迷いから学びへ。アラフォー主婦のメンター依存克服経験談
こんにちは、日最藍です。スピリチュアルを探求し、科学と結びつけるライターです。AI技術なども活用し、エネルギーワークやスピリチュアルな現象、脳の不思議とメンタルヘルスについて考察しています。見えない世界の秘密を整理し、解き明かしていきましょう。
これまでネットを通して様々なメンターに出会ってきた私ですが…。
あんな人、こんな人、あっちの業界、そっちの業界、幅広く見渡すこととなりました。その経験を通して「メンターの在り方」はとても大切な事だと感じるようになりました。
スピリチュアルでは、ありえない人をメンターにしてしまった私のエピソードを、ちょっと覗いてみたいと思いませんか?
依存しがちなタイプの人は、どんな在り方になるのか?今回はその経験談をまとめました。
メンターとは
まずはメンターとは一体何なのかを正しく知ることが大切です。
なにかトラブルや困難を抱えていたり、方向性を求めたりするとき、それを解決するために助言を求めるのが人間。自分が成長していく過程で出会う師ですね。
例えば作家、芸術家、俳優、歌手など特定の人のファンになった時、エンターテイメントとして楽しむのは勿論、よりコアな部分、その人の生き様やマインドに惚れることってありますよね。こういう場合もある種メンターの役割を果たしています。
スピリチュアルメンターはマインドの成長を促す
ではスピリチュアルのメンターは、どんな時に必要とされるのでしょうか。
つまり、精神が不安定になった時、考え方の指針を促してほしい時、スピリチュアルの教えを求めるようになります。
現代では一般の方もSNSにより簡単に発信者になれることから、受信側も自分の必要としている核心的な情報にピンポイントに辿り着けるようになりました。
「そうそう、これこれ!これが知りたかったんだよ!」と神にでも出会ったような気持ちになって、気付けば特定の人の発信を夢中になって応援していることがあるかと思います。
インターネット、書店、広告、歌、芸術、、、暮らしの中にはどこかしこと輝く答えが落ちていますが、SNSは手軽で無料なことから、頻回に利用する人も少なくありません。
特に国家資格がなくても、細かな気持ち、リアルな情報、現場の声、当事者の声は、とても響くものがあり、いつしか心の支えになっていることも珍しくありません。
スピリチュアル界でのメンター経験談
ではここからは、私のスピリチュアルで経験したことをシェアしますが、是非とも客観的な視点で読んでいただきたいです。「自分にも思い当たるところがあるかも、、、」とお思いの方は、ご自身の体験とシンクロさせてみてもいいかもしれません。
◾️スピリチュアルメンターとの出会い
スピリチュアルに興味を持ち始めた当初、私は苦しんでいました。
認知が歪んでいて物事の捉え方が異常に偏っている
自尊心が底辺
とんでもない自己否定型
考え方が極端に白黒で、柔軟性ゼロ
とにかく人生がうまくいかない事ばかりで、大迷走をしていました。「絶対に幸せな家庭にしてみせる!」と奮起して、踏み入れたのがスピリチュアル界でした。
そんな状況下で、当時2人のスピリチュアリストと親交を持つこととなりました。彼等と交流する中で教えてもらった思想をインストールしていきました。
彼等は自信に満ち溢れていました。
私は悟っている!
私は完全完璧なのだ!
あなたはまだまだだ!
教えてあげようじゃないか!
自分の最強っぷりを躊躇いもなくアピールするものですから、憧れ、本当にすごい人物なのだと信じてしまいました。私はすぐに彼等の「それは違う、こうしなさい、ああしなさい」の助言を求めるようになりました。
◾️スピリチュアルメンターの実態
スピリチュアル界にはカリスマ化された搾取型のメンターが多くいました。権威性を持たせる為、思想の世界の頂点に君臨するシンボルになり、信者を量産し、高いセッション代、グッズを売っていました。
私は宗教は変な絶対に引っかからない自信があったのですが、まんまと宗教と似たような構造のスピリチュアルビジネス、スピリチュアルコミュニティに陥ってしまったのでした。
むかし誰かが作った創作物語を利用し、その物語信仰のシンボルだと自称し、カリスマ化することで自身の地位を固めているようでした。
架空の肩書き(ツインレイ・非二元・涅槃・5次元・スターシード・ハイヤーセルフと繋がってる系など)で現実世界では獲得できなかった権威を、一発逆転で付ける事ができます。
私のような知見の狭い人、自己肯定感が低い人が権威性に引き寄せられ、熱狂的なファンができ、承認欲求を満たしたり、自己肯定感を上げます。
私が指導者として選んだ人たちも、もちろん同じでした。
1人は50代のツインレイのいる女性でした。
もう1人は自称涅槃の男性でした。
なんと私は何度も何度もこんな発言をする彼らに違和感を感じてきたのに、自分の修行が足らないせいで一つもコツが掴めないのだと思い、離れるまでに時間がかかってしまいました。
◾️未熟な指導者に依存すると、思考力が低下する
本物の指導者は、実績と知識、一貫性、誠実さ、人間性、そして優れたリーダーシップスキルを備えているものです。
上記の未熟な指導者は、自らの体験でしか物事を語らず、知識が浅く、方向性が定まらず、クライアント卒業させるどころか搾取してビジネスを成り立たせています。
その中で冷静に解決策を見つけていくのは至難の業です。指導者として不適切。情状酌量の余地はありません。違和感を感じたらすぐに手を引くべきです。
私は2人に関わった半年間の間に、みるみる考える力が落ちました。左脳が低下し、統合失調症のような症状が発症したのです。
考えが全くまとまらなくなり、思っている事を的確に喋れなくなりました。
会話は支離滅裂。四六時中頭がぼーっとしていて、頭がのぼせていました。
自分が特別な存在だと思う誇大妄想が起こりました。
日常生活に対する興味や動機が低下しました。
もともとあまりするタイプではなかったですが、輪をかけて社交的な活動や他人との交流を避けるようになりました。
簡単なことも覚えられず、記憶力が低下しました。
洗脳、依存、搾取するサイクルに陥ってしまったのでした。
スピリチュアル後に支えにしたメンター
そんな私がようやくスピリチュアルを止められたのは、キッカケがあります。YouTubeでたまたま見かけたこの方々の言っている言葉が胸に刺さったのでした。
アルーナ暁子さん
メンタリストDaiGoさん
お騒がせなお二人ですが、脱スピリチュアル当時は本当にお世話になりました。役に立たないスピリチュアル理論から、私を現実世界へと引っ張ってくれました。
◾️アルーナ暁子さん
ポジティブでいなければならない。
ポジティブになれない自分は価値がない。
スピリチュアル時代に、そういった強迫観念に襲われていた私は、彼女のこの「ネガティブになって良い」が胸に突き刺さり、貪るようにYouTubeの動画を視聴しました。
当時のスピリチュアル界では「ありのままの自分でいい」と言いつつ、実際はポジティブシンキングの同調圧力が働いていました。波動が低いのは良くない。他者を受け入れられないのは未熟である。いつしかポジティブになれない自分はダメ人間だと考えるようになって、精神が崩壊していったのです。
ですから自分の感情を受け入れてからメキメキと思考力が回復して、受容のコツが分かり、自己受容ができるようになっていきました。
ただし、きっかけになっただけで、今でもアルーナ暁子さんをリスペクトしているかというと、全くしていません。感謝はありますけど、彼女は搾取型のメンターです。
自身をカリスマ化して、自分は特別な覚醒をしたと謳い、権威性を上げています。信者を量産し、マルチ商法に誘導をしていることが分かり、危険を感じたのでした。その後YouTuberのケンケンさんが叩きに出て、被害者の救済が行われたようで、活動は止まっているようです。
幸か不幸か、私は彼女のお陰で歪んだ思考が矯正されたのは事実であり、変な気持ちではありますが、自ら一線を引けたことはベストな判断でした。
◾️メンタリストDaiGoさん
アルーナ暁子さんの次に私を釘付けにしたのは、メンタリストDaiGoさんでした。
彼のニコニコ動画をたまたま見た時、「変えられるものは変えていき、変えられないものは受け入れる!!!」というセリフが胸に刺さりました。次のステップがやってきました。有料メンバーにまでなって視聴する程でした。
彼は脳や行動の習慣を変えるワークを自在に操る才能のある方です。科学的根拠を元に作った、自立を促す様々なワークを紹介されています。
私は彼のお陰でものすごく客観力が身につきました。ガラリと見える世界が変わり、当時40歳のおばさんがようやく「大人になったな」と思うくらいの変化を味わいました。彼にはもとても感謝していますね。
ただ人を馬鹿にしたり差別的な言動が多く社会性に欠けている印象を受けました。自分に必要なワークに何個か出会えたことで、いつしか自然と動画を見なくなり、有料のサブスク動画は1年程で退会しました。
依存しやすい私は、どこの界隈でも引っかかった
スピリチュアル時代と打って変わって、アルーナ暁子さんとメンタリストDaiGoさんには過度に依存することはなく、上手に参考にすることができたと思います。しかしその後も続々とメンターを渡り歩くことになりました。
◾️発達障害界隈
その後私は、自分が発達障害ASDだと気づいて、Twitterで発達界隈をうろちょろしていましたが、また依存しそうな状況に陥りそうになりました。何とそこにも自身をカリスマ化している発信者が多くいて、憧れてしまったのです。
発達系インフルエンサーの一部には、教祖信者の異様な空気が流れています。客観性に欠けて極端な意見を交わしています。
発達界隈ではお金こそ搾取されないかもしれませんが、何のために情報収集しているのかを見失うと、必要以上に無駄な時間を過ごすことになってしまうと思い、フォローを外しました。
◾️自然派界隈
残念なことに、他の界隈でも引っかかってしまいました。特に自然派は酷かったです。これは発達界と同時期だったと思いますが、新興宗教やスピリチュアルの空想物語じゃなくても洗脳されかけました。思想強めの人が近づいてきて危うく陰謀論に足を突っ込みそうになってしまったのです。
あれは摂取してはダメ、これは危険。対極の存在を否定したり、バカにする。白か黒かの二極思考で、異常なほどな過激化。しかし情報がそれらしくて指向性も強いのでつい信じてしまったのです。
でもそれって私のやりたいことは、こんな対立や激化ではないと再確認し、足早に手を引きました。
個人や社会に害を及ぼす信念や理論は、危険な思想として扱われています。搾取的、過激、暴力的、科学的根拠の欠如、排他的、抑圧、、、どうして多くの人から嫌われているかの理由を考えることが必要だと思いました。
なぜ自分はメンターに過度の依存をしてしまうのか?
スピリチュアル界隈、発達障害界隈、自然派界隈、どこに行っても同じことを繰り返してきた私。数々のメンターに依存したり、依存しそうになった原因はこの一つに尽きます。
搾取する側も許せませんが、自分の内面にその理由があり、一つ一つ知ることが自己理解へ繋がる重要な鍵となりました。
そして、ここからが本当のスピリチュアルの始まりでした。自分に合わない思想を取っ払い、現実的なアプローチで自分の奥底を知り、受け入れて前へ進むステップに入ります。
この経験から学んだことは、自分自身の直感と洞察を信じ、疑問を感じたら即座に関係を見直すことの重要性でした。
もしこの記事があなたの心に響いたならば、自身のメンター関係を再評価して、健全な自立への一歩を踏み出してみてください。
詳しくはこちらの記事にまとめましたので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
以上がメンターに依存しやすかったアラフォー主婦のメンター経験談でした。
みなさまのご支援が、私の活動を続ける原動力となっています。価値ある情報をお届けできるよう、心よりのご支援よろしくお願いします。