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ワタシの視線

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1994年にアメリカ上陸。アメリカに住む日本人としての私が感じたこと、思うこと。
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#時間

その空いた時間を何をして過ごすのか。

ムスメが4月に17歳になる。運転免許をとるから、水泳の練習も学校も買い物も、私が同乗する必要がなくなる。どこへでも一人で行けるようになる。 「一気にヒマになるじゃん。一体これからその時間どうするの?」 結構な数の友達から真剣な眼差しで聞かれる。その裏にはやることがなくなって時間をもて余して呆然とするのじゃないかという問いが隠れているから、私は首を傾げてしまう。 私にはいくらでもやること、やりたいことがある。 幼児だった子供が大きくなって、一人でお風呂に入れるようになり

きちんとしてなくてもなんとかなるのは。

アメリカでの生活は、何が起こるかわからない未知の要素に取り巻かれているという感じがする。日本で育った私の目には、たいていが人為的なミスであることがほとんど。時間に遅れる。約束を守らない。予約していたのに予約されていない。決めておいた約束を直前になって変更する。事前に通知されているべきことがされていない。とにかくキリがない。そして、人為的ミスなのに「すみません」の言葉が続くことがほとんどない、といっていい。 今朝も11時から娘は受験する大学に提出する一斉テスト(SAT/ACT