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【Tips08】独立バッテリーに太陽神の力を与えて車輪も新しく

また訳のわからないタイトルではありますが、お付き合いの程を。

今ヨットに積んでいるバッテリーは2つ。
スターターを中心とするエンジン関連に接続されているメインバッテリーと、その他の機器(オートパイロットや魚探、灯火類等)に接続されれるアクセサリバッテリーです。

この2つバッテリーは、今のヨットの購入直後に日本製(日立化成)の重さ20kg以上あるヤツに買い替えたもの(これまでの履歴がわからないからね)。
どちらも(と言うか半年毎にメインとアクセサリはローテーションさせてるので、どっちがどっちと言うイメージはありませんが)十二分に働いてくれていますが、購入から3年が経過する来年の中間検査前後に買い替えようと思っています。

おっと違った!3つでした。
FFヒーター用に、更にもう1つバッテリーを積んでいましたよ。
以前に【Tips01】の最後の方に書きましたね。
前述の2つのバッテリーがアウトになった時でも、このヒーター用のバッテリーが更なるバックアップになったり、あとはマリーナや出先、海上等で僚艇のバッテリートラブルなんかがあっても簡単に渡せるように

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ケースに入れられ、細々とFFヒーター(と機関室のライトと機関室監視用カメラ)に電気を供給しております。
FFヒーターやモバイル機器の充電等の、ヨットの運航にはダイレクトに影響せず、そしてヨットのエンジンが回っていようがなんだろうが、気にせず使えるバッテリーをもう1個積んだれ!という感じ?
このバッテリーは完全に他の電気系統から独立していまして、どこからも電気の供給を受けていないものですから、たまーーに充電してやってました。
しかし、これから寒くなるにつれてヒーターの稼働時間が長くなる事は明白なので、家で発掘された小さいソーラーパネルでせめて少しでも充電出来れば… と言うのが今回の作業です。
ま、充電コントローラーも挟むし、ガンガン充電されるようなものではないですけどね。

と言うわけで、夜明け前のマリーナに来ましたが…
寒いし、真っ暗。
しかしそんな時も大丈夫、(苦労して取り付けた)FFヒーター稼働!

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気温10度を切っていたキャビン内、たちまち20度超に。

暖かいキャビンのバウバースで、今日の作業工程を再確認するか… とタブレットを手に寝っ転がりますと、なぜか意識は遠のき…

はっ!?


1時間以上経過してる…
「いやいや、寝てない寝てない!ちょっと瞑想してただけだから。」
ついでに気持ちも迷走してたわ!
なんのために4時過ぎに起き、寒い中マリーナに来たのかわかりません。
キャビンの中も明るくなってきていまして、このヒーターの温風吹き出し口から催眠ガスでも出てきていたのでしょうか?

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暖かかったせいで、完全に気持ちがゆるゆる。
ちょっと外の冷たい空気にあたって目を覚ますか、と海を見に行きますと

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もう日が昇りかけてるな…

そう言えば、FFヒーターの排気熱についてメールでご質問を頂いておりました。
その方にはメールで返信させて頂きましたが、一応情報共有と言う事でここにも書いておきます。w

↑FFヒーターは小さい炉の中で軽油を燃やしているわけで、こんな感じで排気口から結構な温度のガスが排出されます。
ウチなんかは隣のヨットに「よいしょっ」と乗り移れるくらいの距離で停められておりまして、

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最初のうちは隣のヨットのハルを排気で損壊しないだろうか?と心配し、2時間に渡って温度を測り続けましたが、そこはやはり所詮空気、30cmも距離があれば、ピクリとも温度計の針は上昇しませんな(デジタル温度計だから針は無いけど)。

さて、話が逸れましたが、ヨットで二度寝するために早起きしてマリーナに来たのか?と自問自答したい気持ちは胸の奥にそっと仕舞い込み、作業にかかります。

FFヒーターのテスト等で散々活躍した

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このケースに入ったバッテリー、久しぶりに引っ張り出しまして充電用の配線を追加。

次に、

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メインの電装系で使っている充電コントローラーの予備を引っ張り出して来ました。質実剛健で消費電力も少ない(←LCDとか付いて無いからね)安心、堅牢の電菱のコントローラー。
これに線とカプラーでハーネスを作ってやって…

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バッテリーは再度ロッカーに戻し、コントローラーは内壁にベルクロで取り付けてやります。
ここは、後でサイズを測って、いい感じの配電ボックス的な物を設置する予定なので、ハーネスとかも適当。

次にソーラーパネル。

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 小ちゃいやつね、多分20〜25Wくらいのやつ。
これとコントローラー間のハーネスも作ってやって…

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充電コントローラーと接続し、パネルをただただここに置くだけ…
いや、普段ヨットに乗る時は中にしまうから、もうこれでいいよ。
多分暖かくなったら撤去するし。

以上、作業終了。

あ!それから、先日ヨットを出した際、船台の左後ろのタイヤがギーギーと苦しげな音を。
もうタイヤのベアリングがダメだろうと言う見立てでしたので、交換をお願いしたのですが、選択肢は2つ。
「あなたの落としたのはこの金の斧ですか?それとも…」
と言う話では無く、

今と同じタイヤ
欠点 いつかまたベアリングが壊れる(海水に浸かるから壊れやすい)
利点 値段が高い(←これは利点?)

ステンレスシャフトのタイヤ
欠点 値段がすごく高い(←だから上のタイヤの利点がアレ)
利点 ベアリングが壊れない(なぜならベアリングレスだから)
リスク タイヤのゴムが剥がれたら結局交換(今のタイヤもそうだけど)

んーー、結局今回はステンレスの方にしました。
去年、右前のタイヤのベアリングが壊れた時は、普通のベアリングのタイヤにしたんですよね。
前のタイヤは左右にクルクル回る(ショッピングカートみたいな感じね)ので、見た感じゴムの負担が大きそう。
後ろのタイヤは固定されていて、ゴムは前のタイヤ程負担が無さそうなので、きっとゴムが剥がれたりとかしないはず!

で、今日来てみたら

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新しくなってました。
しかし船台もかなり錆が出て来ましたなぁ。
次回、エンジンの重整備で数週間木更津マリーナに入院する時は船台が空きますから、そのタイミングで錆落としと塗装ですな。
ピンクとか、変な色に塗ろうかな…

次回は、オートパイロットを家に持って帰って来たので

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もし作業が終わってれば、この辺の事を書くかも。