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THE BAY STRIKES BACK @ Zepp DiverCity Tokyo 20230923 ライブレポート

時の経つのは早いね・・・もうあれから1週間経ってしまったが、忘れないうちに所感を綴っておきたいと思う。

本ツアーはTestament, Exodus, Death Angelの3バンドによる、東京2公演のみ。いわゆる「80年代のベイエリア発祥のスラッシュメタル」を代表する3バンドが一気に見れる!というのが売り。80年代にメタリカに衝撃を受けた自分にとっては「80年代スラッシュメタル」という言葉が相変わらず甘美な言葉として響いてしまうのもあり、今回参加を決めた。とはいえ実は今までしっかり聴いてきたのは強いて言うとTestamentぐらいで(しかも90年代中盤ぐらいまで)、Exodusは「Force of Habit」をリアルタイムで聴いていたもののイマイチ響かず(90年代グランジヘビーの弊害か?)、Death Angelに至ってはそのインパクトのあるバンド名しか知らずロクに聴いたことがない、という状態で参戦を決めたのだった…

 まあ便利な時代でもありサブスクで聴きまくればいいか、と気楽に考えてておりApple Musicで確認したところ、まずTestamentは自分がリアルタイムで聴いていた6th「Low」までと、最新作の13th「Titans of Creation」しかないではないか!そしてExodusはほぼあったが2ndの「Pleasures of the Flesh」のみない…これに関しては聴きたいときはYouTubeで凌いだが…Death Angelはすべてあった!良かった!

というわけで前置きはさておき、本編に入る。当日は16:30会場、17:30開演で、事前に出たタイムテーブルを見ると21時過ぎまでは続きそうだったので直前に腹ごしらえをしてギリギリ17:30前に会場入り。Zepp DiverCity Tokyoは久しぶりだったが、やっぱり広くていいな、と。最後列の比較的人口密度の低いところに陣取り観戦開始。

1.Death Angel

いやあ、いいライブだった!音のバランスが良いし、演奏もタイト。個人的には完全にDeath Angel素人で、2023年になって初めて楽曲を聴いた状態なので、体に染みついた楽曲は正直なかったのだが、最近のセットリストもチェックしつつ臨んだので耳馴染んている曲も多かったので楽しめた。でも短かったなあ。3バンド出るしトップバッターなので仕方なしか。


2.Exodus

Exodusというと自分の中では、何度か来日公演でも見たSLAYERでの助っ人ゲイリー・ホルトのカッコよさと、リアルタイムでは「Force of Habit」からの入りで当時も何度も何度も聴いたが良さが理解できず、という2点だったが、ライブ前のBURRN!9月号の記事やヘドバンスピンオフでの記事などで、メタリカにも並ぶ「Bonded by Blood」の凄さなども見ていてかなりの期待大だった。
ライブが始まり「あれ、ギターの音しょぼい…」となる…3曲目ぐらいまではちょっと寂しい感じだったな。
今回のツアーは2日間あり、3バンドともセットリストは両日ともすべて変える!という話だったので期待半分だったのだが、"Bonded by Blood"も"Fabulous Disaster"も"The Toxic Waltz"もやらず…その点はちょっと残念だったが、ラストの"Strike of the Beast"は凄まじいスラッシュメタルを堪能できた。


3.Testament

前述のとおり、サブスクに90年代後半から2010年代のアルバムがごそっと抜けていたのもあり、予習としてもイマイチな状態で臨んだのだったが、事前のアナウンスで1st+2ndの日とオールタイムベストの日になる、と聴いていて、できれば1st+2ndで!と思っていたのだがこちらも外し…
ただ、"Practice What You Preach"とか"Souls of Black"とか、リアルタイムでギターのコピーとかも練習していた曲だったし、何と言っても実は1番好きと言っても過言でないぐらい好きな"Electric Crown”をやってくれたのが嬉しかったな。最後の"Into the Pit"もいうことなし。


総評として、選曲や音などで少し残念なところもあったものの、概ね満足のいく良いライブだったと思う。3バンドとも今までライブ体験をしたことなかったし、今回見れて良かった。
うん、これだからライブはやめられないね。

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