【ロープ類交換】大人はお金で解決のアイスプライスなピークハリヤード
各シートやハリヤードなどのロープ類を少しづつ替えていく作戦決行中ですが、今回はピークハリヤード(バミューダリグで言うところのメインハリヤード)です。
注文するロープの長さはいつものレーザー測距計で…
ガフスパーからマストトップまでの長さを測りまして、ピークハリヤードはおそらく12〜12.5mくらいだろう… と言う事で、
単色の8mmロープを注文し、
片側はアイスプライス加工をしてもらいました。
「お前、メインシートの時は自分でアイスプライス加工してたじゃん!」
と言うツッコミは無しでね!
自分で加工するの面倒だったんですわ…
ほら私も、もういい大人じゃないですか?
アイスプライス加工で小一時間取られるなら、1時間余分に働いて、そのお金で加工を外注してもお釣りが来るじゃん理論ですわ(お前は時給で働いてんのかと言われると、ぐぬぬぬ…ですが)。
ロープの他にも、別のショップで
8mmのソフトシャックルを買い求めました。
これは私、作るのに2時間とか2時間半とかかかります。
確かジブシート用のを作った時、「無法松の一生(三船敏郎版)」を観ながら作り始め、映画が終わった後、更に「ポテチ」を観始めて、大森南朋さんがホテルで監督の写真を撮るシーンくらいで完成した記憶がありますから、それこそ時間のかかる作業ですわ(なんてわかりやすい説明)。
手頃な色のダイニーマのロープも無かったし、これも外注!
しかし、8mmのソフトシャックル注文したら滅茶苦茶太いの届きましたよ。
加工前のロープがφ8って事なのね、これ。
この太さでガフスパーの取り付け穴に入るか微妙…
ま、一応これで役者が揃いましたのでマリーナに来まして…
ピークハリヤードとガフスパーの結束を解きまして…
太いながらも、ソフトシャックルをなんとかガフスパーの取り付け穴に通し、新しいハリヤードを固定。
しかしこのソフトシャックル太いな… 絶対気になって近々に変えると思う。
さて、これからが本番ですよ。
何が本番って、これから新旧のハリヤードを繋いで、ズルズルと引っ張って入れ替えないといけません。
まずは古いハリヤード(上)と新しいハリヤード(下)を…
針(前にティラーカバー作る時に買った革細工とかに使う曲がったやつ)と糸(麻手ぬい糸)で、
シームレス(なつもり)に繋いでやりましたよ。
「わー、どこがつなぎ目だかわからないー!」(棒読み)
とにかくこれが途中で切れたら、本当に色々と面倒な事になりますから、それなりに丈夫にね。
さて、一本になって、どこがつなぎ目なのかわからない(←個人の感想です)ハリヤードをスルスルと引き上げて…
マストトップブロックを乗り越え、ちゃんとマストを通って手元まで出て来るだろうか…
ズルズルズル… と引くと…
ズルッ…
ひゃっほう!普段なら「途中で切れた」とか「マストの中に何かあって引っかかった」みたいなトラブルになるのが私の常ですが、ちゃんと出て来ましたよ。
ふー、安堵。
シートストッパーに通し、ウインチに巻いて終了!
意外とすんなり、そしてなんの問題も無く交換出来たので、ちょっと驚いてます。
私の場合、何かしでかすパターンがほとんどですからね…
いやこの作業ねー、台風対策でマストを倒す作業の前週の週末にやってて、記事もここまで書いていたんですが、すっかり公開するのを忘れてて、ずっと下書きに保存されてましたよ。
この時台風対策をすると分かっていれば、マストを倒した時にしたのになー。
とにかくピークハリヤードは新しくなりました。
マスト周りのシート・ハリヤード類で、まだ古いままなのはレイジージャックの上の部分だけになりました。
これらが終わったらジブ、そしてアンカーか…