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バリ島ウブドを歩く㉒【竹の有効活用】

ウブドの街でも建設中の家屋を時々見かける。バリ島ではこのような太い竹を建築資材として使う。ここ数年のニュージーランドでの建築ラッシュで見てきた様子とはずいぶん違っている。

まず第一に、足場に太い竹を使っている。多分日本も、ニュージーランドと同じだと思うが、足場は鉄パイプで組むだろう。

足場を組むのに使われるであろう太い竹
資材は置き場がないので歩道に盛り上げておくのが普通

⤵私は高所恐怖症なのでこのような不安定に見える足場には、どうしたって立てない。こういう足場に乗って作業ができるのはプロのなせるわざだ。しかし、これを見て危険だと思うのは私だけだろうか。

竹を支柱にして板を渡す、すると足場ができる。


⤵例えばこのような竹の使い方は、どのような目的なのだろうか。2階の部分を一時的に支えているのだろうか。

⤵この竹の組み方は、足場ではなさそうだ。かといってコンクリート塀の支柱になるとも思えない。

こうなるとお手上げである。何を目的に竹が組まれているのかまるでわからない。


⤵こちらは、ちょっと今風。鉄パイプと竹の折衷足場だ。


最後に面白い竹の使い方を紹介。
歩道が陥没して50㎝くらいの穴になっていたと思われる。歩道の陥没はウブドと周辺地域ではよく見かける。インフラの技術が低いことを示している。

それはいいとして、なんとその穴を竹を割ったもので覆っている。誰がこの竹の上を歩くというのだろう。竹の落とし穴に自ら足を踏み入れる人がいたらお目にかかりたいものだ。が、しかし、見栄えという点では、穴がぼっこり開いているよりはマシということなのだろうか。

歩道にある竹の落とし穴

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