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認知症介護初期に済ませるべき「お金の整理」について[体験談]

割引あり

今回は、家族が認知症になった時にすぐに着手した「お金の整理」の体験談についてまとめました。少しでも参考になれば幸いです。



現実は甘くない!お金に余裕があると思い込んでいました…

血管性認知症になった家族は、お金に余裕がある方だったので、介護の面でお金に関して困ることはないだろうと思い込んでいました。

しかしながら、現実は甘くないもので、私の場合は、在宅介護を諦め、入居する老人ホームを選択するときに、「これだけお金があっても足りないのか…」と現実を知ることになりました。

施設選びについては、別で詳しくまとめようと思います。


お金の余裕の有無を、早期に把握しましょう

「収入・保有資産」と「支出・保険」を把握することで、何年間どの程度の出費ができるのかを初めて検討することができます。

また、出費項目の中には、「今の生活での出費」に加えて「施設での生活の出費」が増えることになります。本人の財産を守るうえで、余計な出費を減らすこと、不要なものは処分して現金化することをお勧めします。

しっかりと出費計画をしていても、要介護度の変化や突然の入院などに伴う「思いがけない出費」に驚かされることになります。ギリギリで計画するのではなく、いかに予備費を持てるか、は大切だと思います。


実際にお金の整理をしてみましょう( 「収入・保有資産」 「支出・保険」 )

「収入・保有資産」について、下記内容をチェックしてみてください。

「支出・保険」について、下記内容をチェックしてみてください。

【体験談】私が行った認知症の家族のお金の整理

本人の意思能力がないと処分や契約変更が難しいことは、意外とそれにかかる支出も多いです。見直しできるものを早急に見直していきました。

以下は、私の体験談になります。

もちろん、これが整理すべき内容のすべてです!というわけではないですが、私の家族は、支出の項目や契約が多い方なのかな、と思いますので、参考になれば幸いです。

【体験談】 ①保有資産を確認

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