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【FFヒーター取付編17】完璧に動いたよ。そう、FFヒーターならね!(Only on the Diesel heater!)

FFヒーター取付編16はこちら

前回、一気に送風ダクトと排気パイプを接続したので本日は電装・燃料系を仮組みしてテスト運転しますよー。

まずはハーネス類をヒーター本体に接続し、コントロールパネル、燃料ポンプに接続しました(寒くて写真撮ってない)。

次に、テスト用の小型タンクに

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軽油を400ccくらいかな?入れてやったり、スルハル金具のゴム栓を外したり、

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燃料を入れたタンクを燃料ポンプに接続し、

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グチャグチャですが、セットアップ完了ですよ。

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一酸化炭素検知器も置きます、念のため。

さて、バッテリーに接続しますと…

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コントロールパネルに表示が浮かび上がりました。
気温4度、ヒーターのテストにはぴったりじゃないですか。

ここで電源を入れますと、しばらく燃料ポンプがカチカチと燃料を送ったりしながら起動モードに入りまして…

1分くらいですかね?音が大きくなり点火・起動稼働したようです。
約1年ぶりに動くヒーター。
屋内(と言うかヨットの中)では初稼働です。

ご存知の通り設置場所はトイレの中、しかし温風は

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↑このダクトを通り、

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キャビンのここから吹き出します。
トイレのドアを開けて10分くらい様子を見ていましたが、問題はなさそうなのでドアを閉めて実際のキャビンの温まり具合を見てみる事にします。

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すっごい暖かい風がありがたい!
吹き口温度は60度を超えていました。
この温度計は華氏表示も出来るので一瞬華氏60度か?と思いましたが、60℉と言えば15℃くらいのはずですし、ちゃんと表示も”℃”になってますわ。

「すっげー!!音もキャビンにいたら全く気にならないレベルだし、完璧じゃん!やったぜFFヒーター!」

って思ってました(この時までは)。

差し板はせずに外に向けて大口を開けたキャビンですらポカポカと暖まってくる中で、鼻歌交じりにツール類をツールボックスに片付けたり、キャビン内を整理したりしつつ海を見に行くと

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富士山は見えませんが三菱のLNG船、タンクカバー付の船体が特徴的(サヤリンゴだっけ?)なDiamond Gasシリーズ(蘭か薔薇のどっちかは不明)が入って来るところだったので眺めたり、

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ヨットから降りたついでに、排気口の温度を測った(予想通りの温度)りしました。
排気温度は約140度、スルハル金具の内側は約120度、外側は50度くらいです。
このスルハル金具、すごいな。

さて、暖かいキャビンに戻りまして、キャビンは暖かいけど排気管とか熱いからトイレもそれなりに暖かいのかしら?なんて思ったものですから、トイレのドアを開けると…

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はぁ?????
レジスタンスによるサヴォタージュか???

(仏:Sabotage = 破壊活動)

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待て待て待て待て、落ち着け、自分!

この40分の間に何が?
と、よーく見ると… と言うか、よく見なくても落ち着いてちゃんと普通に見れば…

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なーんだ、ただ時空間が歪んだだけか。
ブラックホールによる強力な重量の影響でしょうか?
いやいや、なんだよそれ!
歪んでるのは時空間では無く、数日前に完成したばかりのダクトそのものです!

いやー、「熱」ですね…

参りました、そして脱力。
結構苦労して作った送風ダクトが…
そして送風口用に76mmもの大穴をヨットに開けてしまったので、何かこの穴まできれいに引っ張ってくるパーツか方法を考えるしかありません…

とりあえずヒーターは熱風を吐き出し運転に問題は無いようです。
運転開始から45分か…
このままあと2時間15分は動かしたいので、もはやキャビンを暖めると言う目的ではなく、

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おにぎりを温めつつ、各所の温度計測や問題点出し(すでに最大の問題、ダクト破損と言う事がおこっていますけどね)をこのまま続けます。
そして他の方法をなんとか考えないと…

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ドアを開けた状態でトイレの室温は17度(ドアを開ける前は多分25度以上だった)、正常に運転中。

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プレートの温度は60度、これも想定内(75度くらいのイメージでした)。

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送風ダクトまでの接続ダクトは50度いきません、触っても「ふーん」と言う感じ。 熱伝導率の高いアルミが蛇腹状の形(冷却フィンみたいになって表面積が多い)だからか??

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150度近い排気パイプに隣接する燃料パイプ(なんでこんな設計なんだろ)の一番熱くなりそうなホースクリップは38度。

トイレのドアを開けっ放しにすると

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こんな感じで風除けになるので、この状態で合計3時間ちょっと運転しましたが、各所の温度は最初の計測から大きくは変わらず継続運転しても問題無いようです。
いや、ダクトがダメなんだけどね…

そう、ヒーターはいいんですよ!ちゃんと動く!暖かい!静か!
3時間動かしてもバッテリーも燃料も減らないし。
完璧に動いたよ。そう、iPhone… いや、FFヒーターならね!
逆に動いてダメだったのはダクトですわ。
もうグニャグニャ。

試運転中に仕様を見たら、

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そうか…
もういっそこれを型取りしてカーボンとかで作ってしまおうか… とか、中にもう少し細いアルミダクトを入れて断熱材を入れて… とか、うーん…

げんなりした顔で歩いてましたら、

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マリーナの社長の奥さんが菜の花くれたので、家で辛子和えと、あと鮭の炊き込みご飯に混ぜて食べました。

次回、どうしたらいいのか… 送風方法を考えますわ…

FFヒーター取付編18へ続く