マガジンのカバー画像

ワタシの視線

79
1994年にアメリカ上陸。アメリカに住む日本人としての私が感じたこと、思うこと。
運営しているクリエイター

#会話

郵便局でのできごと。これもまた他人との会話。

数週間前に郵便局に行った時、なんか見覚えのある年配の男性が窓口で私の対応をした。 Do I know you? I remember you somewhere. と言わなくてもいいことを口にする。なにせ家の外に出るのが週に一度あるかないかの毎日を送っているので、会話に飢えている。 隣町の郵便局にいなかった? Nope. That's Jerry. I've been here for 30 years. 彼の兄弟とかじゃなくて? Nope Really?! Y

続・秘密主義の友達。五年後の会話

ある日曜の朝。 Farmer's Market で、私の名前を呼ぶ声がした。ムスメが泳いでいたYMCAのチームがある街だから、知り合いに出くわしても不思議はない。振り返ると、あの「秘密主義の友達」がいた。 ムスコが大学受験の準備を始めた頃から距離を置いたから、何年ぶりだろう。5年か。2021年9月の記事には「数ヶ月前にまた連絡があった」とあるが、そのときにどんなやりとりをしたのだろう。それすら憶えていない。 いい年をして、聞こえないふりをするとか邪険にするような私ではない

あるBirthday Partyで。右隣に座った夫婦との会話と、その後Dianaと。

さらなる続編。 AmyとRob。40代半ばだろうか。子供はいないが、犬が二匹。Ex.とまだ一緒だった頃、パーティで何度か会っている。夏のパーティで、闇討ち宣言されて離婚したことは話した。 続きがあるのよ。 今度は何をやらかしたんだ、とでも言いたそうに息を呑むAmy。 離婚成立して半年もたたないうちに12歳年下の女性と婚約発表してね、これも闇討ちでさ、子供達にも家族にも事前に言わないでSNSで発表したのよ。 ….あなたにも言わなかったの? 言ってくるわけないじゃん!

あるBirthday Partyで。左隣に座った男性と。

続きを。 指定された席に座って食事が始まる前は、皆がワイングラスを手にして立ち話。知り合いを見つけて「久しぶり」と話しながら、そこに知らない人が割り込んできて「初めまして」と挨拶したり。 つくづく思ったのだけれど、女性は余計なこと無駄などうでもいいことを口にしすぎる。私はその会話に飽きる。そのくせ、同時に自分を見定められている、探られているような気がする。男性と話している時にはそれを一切感じない。彼らはシンプルで裏がない。 参加者のほとんどが夫婦。女性同士が知り合いで、

知人が超多い友達のBirthday Partyで。

先日、ある友達の60歳の誕生日ディナーに招待された。 彼女とはもう10年以上前、子供たちが公文に通っていた時、その待合室で出会った。彼女は編み物をしていて、その毛糸がそれはそれは美しい色だった。手染めの毛糸を見たのはそれが初めてかもしれない。 Madeline Tosh 大学時代に編み物の経験があった私は、その毛糸の美しさに呆然となり、それから編み物を始めた。 さて。 双子の息子がいる彼女には友人知人が多い。双子はうちのムスコの三つ下。ムスコの大ファンで、それから家族

しゃべる、しゃべる、しゃべる。

年をとると、日本人でもそうなるのだろうか。アメリカ人に多い現象なのか。 60代後半のお向かいさん夫婦が引っ越しすることになった。二人とも再婚でex-family(前の結婚から生じた家族。元夫元妻連れ子。)と友好に付き合い続けている。すでに引越し先に住んでいて、住んでいた家も売れている。昨日、最後に残った荷物を引っ越しトラックが取りに来て、その間うちに車を停めさせてほしいと頼まれ、私の用事がすんだら友達もきてるからおしゃべりに寄って、と言われた。 娘と夕食を済ませてから7時