見出し画像

【ティラー】割れたティラーの応急処置

先日、浦賀水道を横断中に本船の曳き波に当たり、バキッという音と共にティラーとオートヘルムを接続するパーツがもげた。

と思ってよく見ると、木製のティラーの一部も一緒に割れていた。

オートヘルムが使えないだけならまだ良いとしても、このままだとティラーの強度に関わりそう…  特にウチの定置場所は毎回上架、帰港時には水中に沈んでいる船台に突っ込む事になるんだけど、水深が浅いのでラダーを上げた状態でしばらく進むことになる。 この時のティラーの負荷は結構なもので、力のない子女やぼっちゃん育ちで箸より重い物を持つことのない私なんかはヒーヒー言うくらいなんですわ。

画像1

とりあえずティラーを外し、割れた木片とオートヘルムの接続パーツに分けてみる。 これセルフタッピングビスで止まってるだけなのね・・

画像2

エポキシ接着剤でティラーと木片を接着(これは仮留めです)。
クランプが無いので、ただただボーっと眺めてる。

画像6

そしてFiberFixで外側からガチガチに巻いて、オートヘルムとの接続パーツを元のタッピングビスで取り付ける。 このFiberFix、硬化後の硬度がすごく高そうで、ちょっとティラーの修理には不向きだったかも・・(硬度が高いと割れるかも)。 そして自分でやっといてなんだが、このFiberFixという黒い樹脂が非常に不細工で泣けてくる。

泣いても修理は終わらないので作業は淡々と進めます。

画像4

オートヘルムを固定していたタッピングビスは6本、そのうち端っこの2本は使わずに、ティラーのその部分に5㎜の穴を開けました。 残り4本は形ばかり刺さってる感じで、実際には力は加わってないはず。

画像5

でステンレスのアーレンボルト(4mm×70mm)でもガッチリ固定。

ワッシャーではなく大きめのステンレスのプレートか何かを咬ませたかったけど、もうなんか面倒になってヤメ!「とりあえず」の修理なので、これで良しとします!

元々ティラーはちょっと汚かったので、スプルースやチーク材を積層して最後にクロスを張って透明なグラスファイバーで固める自作のカナディアンカヌーなんかでよく見るようなタイプを作ろうと画策していたので、とりあえずこれでOK! (と自分を納得させる)

ティラー製作編1に続く