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ワタシの視線

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1994年にアメリカ上陸。アメリカに住む日本人としての私が感じたこと、思うこと。
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#大学生

読書。"Redeployment" by Phil Klay

2014年に発表されたこの作品は、何度も何度も「読むべき一冊」などのリストに載った。 短編小説だとは知らず、最初の数編を読みながら、つじつまが合わない、登場人物がフォローできない、などと首を傾げていた、というのは内緒の話。小説によっては、異なる場所で複数の登場人物が別個にストーリー展開するのはよくあることなので、そのうち融合するのだとばかり思っていた。 著者には、イラクでほぼ1年の従軍経験がある。前線で戦ったわけではない。が、彼の作品は、前線で戦う(戦った)兵士たちの鮮明

女子高校生。“Taylor’s Version”で殺意満載。

ムスメはTaylor Swiftのファン("Swiftie")である。高校生大学生の年齢層は「信仰的」なファンと「まぁ聴くね」程度に分かれるらしいが、ムスメ曰く「Breakup song(別れた時の歌)」といえば、Taylor Swift、なのだそうだ。彼女はカントリーソングも好きなので、これまでに車の中でいろんなのを聴かされてきたけれど、カントリーソングのプレイリストも聞き飽きたある日、 ”Mom, what do you want to listen?" "Hmmmmm

大学生のインターンシップ。

今年の夏は、大学生の息子も高校生の娘も、職業経験でもありバイトでもあるインターンシップ (Internship) を経験した。 息子の大学は、たくさんの企業と連携して、このインターンシップの機会を学期中に提供する"Co-op"というプログラムで有名である。大学3年と4年の春学期か秋学期のどちらかに、つまり年の半分をインターンシップに従事する。生徒は大学に寄せられる、もしくは企業のウェブサイトの求人案内を見て、希望職種に各自申し込む。書類審査があって、面接の通知が来る。面接を