2024 全日本トライアスロン皆生大会 レポ【バイク編】

皆生トライアスロンのバイク競技についてのレポートです。

【バイク概要】
・皆生温泉海岸(米子市)からスタートし、南部町・伯耆町・大山町・日吉津村といった大山山麓を含む起伏の激しい140㎞コース。
・競技終了時間は15:30。スイム競技終了時間が9:00なので、6時間30分。
・関門エイド2か所(約90㎞地点:13:20、約115㎞地点:14:30)
・エイド7か所(うち約60㎞地点、約90㎞地点のみ捕食あり)
・約90㎞地点のエイドへスペシャルドリンクを置くことができる。

【主なルール】
・車両規制はほぼない。車道をキープレフトで進む。トップ通過後1時間以内は交通誘導で信号等で選手優先させてもらえるが、以降は交通規則に戻るため、信号待ちや一旦停止を順守する必要がある。
・約30㎞地点で降車し、地下道を歩く乗車禁止区間がある。
・修理故障は自己責任。公認サポートカーが回っている。固定サポートが約70㎞地点のエイドに滞在。
・ドラフティング禁止。
・警音器(ベル)装備必須。
・コースを外れ公衆トイレや自動販売機等を使用しても可。
・バイクボトルは各エイドで交換できるが数に限りがあるので、品切れの際は中身を移し替えることになる。また、ペットボトルの使用は禁止。

【レポ】
大会当日は雨模様。スイムスタート前から小雨が降ったりやんだり。
既に路面は濡れている状態でした。
気温は25℃位。天気予報も雨でバイクの時間に雨量も多くなる予報。

最初のトランジションを済まし、スタートラインを越えてから乗車。

まずは日野川土手の比較的フラットなコースを主要幹線道路を横切りながら進みます。交通規制があるので止められることはありません。

20㎞位の最初の給水所を越え、25㎞位のT字路までは平坦なコース。
フラットでスピードが出ない私はどんどん追い抜かれていきます。

けど気にせずついて行こうともしません。
起伏のある後半で力を使う想定でしたので。

そういえば雨の日にロードバイクに乗ったのも初体験でした。
ゴーグルが見えにくくなるのと、水たまりで道路の穴とか段差が見えにくくなること以外は普段と変わらず。一度濡れてしまえばって感じ。
体感的にも少し寒くなりましたが、山で慣れているし問題なし。

25㎞位のT字路から先は小さな起伏を越えていき、団地を抜けて地下道を歩いて通過する区画があります。濡れていると滑って危険なので注意。

地下道を抜けると再び乗車し、再度フラットな日野川土手を進みます。

その後、最後再び日野川土手に戻るポイントを通過し、交通量の多い幹線道路を進み、米子道脇の道路を進み、出川哲郎さんも充電バイクでやってきた大神山神社給水所を越えるとここから山登りになります。

往復路で3回通過するポイントから大山観光道路へ出て、ひたすら登ります。300m位登るようです。

登りの得意な私はスイスイ抜いていきます。
私のバイクより高価なバイクを抜いていくのは気持ちがいいです。

大山観光道路を右に折れる十字路からは、アップダウンのある横移動をしてチェックポイントのある第1折り返し地点へ。

第1折り返しから植田正治エイドまでは一気に下ります。
急カーブもあり慎重に行きました。
このあたりが雨がひどくて、豪雨。
警報が出るのではないかと思うほど。

雨の下りで周りがスピードを落としてくれたのは、正直ラッキーでした。

植田正治エイドから少し登り返し、再び下り基調のコースをラピスパエイドを目指していきます。ここの区間の下りが一番急で長いですが、急カーブがないのでちょっとマシ。

ラピスパエイドで補給ボトルを取り、妻木晩田の登りから第2折り返し地点の中山温泉(90㎞)までは交通量は少ないもののアップダウンと急カーブの連続で心身共に疲弊する区間。

今回のような雨の日には走りたくない区間です。
落車している方も見かけました。怖い。

少しづつ疲労がきて登りで抜けなくなってきてたので、中山温泉エイドでトイレに行ったりしながら大休止。
ゆっくりコーラ、おにぎり、梅干を食べました。

乗車中も羊羹と塩タブレットを摂っていたが、補給が少なかったようです。水分も足りてなかった。

ロードバイクに乗っていると汗に気づきにくいし、水泳後はさらにそうでした。補給が疎かになっていまうのはトレイルでも同じ。
幸い胃袋は強いので一気に食べても問題なし。

補給と休憩をしっかりしたら力が出てきて帰りは登りで貯金を作れました。

日野川土手に戻ったら皆生まで10㎞フラットコース。
ここがきつい。
どんどん抜かれていく、追いつけない。
スピードが全然違うのでマシンスペックの差を痛感。

最後はヘロヘロになりながら皆生に到着。
5時間30分。まあこのコンディションのなか上出来だと思いました。

バイクで気づいたのは、
・DHバーなしでも早い人はいる。
・給水で乗りながらボトル取るのはお互い気持ちいい。
・ボトル捨てるエリアが給水所に近すぎて間に合わない。
・マシンの差は如実に出る。

マシンスペックと補給の下手さを痛感したバイクでした。


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