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withコロナの中で国際結婚をするのに勇気と決断と行動力が必要であること




日本では婚姻届を提出する際に、

最悪代理人が行っても受理されます。

国際結婚の場合には各国々よって結婚方法が異なります

フランス人の夫と結婚を決断したのが

2019年の頃。

「来年結婚しよう!オリンピックの年と同じだね!」

と気持ちをワクワクしながら、結婚生活を

描いていました。


2019年の年末にはフランスへ渡航し、

一緒に親族達と街のレストラン貸し切って年越し。

「はぁ〜、来年には夢描いた結婚生活が待っている!!」

と喜んでいた年明けて日本へ帰国後、

コロナのニュースが流れた。

「コロナって何?ウイルス?中国で流行ってる??

え、私乗り継ぎで年末年始上海いたけど大丈夫だった?」

そこから一気にコロナは広がり、

全国ほとんど鎖国状態。

国際恋愛をしている人達にとっては

このウイルスによってこの時から苦しめられる。

そんなコロナの年の2020年の夏、

とりあえず結婚手続きに何が必要かを考え

まず本を買ってみた。



この本を読みまくったり、TwitterやInstagram、

国際結婚グループのオープンチャットなどを利用して

情報交換を行った。

オープンチャットでタイ人の方と結婚し

日本で暮らす事ができたという方に出会い、

その方に本当に丁寧な行政書士を教えて頂いた。

結局いろんなところからの情報で分かったことは、

フランス人との結婚の場合、

フランスで結婚しようと、日本で結婚しようと

どちらにせよ2人その時に揃っていないと

フランス側の結婚は認めないということだった。

例えば日本で婚姻届を提出する時に、

婚姻届を私だけが提出した場合、日本では夫婦として

認められるけれど、フランスでは一生夫婦として

認めてもらえないということ。

片方側では結婚していない状態のことを

跛行婚といい、

夫は日本では私が奥さんであって、フランスでは


独身であるから、妻を2人作れることにもなる。

私はこの話を知ったとき、すでに日本での婚姻手続きを

進めていた。

日本での婚姻手続きの場合には婚姻要件具備証明書

という

書類が必要であり、それを取得するのに時間もお金も

かけた。でも結局それが無駄だということに気づき、

本当にショックを受けた。

行政センター(市役所)で国際結婚手続きの書類を

伺ったりする中、隣では「はい!チーズ!」と言って

婚姻届を提出して夫婦と認められて記念撮影をしている

夫婦を何人も見かける。

「なんで、私はこう簡単に結婚できないの?」と

本当に落ち込んだ日々が続き、

紹介して頂いた行政書士と話し、

今現在コロナ中の鎖国状態の日本では

結婚をするのに2つ選択があると言われた。

1つ目は私が今まで9年間続けてきた仕事を辞めて

フランスへ行き結婚手続きを済ませてくること。

これは日本は入国不可だったが、フランスは日本からの

入国をokしている時期が多かったからである。

2つ目は知人訪問ビザというビザを取得し、

もしも成功したら婚約パートナーを入国させて

短期滞在期間中に婚姻届を一緒に提出するということ。

この頃はコロナでの隔離期間もあり、14日は

パートナーに会えない時期だった。

でもこのビザを利用して婚約者を入国させてる人は

まだこの当時はあまり例がなかったので、

はっきりいって確実かはわかりません。と言われた。

私は可能性があるかもしれない、でも無理かもしれない

知人訪問ビザを取得するか、

自分が仕事を辞めてフランスへ行くか本当に迷った。

知人訪問ビザを取得できなかった場合、

その時の時期がちょうど年度末であり、

ビザ不許可だった場合には私はさらに1年夫と

会えずに、仕事を辞められず過ごすということになる。

仕事は保育士をしていたので、途中で仕事を辞めるという

ことなんてができなかった。

1年担任を任されたり、9年も勤務を

続けてきたからこそ迷惑をかけられなかったし、

結婚するのにフランス滞在して

1ヶ月の休暇をとることはできるか?なども話したけど

無理だった。

私は年齢も年齢だったし、結婚の後には、

配偶者ビザの申請、ビザ取得後には新しいマンション探し、

私の就職、夫が日本入国したら就職探し、

妊娠希望があったため、

それを考えたらこの1年をどうしても無駄な時間に

したくないと思い、2021年3月に仕事を辞めて

フランスへ行くことを決意した。

仕事の同期にも9年続けてきてるのに辞めるのは

もったいない。という意見もあったり

職場の上の人達にもそのまま1年仕事をして

1年後を待つべきとも言われ、

自分の両親にはフランスなんてコロナがもっと

多いし、危ないしそんな中の渡航は許せないと

言われて

反対の意見も結構あった。

親との喧嘩、コロナでのイライラ、なんでこんなにも

自分のパートナーに会えないの????という

辛い気持ち。まるで夫がその時は1年以上

会えてなかったので、この世に存在しない2D彼氏

のように感じた。

多くのSNSではこのコロナで会えない状況のせいで

お互い絶えられず辛くて別れる人が続出した。

自分の気持ちも同じ状況だったので、でも周りには

国際恋愛してる人なんてなかなかいない。

この辛い気持ちをSNSで繋がった方々と

励まし合い、共感し合うくらいしかできなかった。

「よし。行くしかないよね!!」と自分で決心し

両親に反対されても自分の意志を伝え、

フランスへ勇気を持って渡航したのだ。

結婚手続きも無事終わりフランスでの結婚式いわゆる

セレモニーというものがあるのだけれど

それを行うのにも市役所行ってこの日に結婚ね!

と言われて、結婚日を自分たちで決められない。

決められる場所も時々あるらしいけど稀である。

結局結婚日は渡航した日から1ヶ月以上先だったので

フランス滞在は2ヶ月した。

無事長い長い結婚手続きを終えて、

日本に帰国しても報告手続きがあり、

結局2021年5月22日にフランスで結婚したが、

そこからビザを取得したり、マンション借りたり、

私がマンションを借りるのに仕事を就職し

夫を呼び寄せられたのは10月末。

なので6ヶ月もかかったのだ。

私にとって9年間も続けてきた仕事を辞めるのは

人生でとても大きかったこと。

仕事を辞めてフランスへ行くことは私にとっては

人生の分岐点だった。



だけど、あの時に思い切って行動して良かったと本当に

感じてる。

今現在コロナで入国がバスツアーは入国できるように

なっていて、経済を回すことばかり考えている気がする。

もっと、気にかけてあげるべき人々がいると思います。

自分が愛してる人、人生のパートナーになる恋人に

会えないこの状況をどうにかして下さい。

みんな泣いているのが現状です。

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