が12曲・トータル1分続いた後に13曲目として"It's On!"が始まる仕掛けだったと思う。
楽曲としては1st Singleだった"Got the Time"や、PVが印象的な"Freak On a Leash"が有名で今でも最新セットリストに毎回入っているが、個人的には"Dead Bodies Everywhere"や"Justin"も大好き。

ちょうどこの年東京で行われたFuji Rock Festivalには、Korn目的で参加した。まだ昼過ぎの、暑い時間だったと思う。

そしてその後の単独来日公演も参加。

東京ベイNKホール、懐かしい。この当時はよく来日公演やっていたなあ。
2回ともに"Dead Bodies Everywhere"がハイライト場面で登場している。NKの方は単独だったし今では絶対やらないような曲もやっていて貴重だったな。
こちらもどうぞ。


Fear Factory「Obsolete」

こちらも名作「Deamufacture」に続く三作目。前作からの流れを引き継ぎつつも、よりキャッチーになった印象。このアルバム後に出したGary Numanのカバー曲"Cars"はヒットしていたはず。
このバンドの来日公演は1999年2月13日に参加。この日のセットリストがなかったが次の日のがあったので掲載。

前半から中盤は新作中心に織り交ぜつつ、アンコールは怒涛の4連発。ちょっと音が微妙だった気もするが、ドラムは凄かった(と思う)。

Soulfly「Soulfly」

Sepulturaから脱退したマックス・カヴァレラが始めたSoulflyの1st。「Roots」のトライバルとミクスチャーの良いとこどりだし、多彩なゲスト参加も良く名盤。この後ゴリゴリにメタル回帰してそれも良いのだが。
こちらも1999年2月7日の来日公演に参加。都合により2月4日のセトリ掲載。
しかしこの頃はライブ行きまくってたなあ・・・

ライブには行けていなかったSepultura時代の曲も聴けたし、Nailbombもやってたなあ・・

Marilyn Manson「Mechanical Animals」

このアルバムも良く聴いてたなあ。でもその後はベストアルバムでの一部の曲しか聴き込んでなかったせいか、久しぶりに聴いたら「結構ゆっくりめの曲多かったんだなあ」という発見も。でもやっぱり今も昔も"Rock Is Dead"最高。
こちらも1999年1月8日の来日公演に参加。


System Of A Down「System Of A Down」

このアルバム聴いた時は衝撃だったなあ。1曲目のイントロのギター、"Sugar"の変態さ。「新たな時代」を感じさせてくれたこのバンド、2作目でさらに凄いことになっていくのだが、この1stも今聴いても最高。
このバンドも1999年初頭に来日したはずなのだが、確かZebraheadとどっち行くか迷ってZebraheadにしてしまって後で後悔した記憶が…その後Zebraheadはサマソニで何度も何度も見たが、System Of A Downはその後見れず…


Rob Zombie「Hellbilly Deluxe」

これも良く聴いた。ちょっとホラーっぽい雰囲気が特徴だが、いわゆる「ラウド・ロック」界でも5本の指に入るカッコよさだと個人的には思う。
こちらもどうぞ。


今回は一気に6枚振り返ってみたが、その他にもSlayerや新生Sepulturaなどや、この時代では中堅どころのNapalm Deathが1996/1997/1998年と3年連続で充実したニューアルバムを発表しているところが印象的だった。
最後にカバーは1991年デビューで、5枚目のアルバムを発表したCathedral。このバンドは別途全アルバムを通しで聴きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?