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【ハル塗装】The 9000 series is the most reliable computer ever made.

 「9000シリーズは、これまでに作られた最も信頼性の高いコンピュータです。」
と言うのは、2001年宇宙の旅の中でのHAL9000のセリフ。
何が言いたいかと言うと、ハルです。 そう、ハル塗装ね(タイトルも含めて長い前振り)。
1年以上乗られる事なく船台上に放置されたヨットを購入し、最初に考えたのはハルの塗装。 なぜなら、ちょっと前にハリウッドとかで流行った車の塗装のように、

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パッサパサのマット仕上げなんですわ。
いや、仕上げって言うか元々は艶やかで太陽光が反射するであろうグリーン系の色だったんでしょうけど、天然の力でこんな感じに仕上げられたみたいです。
どうせ古い船名消したりとかすると、そこだけ表面がやけに光っちゃったりなんかするのも目に見えてるし、バフがけを全体にしても小傷が消えるわけでもないので、思い切って塗装に出しました。
濃い色(今のグリーン系の色)の上に明るい白とか黄色とか塗っても発色が良くない気がするし(←勝手に思ってるだけ)、同じグリーン系か、あるいは真っ黒だな。
「よし、黒にするか!」
あまり深く考えず、こんな感じで決めました。
倒されたままのマストを立てて、古いバッテリーを交換し、最低限古くなったロープ・ハリヤード類だけ交換して水に浮かべたら一路秘密工場(京急油壺マリーナ)へ…

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行く前に一回

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勝手知ったる浦賀のヴェラシスに留め置いたり(この日は秘密工場が休みだったから)して、塗装に送り出しまして、時間を見つけては顔を出すようにしまして、行く度に…

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細かい部分がマスキングされ、サンディングされてたり、

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さらにサンディングされてたり…

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バッジを外してもらい、穴を埋めてもらったり(パテじゃなくてちゃんと樹脂でね)、

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太っといマスキングテープでマスクされてたり、

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ハルが塗り終わってたり、

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ホワイトのラインを入れるのにマスキングテープ貼ってたり、

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ピカピカに塗られ、着岸に緊張しそう。  そして…

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大雨の日に訪れると、ホワイトのライン、船底塗装と全て終わっていました!
購入した時と比較すると

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リノベーション感満載ですね。

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後ろから見ても、かなり印象が違います。

こんな感じで、梅雨や台風を乗り越えて約2ヶ月の期間でヨットの外観が美しくなりました。

この後、ホームポートの停電(台風15号ね)が復旧するのを1週間程待ち、帰りました。